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何かをもってかれる場所

行きたいなって思ってて30年くらいたってた場所。サンリオピューロランド。
行ってきました。非現実世界をモチーフにしたランド、その世界の没入感がやべーなって基準になるキッカケって浦安のランドだと思うんですけど、ピューロのランドの世界は浦安的な完璧に作り上げられたものを享受する受身の没入でなくて、世界を口火に自分の偶像に対する思いやその場所に対するストーリーを自分で紡ぎ出すエネルギーが作り出す、参加者全員の思念の作り出す世界だった。
物凄く作り込まれているフロアもあるのだけど、その脇にはサンリオでは全くないキャラクターのエリアがあったり、作り込まれたアトラクションなのに天井は配管や配線がみえていたり、ファストパス的な(もうこの言い方ではない)チケット買って進んだ先は45分待ちの列の先頭の真横で気まずかったり、上と下のコントラストが激しいしくっきりしていて、ピューロランドにある矛盾を埋めようとするのかもしれない。そして、サンリオキャラクターの存在感が半端ない。矛盾した存在なのに矛盾したランドのなかではこれでいいんだよ!って説得力があり、自分の差異を埋める心の動きが全肯定されて、さらにランドにハマっていく。
ほんとよくわからないブチ上がり方した。
最後、キティちゃんと写真を撮るアトラクションにいったのだけど、実物みたら何かの魔法にかかったみたいになってしまった。

シナモン推しになりました。健気だし、手が短くてかわいい。


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