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セミナー感想 #2 量子コンピュータとAIの最前線

テクノロジーの理解は時代の要求である。知っているに越した事はない。最低でも、将来可能性があることをつぶさない程度には知らないといけない。量子ネイティブ世代の邪魔をしない!

なぜセミナーに参加したか?

エンジニアとして常に新しい技術は学びたいと思う反面、全方位学習は不可能。ニュース等で文字を見かけても全くキャッチアップできていませんでした。「量子コンピュータって何?」というレベルだったところに、このタイトルのセミナーが案内され、ラッキーって感じでした。

セミナー概要

日本IBM森本さんによる量子コンピュータの講演。コンピュータは18カ月でパフォーマンス2倍に進化、AIの要求パフォーマンスは12カ月で2倍、このギャップを解決しなければいけない。その救世主たるのが量子コンピュータであるという必要性から始まり、量子とは? 量子コンピュータとは? IBMの現在と今後のビジネス展望を説明いただきました。

セミナーで考えさせられたことは何か?

IBMの量子コンピュータの稼働率が9割以上、量子コンピュータ利用のための登録者数が20万人以上という数字がでてきました。私にとっては「量子コンピュータって何?」って感じでしたが、世界では20万人もすでに利用者がいることに驚きを感じました。また、量子ネイティブ世代の邪魔をしない!と最初に書きましたが、20万人がもっと増えていき、当たり前のように使う世代がでてきますよね。今ですらキャッチアップできていないのに15年後(自分が50代になった時)は、より新しいものに疎くなる可能性が高い。邪魔オジになりかねない。今日の講演は触りだけではありますが、こうした触りでもいいので常にアンテナ張っていかないといけないなと思うのと、若い人たちから学ぶ謙虚さを忘れないようにし続けたいと思った次第です。

ちなみに、IBM Quantum Experienceというサイトで量子コンピュータを体験できるとのことです。一度触って手触り感持っておくのもいいですね。

日本は有利な立ち位置にいる

日本はTech領域は米中に比べ遅れているが、来年にはIBMの量子コンピュータが世界で初めてIBM研究所をでて日本に設置される。量子コンピュータは暗号解読などにも利用もできるため、用途によっては世界のパワーバランスが変わりかねない。そのため、信頼できるところとしか組めないという要因もある。

質疑応答を簡潔にメモったものです。他にも日本が適している理由を回答くださいましたが、個人的には上記が気になりました。ポジティブに捉え、量子コンピュータ活用でいい成果だしていきたいですね。

おわりに

コロナを機にGlobisのウェビナーが急激に増えており、今週から週1で予約しているのですが、1.5Hでさくっといい話が聞けるのはすごくありがたいです。今後も可能な限り参加していきたいと思います。一般公開されているセミナーもあります。来週はtakramの田川さんがゲストですね。興味ある方はリンク参照してみてください。

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