🔽原文

所要時間：12:54-14:07（1時間13分）

‘外車運転→飲酒の容疑’キム・セロン、採血検査’小細工’…「やりたいことはすぐに」やる’機転の良さ’

《キム・ジウォンのカカオトーク》
キム・セロン、江南署、飲酒運転の疑い
「採決検査後帰宅、結果は2週間後」
飲酒運転を認めも否定もせず、謝罪のない立場表明文
テレビでは外車ドライブ＋運転へのプライド
キム・セロンの’機転の利いた’対処に向けられる鋭い視線

[10アジア=キム・ジウォン記者]

《キム・ジウォンのカカオトーク》
‘包み隠さず、淡々と語る今日の話’キム・ジウォン10アジア記者が芸能・放送界の問題を厳しい目で辛辣に批判する。

まっすぐ育ったように思っていたキム・セロンが江南のど真ん中で道を外した。飲酒運転の疑いを掛けられているのだ。通勤路の市民たちに捉えられたキム・セロンの車体はよろよろと軌道を失い道路近くの構造物を破損した。一種の小細工のように’血液検査’で時間を稼ごうという作戦が、大衆の失望の色をより濃くした理由だ。一旦免れようという戦略なのか、立場説明文には’謝罪’の言葉もなかった。

去る18日キム・セロンの所属事務所ゴールドメダリストは、10アジアに「キム・セロンは正確な検査のために採血検査を行い、検査後、保護者同行のもと他の調査を受けることなく帰宅措置となった」と明かした。これに続き、「採血検査結果は2週間後にでる予定」とし「追って、警察の要請に誠実に従う」と伝えた。

ソウル江南警察によると、キム・セロンはこの日午前8時頃、ソウル江南区チョンダム洞で運転をしていたところ構造物に衝突した。通報を受けて出動した警察が飲酒感知器で血中アルコール濃度の数値を確認したが、キム・セロンは正確な結果のために採血検査を要求したことが明かされた。

混雑した出勤時間帯にキム・セロンが起こした事故のせいで市民たちは迷惑を被った。キム・セロンの運転する車が変圧器にぶつかり停電になり、交通信号が障害が生じ、近くの店ではカード決済ができなくなった。変圧器を保護する木材と石壇も破損した。

キム・セロン側が出した立場説明文にはどこにも’謝罪’の言葉が見当たらなかった。飲酒運転について認めも否定もしなかった。まず’状況’を叙述しただけの立場説明文で問題をかき消そうという戦略。

飲酒運転に摘発された状況であれば緊張もして当然だが、すぐに採血検査を要求したという事実にも驚きが隠せない。一部の運転者たちの間では現場で呼吸測定をするよりも時間を空けて採血検査をすれば血中アルコール濃度の数値を低めることができるからではないかという説が上がっている。余裕のない状況でも’時間稼ぎの手口’をはじめとし、事態収拾にとりかかるキム・セロンの機転の良さには舌を巻く。

2001年、雑誌’アンパン’モデルとしてデビューし、子役時代、映画’アジョシ’を通して有名になったキム・セロン。彼女は2020年放映されたtvN芸能’オン＆オフ’で5000万ウォン台の外車でドライブを楽しむ姿を見せた。キム・セロンは「18歳、免許をとれる年齢を迎えてすぐとった」、「道路走行と機能試験ですべて満点をとった」と運転に対するプライドを覗かせた。また、幼くして始まった芸能生活について、苦悩を打ち明けながらも「ゆっくり、したいことはすべてやってみよう」と肯定的な一面を見せた。それだけでなく、「したいことがあればすぐにやる。思い立ったが吉日」と並外れた推進力も垣間見せた。そうして利口な青春俳優に育ったキム・セロンが起こした今回の事故は大きな失望を招いた。

今回の件でキム・セロンがキャスティングされたSBSドラマ’トロリー’とNETFLIX’狩猟犬たち’にも飛び火し始めた。撮影に突入していない’トロリー’側は、状況を注意深く観察しており、すでに撮影中の’狩猟犬たち’側は「以後撮影日程は調整予定で、公開日程もまた十分な論議を重ねたのちにお伝えいたします」とした。ある放送関係者は「まだ大衆に公開されていない作品だが、被害が及ぶことが確実だとすると、制作陣もあえて危険を冒す理由はないだろう」とし、「嫌疑が明らかになれば、降板手順を踏まないだろう」と予測した。

飲酒運転で放送局から飛ばされた芸能人はたくさんいる。しかししれっと復帰した者も稀ではない。反省期間1～2年くらいを騒動が忘れられるまでの時間’休息時間’と見なし、こっそりとまた出てくる。飲酒運転摘発にも毅然と対処するキム・セロンならば、採血検査結果が出るころ、「飲酒運転の先輩たち」のように賢く謝罪し、反省、自発降板、自粛などの単語を持ってでてくるはずだ。しかし大衆はさらに厳しい目で判断するということを理解しておかなければならない。