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『ソフトウェアアーキテクチャメトリクス』素晴らしい

普段どこどこ行ったって記事しか書かないので想像だにしてないかと思いますが、私の職業はITエンジニアです。最近の関心は特にアーキテクチャ。
てことで、1月末に出た『ソフトウェアアーキテクチャメトリクス』を読みました。今年の個人的(暫定)最高傑作!
※暫定と書いたのは今年がまだ後9ヶ月あるため

と、ここまでなら別にあえて記事は書かないわけですが横に置いてあるもう一冊の本で何を言いたいかはわかりますね(再掲)
この本、今まで読んだオライリー本の中で(覚えがある限り)もっとも索引が優れてました。

具体的には、この本は10人の有識者による寄稿集なので、「階層化された索引になっていることで、一人の著者が主題としていることが索引を見ると構造的に把握できる」ようになっており、同時に、「このワードは複数の著者が言及してる。超重要ワードだ」ということを確認する効果もあるように思います。

さて、せっかくなので(?)出しに使ってる『索引の歴史』についても書いておきましょう。出しというか、去年(2023年)の個人的最高傑作です。
ずっと前から「書籍における索引の重要性(索引付けない本○ね)」を主張していたのですが、そんな索引オタ(?)の知りたいことがまるっと書いてありました。冒頭あたりで「台所のどこに何があるかを頭の中に覚えているのは索引作っていることにほかならない」という言葉に膝を打ち、取り上げられてる事例もいちいちおもしろいし、最後は帯にあるようにIT時代における検索などにまで及ぶと。ほんとおすすめなのでぜひ読んでください。

最後に『ソフトウェアアーキテクチャメトリクス』の方に戻って、表紙の動物はヤマツパイらしいのですが、国際自然保護連合が「最も懸念が少ない」に分類しているらしいです。
わかりますね?ソフトウェアアーキテクチャ(の発展)を見るときは「最も懸念が少ない」であるべきです。
現実がそうできてるとは言っていない……

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