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NUANCE単独公演「ゆくヒナ くるキド」に触れて

先日ヌュアンスおひなこと稀咲妃菜さんの活動休止前ラストイベント「ゆくヒナ くるキド」というものがありました。

結構唐突な活動休止発表というのと、活動休止というのは卒業と比較するとどの程度で捉えておけばいいのか、という戸惑いが現実感が希薄な気構えであったと思います。

加えて、新メンバーの初公開、という機会でもありました。
新メンバーの加入は基本的にはめでたいことです。嬉しいこと。
これが同時に起こるイベントで、どういう顔してればいいのかわかんねぇなという感じでした。

イベント自体は、おひなを含めた4人の卒業公演と、新メンバーを加えた公開リハーサル、という構成。

卒業公演パートはこれが最後なのか…という気持ちが心の底にこびりついていましたが、
「しんみりしたくない、楽しく笑顔でいたい」
と言っていたおひなが、メンバーが、とびきり楽しい会にしてくれました。

そしてそのまま公開リハーサル。
生の新メンバーが見れたのも嬉しかったし、えっちらおっちらがんばっている様はがんばれ…がんばれ…!という気持ちにさせてくれる、ほほえましい暖かい会だったと思います。

そんなこんなで、さわやかな気持ちの残る活休前ラストの場(言い方難しい)になったなと、なんだか不思議だし、なんだか納得もある、あんまり感じたことのない感覚になりました。
これが、なんというか、不謹慎な部分もあると思うんですが、面白いもんだなあと思って。

メンバーの色、グループの色、プロデューサーの色、ファンの色、現場の色、もろもろが干渉しあって、こういう悲しいを引き摺るより楽しいの総量をできるだけ詰め込もう、できるだけ受け取ろう、という会になったんじゃないかなと思って。
ヌュアンスというグループならでは、というのがぐっと濃縮されていたような気がしました。

自分に見えてるものは全体の一端なので、その情報量でなにかをわかったような気になってしまうのは、あんまり品の良い行為ではないとも思うんですが、なんか、最終的に嬉しい、嬉しい場面に立ち会えたなって思いました。

稀咲妃菜さんの今後にいっぱいの幸のあらんことを。
ボン・ヴォヤーヌュ!

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