パリに居た頃はソルボンヌの学生証をフル活用して、ルーブルやオランジュリー、ジュドポーム、オルセー、ボンビドーなどの美術館を見て回った。学割だと格安または無料で入館出来るので、ツーリストの少ない時を狙って行けば貸し切りか？と思えるほどの快適な環境でのんびり過ごせて鑑賞出来たんで、暇があると美術館の中でウロウロして、歩き疲れたらカフェでボーっと過ごす。と言う、今思えば贅沢過ぎることをしてた。

日本も学生には格安か無料で本物の芸術品を観て触れる機会を与えて若い時に本物に触れる機会を増やさないと文化が育たないよなぁと思ったりもする。

で、話を戻すと、チュイルリー公園で日向ぼっこしながら散歩して、オランジュリーの睡蓮の部屋でソファに腰掛けて睡蓮眺めながら物思いに耽て、人が増えてきたらルーブルまで戻ってピラミッド前の池の周りを散歩しながらツーリスト見物して、ルーブルの地下のVirgin mega storeで新しいCDの視聴して、飽きたらバスかメトロでオデオン辺りに出て、いつものカフェでボーっとしてから帰る。ってのが暇な日の過ごし方で結構好きでハマってたパターンだった。うん、贅沢w

ルーブルのピラミッドは賛否両論あるのは承知してるけど、個人的には好きな建造物。小さなのと親子で並んでるのも良いし、美術館へのエントランスとしても明かり取りとしても機能してるし、中のエレベーターが洒落てるし、周囲のフランス式の縁から落水させる池とも綺麗にマッチしてるし、良い。 でも、一番好きなのは地下に入ると分かる明かり取り用の逆さピラミッドだったりする。なんか良いんだよね。地上の表からだとバス通りの中央分離帯の真ん中だからなかなか分かり辛いから気付かない人も多いと思うけど、、。

そんな私のお気に入りのルーブル美術館のガラスのピラミッドの設計をした建築家のイオ・ミン・ペイ氏が亡くなった。享年102歳とのことで天寿を全うされたのだろう。
ご冥福をお祈りする。

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