こんにちは。Jun Amantoです。

この記事の内容は、昨年僕のオンラインサロンEART LIFE LABO内だけに公開された映画「TENET」の解説記事から抜粋しています！

2020年10月25日
< ネタゴエシリーズ　
誰も知らない映画TENETの秘密> その5-2

＝映画の中で、最後までハッキリさせなかった
２つの科学的理論＝

1)親父殺しのパラドックスはないのか？
2)平行世界(パラレルワールド)はあるのか？

「サトール魔法陣テネット奥義」でいうと、答えはどちらもイエスです。
「サトール魔法陣テネット奥義」とは、パラレルワールドと逆行する時間に関する奥義です。

僕は最初からその視点で映画を見る事ができました。
まず、最初のオペラハウスの名もなき男と、エストニアカーチェイスの名もなき男は別人だと言う事になります。

冒頭、オペラハウスのミッションでプルトニウムを手に入れたCIAのエージェントを助け出します。脱出のために衣装を着替えていたCIAエージェント。そこへ、クロークの荷物の中にあったプルトニウムを持ってきた名もなき男は、

「これで間違いないか？！」
と確認してCIAスパイエージェントは
「そうだ！」
と着替えながら答えています。

ところが！！

エストニアのカーチェイスのシーンで消防車を使ってプルトニウムを奪還した名もなき男。

ニールに向かって、叫びます。
「なんだこの形は？
プルトニウムなんかじゃない！」

ニールは
「それが狙いだ！」
…と言います。

？？？？？？？？
…いやいや…プルトニウムじゃん！

あなた確認してたでしょ、オペラハウスで？？？
意味不明です！

この名もなき男は、プルトニウムを初めて見たかのような反応ですね。

難解なストーリーを追っかける事に皆さん注視しすぎて、いろんな事を見逃しています。

誰も、名もなき男が2人いると言う前提で映画を見ていないから、無理もありません。

つまり、この2人は別人で、

１、片方はプルトニウム奪還作戦で動いています。

２、もう一方は「キャットの救出作戦＝パラレル隔離作戦で動いているパラレル主人公」と言う事になるのです。

ちなみに、このエストニアでのカーチェイスで、キャットと名もなき男は、セイターの手下に捕まって回転ドアに連れて行かれます。

この時、ニールはどうしてたのでしょう？？
ニールは銃撃戦に巻き込まれて足止めを喰らい動けなかったと予想される…？
そうでしょうか？
その後、ニールは応援部隊を連れて2人を助けに来てくれます。

僕の解釈では、このニールと応援部隊…

パラレル人です。

おそらく、このタイムラインのニールはずっと銃撃戦をし続けています。

例えば、名もなき男が実はキャットが好きで、007のように世界の事より彼女を優先したとしてもですよ。
ニールまでそれに従い、更に応援部隊まで連れてキャットを助けに来るでしょうか？

おかしすぎます！！

少なくとも応援部隊はキャット1人の命など見捨てて、セイターを皆で襲ってプルトニウムを奪還しようとするはず！
そう思いませんか？

更に、ロータス社のフリーポートの倉庫で、名もなき男と逆行名もなき男が、自分同士で戦うという名シーンがありますが、
これもパラレルワールドの名もなき男とニールです。

＝ゴヤの絵を探す話はどうなった？＝

そもそもこのフリーポートでのミッションを、思い出してみましょう。

ゴヤの贋作を探して盗みだし、キャットに取り入ってセイターを紹介してもらう、というが目的だったのではないでしょうか？

それがいつの間にか五角形の建物の中心にあった不自然な空間に迷い込んでしまいます。そこには偶然、回転ドアがあって、逆行してきた自分が飛び出して来て戦う事になった？？？・・・・・・・・

絵を盗む話…途中で消えてしまってます！

これもノーラン監督の罠です！

この時、自分自身と接触すると対消滅するはずではないの？…と疑問に思う方もあるでしょうが、それは罠ではなく説明されています。

主人公は、初めて逆行時間に出る時、応援部隊の女リーダー、ホイーラーに
「防護服を着てね。でないともし自分に接触すると対消滅しちゃうからね」
…と言われています。つまりこの時の自分同士の戦いは、防護服を着ていたから大丈夫だったわけです。

まあ、どうせセイターは未来が分かっていたので先手を打って絵を別の場所に移していたので2人がゴヤの絵を探したとしても絵は見つからなかったはずですが……これは一般論。

ノーランの罠にハマってます！

この2人は…
実は、最初から回転ドアを目指してるんです！！

2020年10月25日
< ネタゴエシリーズ　
誰も知らない映画TENETの秘密> その5-3

＝名もなき男とニールは、別の目的のために建物の中心を真っ直ぐ目指してます＝

ゴヤの絵を探す話は、途中で忘れちゃった？
忘れてなかったけど行けなかった？

不思議に思った人はいなかったでしょうか？

思い出してください。
この2人、どう見ても最初から回転ドアに一目散に向かっています！ここはやはり、最初から建物の中心に行くのが目的だったと考えたら話はとてもスムーズです。

つまり「サトール魔法陣テネット奥義」から推察すると、この時の2人(とくにニール)の目的は
「回転ドアまでのルートの確保と場所の占拠」
…だったとは考えられないでしょうか？

＝もう一つのミッションが重なっている！
それは回転ドアの占拠だった！＝

もう一つのパラレルワールドから挟撃作戦があるとするなら、このシーンに写っている2人は途中からパラレル人に入れ替わっている…という事になります。

どこのシーンから？

主人公は、何故かエスプレッソを注文して倉庫に入っていきます…ところが、それが途中消えているんです。

気づきましたか？

途中で飲み干した？
どこかに置いてきた？？

いやいや、1分に数千万円お金をかけるハリウッド映画にそんな無駄なシーンを入れるわけがありません。

これにも意味があるんです。

つまり！！エスプレッソを持って倉庫に入ったシーンと、その次のエスプレッソを持っていないシーン。ここで、順行逆行世界線の2人と、パラレル世界線の2人の映像が切り替わっていると考えられないでしょうか？

つまりこの建物には2人の名もなき男と2人のニールの計4人いる…防護服主人公が回転ドアから出て来ると更にもう1人(見た目は順行逆行で2人)追加です！

1) 順行逆行世界線の2人の方は、このままエスプレッソを持ってゴヤの絵を探し続けキャットとの約束を果たそうとしています。

（この後生大事にエスプレットを持っていて何も使わなかった主人公！いや違います。ちゃんと使って絵を盗もうとしてましたが映画に映ってないだけなんですね。この三人ゴヤの絵奪還チームです。）

2)もう一組のパラレル世界線の名もなき男とニールは、フリーポートの不自然に空いた真ん中の空間に直接行きたいんです。少なくともパラレルニールの目的は完全に回転ドアへのルート確保？

（こちらは、エスプレッソ持ってません。五角形の建物の中心を目指すパラレル人チーム！回転ドアを確保して、飛行機の中にある、アル物を過去に送りたい訳です。）

＝そもそも飛行機はぶつける必要ある？＝

自然に考えてみてください…。　

この作戦。
飛行機を突っ込ませて火災を起こしてそちらに気を引かせておいて絵を盗む作戦…
これは、単にゴヤの贋作を盗みに行くためだけのものだったのでしょうか？そんな大掛かりな事をする必要があるでしょうか？
リスクが高すぎます！！

順行逆行世界線の2人の作戦はこうです。

フリーポートの五角形の建物の中では、エスプレッソを倉庫に持ち込んだ主人公が、他の絵に溢すか何か何かして、ゴヤの絵をすり替える…もしくは盗む…という段取り…結構地味だけど王道です。

飛行機とエスプレッソコーヒー、この対比を見せられた観客は「確かに絵を盗むのに飛行機ぶつける必要はなかったよなー」と気づくわけです。
ノーラン監督の罠！

その映像はパート2で出てくるはずです。

おそらくそこに自分の絵を出しに来たセイターが現れて一悶着あって、セイターはゴヤの絵を持っていってしまうと…いう下りが描かれるはず、
一応こちらはこちらで盛り上がりるでしょう（笑）

まとめると、
エスプレッソを持ち歩いている名もなき男と、一生懸命に鍵を開けている名もなき男は別人なのです！

＝何のために回転ドアを占拠したいのか？＝

僕が気になったのは、飛行機の中の金塊以外の積荷です。それらの積荷には全て赤字に白文字で「N」という文字が貼り付けられています。

（なかなか「Ｎ」のシールを貼ったコンテナの画像はネットに上がっていません。一つ海外の予告編がありました！画像は悪けれど、左奥の赤いシールは「Ｎ」と書いています。）

このコンテナを大量に回転ドアでどこかに送り届けたい、これがパラレルチームの計画！！空港の搬入口にはあった荷物には「IKAST JET」と 「N」と書いた荷物が並んで写っています。
「IKAST JET」…この意味はわかりません。

「IKAST JET」は、何かの会社の名前が団体名が…
しかし少なくともこの大量にある「N」というコンテナを、回転ドアに通すのがパラレルニールの目的であったとしたら？！
そのために回転ドアを長期間占拠して確保する必要があったとしたら…？

この事故の後、現場保存として長期間立ち入り禁止になる事は容易に想像できます。

実際、キャットが怪我を治したいとフリーポートに戻るか相談している時もニールは、あの事件までは警備は緩いと言っているので今は相当厳しく警護されている事が伺えます。

ニールの言った「保証する！(金塊にとらわれて)絶対誰もこちらを見ない！」

と言ったセリフは空港職員の言葉であるだけでなく、観客我々の事でもあったのですね（笑）

ここで言えるのは、少し前のシーンで、ゴヤの絵を盗む相談で

「それにはちょっと大きな仕掛けが必要だ」

…と「飛行機激突火災大作戦」の提案をしだした
ニールは、パラレルニールだった訳です。

ちなみに、この「N」という物質、お分かりのようにこの映画の真の目的は、「サトール魔法陣テネット奥義」の縦横クロスするTENETの真ん中の「N」です。

ここで「サトール魔法陣テネット奥義」の触りを少し、技法は奥義なので話せませんが解説します。

映画のストーリーとは直接関係ない裏設定だと思って聞いてください。

つづく

おまけ

皆さん公開してしまいましょう、この写真。
どうです？
このシーン覚えていますか？？
・・・・・・・・・・
答えは、「Ｎo」でしょう。

それもそのはず、このワンシーンは、映画「ＴＥＮＥＴ」の予告編で、ちらっと出てきただけ。
誰もその真意は気付かない。
そしてこのシーン、今回は使われていません！
つまり、本編にはない、パート２の一部がでてきしまった？！

＝「縦回り回転ドアだけの世界」＝

ここ、画面左にいる人の背中に注目してください。
フリーポートのコンテナに貼っていた「Ｎ」がみえます。
（赤くみえるものです）そして、もう一つ、ここの軍人達の姿に注目！
赤と青のワッペンがないですよね？？！

＝「未来陣は全員パラレル人？！」＝

つまり、この物語には、赤青の挟撃作戦だけではない「Ｎ」の戦いがある。

＝スタルクス１２の１０分間挟撃作戦＝

トラックでクラクションを鳴らすニール
主人公を引き上げたニール
金網の所にいたニール

全体で１０分しかな作戦に、
たった一つしかない入り口が崩れてしまって
こんな短時間でどうやってニールは金網の鍵を開けれるところまでたどりつけるでしょうか？道を知っている人がいないと無理でしょう。

この疑問「テネット奥義」だと簡単です。

パラレルニールは基地の詳細を知っています。

つまり、クラクションを鳴らしたニールはそのまま主人公をひきあげた。
金網のニールは・・・。

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＊「TENET」ネタゴエの記事は、オンラインサロンで先行限定公開されたものです！

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JUN AMANTO

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞（かぶくまい）を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。http://amanto.jp/jun