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駅のホームから落ちて電車を遅延させてもその電車に乗って帰らないといけない

昔、駅のホームから落ちてしまったことがあります。

うっかりといいますか、うっかり…うん、まあ、うっかりですね。
足を滑らしてしまった感じでこんなにどうにもならないことってあるんだって感じですってんころりん行ってしまった。
酔ってたか?
いやあ…お酒は飲んでたけど、そこまでは…と言いたくなってしまうんですが、やはりお酒がいくらか影響していたのかもしれません。

タイミングの悪いことにそこに電車がやってきてしまい、ホームの内側のえぐれてるところ?そこに転がり込んで事なきを得たんですが、当然ながらワタクシの状態が確認できるまで電車は動かないわけですよ。

ウンショとホームによじ登って、駅員さんがすっ飛んできてくれて大丈夫ですかっていう話になりまして、ワタクシとしては恥ずかしながら噂話で聴く、電車を遅延されると莫大な金額を請求されるという話に震えあがっていたんですが、駅員さんはやさしくて、無事でなによりです、みたいな感じで、簡単な調書?みたいなものを取られて、すいませんすいません…という感じで解放となりました。

で、出先から帰る駅だったので、結局その死ぬほど迷惑をかけたホームに戻り、遅延させた線に乗って帰らないといけないんですよ。
これはもうホントに自業自得でしかないんですが、穴があったら入りたい状態でして、車内の電光掲示板?に『〇〇~〇〇間に〇分の遅延』みたいなのが表示されるんですけど、あああ~~~~~~という感じで、いたたまれない気持ちになりながらガタンゴトンとなりました。

社会に大きな迷惑をおかけしてしまったし、一緒にいた知人にはちょっとしたトラウマを与えてしまったそうだし(それはそう)、しばらく落ち込んだし、自分が勝手に落ちただけなんだけど、駅のホームにいるのが怖いというか、ちょっとした突風みたいのでまた落ちてしまうんじゃないかとホームの真ん中で柱を掴んでないと待ってられない、というのがしばらくありました。

昨今、ホームにフェンスがあるのが都内では当たり前になっておりますが、当時は当たり前というほどではなかったので、そういうふうに時代が進んでくれて本当にありがたい、と改めて思います。


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