誰でも理解しやすいコードの実現:エンジニアの実務においてChatGPTの活用事例を考える
自分も曲がりなりにエンジニアを長いことやってきましたが、ChatGPTの登場によって実務内容にもよりますが、うまく活用することで実務負担は大幅に減らせるなと思っています。😯
活用事例について考えてみました。参考になると嬉しいです。
文章生成機能を活用する
エンジニアはプログラミングコードを作成するだけが仕事ではありません。むしろプログラムを組む時間はほんの短い時間に限られています。
その他の時間で、設計書を作成したり日本語による説明書を作ったり、社内での会議資料やプレゼン資料を作成する仕事もこなさなければなりません。
エンジニアに限らずですが、このようなドキュメント作成においてもChatGPTはうまく活用できるかと思います。
文章なんてお手のものですが、エクセル関数だってお願いすれば作ってもらえる時代です。
関係ないですが、事務の方から「エクセル関数教えてー💕」って、時間を奪われることも無くなるのかなと思いますね。
(それはそれで少し寂しい気もしますが🙈笑)
自動生成機能を活用する
各所企業のエンジニアがChatGPTを実務で使うかどうかの賛否は置いておいて、プログラミングコードは誰が見てもわかりやすいのが理想ですよね。💁
「わかりやすさの基準」がエンジニアの間で統一されていれば良いのですが、残念ながらそれぞれのエンジニアにとって「わかりやすさの基準」は異なりますし、さらに同じ動きをするプログラムでさえ、エンジニアによって実装方法は異なります。
いわゆるレガシーコードってやつですが、以前の職場で、離任した方が作ったプログラミングコードを書き換えたくなった場合、他の方が解読できないという問題がありました。
このような問題は以前からありましたが、AIによる自動生成機能の登場により、この問題は解決されつつあります。
ChatGPTの登場により、他人が書いたコードでもより簡単に日本語で説明することができるようになりました。また、ChatGPTを使うことで、コードのベースになる大枠部分についても自動生成することができるようになりました。
詳細な部分に関しては、まだまだこれからのAIの進化に期待というところでしょうが、AIの自動生成機能で自動作成されたコードは、一定のフォーマットで書かれています。
そのため、他の人が読んだとしても理解しやすくなるかと思います。ChatGPTに限らず、こう言ったAIの技術をフル活用することで、エンジニアとしての理想に近づけるんじゃないでしょうか。
これから先の時代、自身でプログラミングを組めるエンジニアではなく、AI技術をうまく活用してコードを管理できるエンジニアが重宝されていきそうですね。
コードレビュー機能を活用する
ChatGPTは人の書いたコードをレビューすることが可能です。一定のフォーマットで書かれたコードであれば、正確性や可読性のレビューが可能となりました。
例えば、過去に自分が在籍していた金融業界のシステム開発現場など、コードレビューに関してもしっかり体制が整った現場であれば良いのですが、長期にわたった開発経験のない現場ではその体制は十分とは言えません。
経験値のあるエンジニアが現場にいればコードレビューをお願いすることは可能だと思うのですが、いわゆるベンチャー企業など人員が十分でない場合は難しいかもしれないです。
コードレビューは品質を担保するために非常に大切なプロセスとなりますので、この工程を無視するのは言語道断でしょう。会社内で管理するコードのフォーマットにもバラ付きが生じる原因になります。目先で困ることはないのでしょうが、長期で見れば問題が生じるのは明らかです。
ただ、レビューに関してはChatGPTの登場により一定のレビュー品質を保つことが可能になったかもしれません。適切に活用することで品質担保に一役買ってくれそうですね。
関数やクラスの命名規則の統一化
企業によっては開業から間もない場合、社内ドキュメントの社内ルール化までしっかりと時間を使えないって場合もあるかと思います。
1つの案でしかないですが、いっそChatGPTが出力する内容を規則として取り入れるやり方も面白いかもしれません。
特に関数やクラスの命名規則、コード内で使用している変数名などエンジニアによってバラバラになりがちな要素ですので、ChatGPTを使って統一化を図ってみても良いのかもしれません。
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