いつも運動を始めようと思っても、なかなか続かない。

だけど、久しぶりにあるフィットネスの体験会にエントリーしてみました。
行く前から、徒歩圏内か電車１本でいける場所でなければ続けられないという私の条件には合っていないのがすでにマイナスポイントでした。
それでも、週に二回以上通いたいと思わせてくれるのであれば、入会しても良いかなと考えていました。

しかし、実際には入会しませんでした。

スタッフはみんな20代で活気があり、客層は30代から50代前半という感じ。
エクササイズは楽しかったのですが、結論から言うと、スタッフの作り笑いやしつこい営業、子どもほど離れた若いスタッフからのタメ口に嫌気がさしたのです。

痩せたいとか体幹を鍛えたいといった要望を無理やり聞き出そうとしたり、「いいですね〜」といいながら時折見せるサムズアップ＆ウィンク。
あーここから早く逃げ出したいと思いました。

何を買うかじゃなくて、誰から買うか、でしょう。

このスタッフとはまだ関係構築されてないのに、年間20万円もの会費をどうしてもコミットする気にはなれない。

「じゃあ、もっと安い値段みる？」

またもやタメ口。

で、私のように渋るお客様用の料金プランを出してくる。
あるんだ？

安けりゃいいってことでもないのにな。

かなりの確率で入会するだろうなと想像がつきます。
現に一緒に体験にいった友達は全員申し込みましたし。
たぶんノルマもあるのでしょう。
だけど、このビジネスモデルに違和感を覚えてしまったので、向こうが必死になればなるほど私の心は冷めていく。

私は少し前から、友人が展開しているダンス系のオンラインフィットネスにも入会しています。
固定スケジュールでフレキシブルじゃないけど、いつも心のこもったクラスを届けている彼女が好きだから入会しました。

でもこちらのフィットネスはなんかちがう。
たとえ入会したとしても「いつ辞めようか」と考えながら時が経つのを待つのが目に見えてる。

若い頃、新宿や渋谷で若者に声をかけて高価な化粧品をローンで買わせる商法が流行っていました。
私はまんまとそれについていってしまい、36回だか48回だかのローンの申込書にサインをしそうなった経験があります。
でも当時はほんとにほんとにお金を持ってなくて、いくらローンを組んでも絶対に払えないという気持ちだけは強かったので、ずっと拘束された記憶があります。
そのうち持久戦になってきて、相手が消耗してきた隙に、すっと立ち上がってその場を去りました。
今になって思えば、エレベーターはすぐそばにあったし、誰も押さえつけているわけじゃないんだから、もっと早く立ち去れたのに。

ふと、営業トークを聞いているときにそのことを思い出しました。
デジャヴ？笑

徒歩圏内か電車１本でいける場所にあっても、もうご縁はないかな、と思った話でした。

ちゃんちゃん🎵