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サボるための努力を怠らない。

発達障害があると、一般の人よりも苦手なことが多いです。
忘れる事も多く迷惑かけることも多いです。

困っていなければ、無理に改善しようと頑張る必要はないと思います。
しかし、問題になったり、困ったり、悩んでいるなら改善を考えた方が良いです。

そこで、自分が行き着いた対処は、”サボるための努力”を積み重ねることです。
つまり人の助けを借りたり、最後は自分がやらなくても回る仕組みや方法を備えることです。

発達障害の診断を受ける前は、自己啓発に関する書籍を読んだり、セミナーを受講して改善してきました。
そして発達障害の診断を受けて、改善に関することに特化した方法や薬を試したりしてきました。中には同じ発達障害の診断を受けた人たちにアドバイスをいただいたこともあります。

残念ながら、どう頑張っても自分の力でどうしようもないことが分かってしまいました。

世の中には自助会なるものが存在していて、過去に参加しましたが、根本的な解決に至ることはありません。
情報共有という意味では、参加してみるのも良いと思いますが、主催者にしろ参加者にしろ発達障害に関する専門家のいるケースは稀です。

そして、どこかで越えられない壁に行き着きます。

じゃぁどうしよう?

私は諦めて4つの力を味方につけることにした

  1. 専門家の力

  2. 身近の人(職場や友人)の力

  3. 習慣・仕組みの力

  4. テクノロジーの力

⒈専門家の力を味方につける

精神科医やカウンセラーに相談することです。そこで、自分が困っていることを挙げて相談しています。ストレス社会なので精神科はどこも人気です。

長時間の相談を受けてもらえるケースは稀だと思います。

相談内容は箇条書きに最も大きな2、3個にまとめて相談されるのが良いと思います。
もし自分と合わない場合は医院・クリニックだと変えることもしてきました。
セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けることで解決の近道になる場合もあります。

クリニックを変えることが難しければ、専門家がしているYouTubeや出された書籍で勉強できます。

良い時代になりましたね♪

⒉身近の人(職場や友人)の力を味方につける

職場だと、会議等の時間になったら連絡をもらうようにしたり、リマインダーを送ってもらっています。

文章も苦手なのでチェックをもらうこともよくあります。苦手なことは、人の力を借りて乗り切ってきました。

代わりに自分が得意な作業的なことなど、力になれる点は進んで受けてきました。
ギブばかりだと人は離れていった経験があったので、気をつけるようにしています。

ちなみにnoteの文章チェックをしてくれる人がいないので、今のところ日をあらためて自分でチェックしてます。

意外と第三者目線になるると間違いに気付きます。書いてる時は気付かないのに、不思議ですね。

そのうちCHAT GPTにチェックしてもらおうと画策してるところです。

⒊習慣・仕組みの力を味方につける

物覚えが悪いので、人一倍のメモ魔です。初めは面倒ですが、やり続けていくうちに抵抗がなくなります。メモを取るノートは1冊に固定しています。複数あるとどれに書いたかわからなくなるので(笑)

アナログのメモだと検索に難があるので、以前からEvernoteといったデジタルも活用しています。

Googleカレンダーとかにやることを前日までに記載しておくこと。朝起きたら、リマインダーで知らせが来るようにしています。そうすることで忘れることが減ります。

よくあるのが、興味が他に移って、やることを忘れてしまうケースだと思います。それを減らすために記録するだけでは足りません。知らせてくれるようにしています。

次項のテクノロジーの力を借りると若干被りますが、私の場合、スマートウォッチで実施する時間の前にお知らせがバイブで来るようにしていることで、何度も救われました。

攻殻機動隊のように電脳化の時代が来ないかしら?

⒋テクノロジーの力を借りる

最後の手は自動化・半自動化です。

ここはテクノロジーの力を借りるしかありません。

おすすめはIoT化です。

うちでは、スイッチボットという有名なメーカの製品を使っています。
「スイッチボット ハブ2」は、必須の製品だと思います

ブラックフライデーには大きなセールをするそうなので、気になっている方はチェックです。

スイッチボット ハブ2

時間が来たら部屋の灯りをつけたり、エアコンを調整したりしてもらっています。

ロボット掃除機

隅っこや狭いところの取りこぼしがあるので、そこはクイックルワイパーで補っていますが、2、30分ほどかかっていたのが数分に短縮されました。
仮に掃除を忘れてもタイマーで定期的に掃除されるので、綺麗な状態が保たれます。

乾燥機付き洗濯機に始まり、ホットクックなどの自動調理器も導入しました。その後、食洗機。今回紹介したIoT機器。

どれもお金がかかるので、周囲の力や自分の力でできることは極力やる。
ダメなところをテクノロジーの力を借りると良いと思います。

一気に揃えることは私もできませんでした。少しずつ貯めては買い揃えてきました。

その結果、使える時間が増えて、余裕ができバタバタすることも減りました。

最後に

はじめに自分のできることとできないことの見極めが重要だと思います。

周りや薬、テクノロジーの力を借りることを厭わない事。なんでも自分で解決できるなら良いですが、そんなことができないから発達障害なのです。

周りの力を借りるにもコミュニケーション能力が必要です。
テクノロジーにしろ、お金がかかるケースが多いと思います。

自助努力すべきことはあります。何もが楽な訳ではありません。

しかし乗り越えたら、楽になることはわかっているので、今後も”サボるための努力”を続けていきます。

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