雪の函館元町と八幡坂のこだわりカフェ
函館山の手前からベイエリアを見渡せる八幡坂。
八幡坂から港にかけての眺めは大変フォトジェニックで、この坂を中心とした元町エリアは、観光客に人気の異国情緒溢れる街並みです。
今日は八幡坂にある、ほっと一息つくのに最適な和みカフェを紹介します。
元町教会群を散策した際の休憩にもピッタリです。
雪の元町教会群
私が元町エリアへ散歩に行った日は、朝から雪が降り続き、気温は昼間から−7℃と、一段と冷え込みの厳しい日でした。
遠くの港も、雪に霞んでしまっています。
それでも雪の中の元町教会群は幻想的でした。
地元の人がほとんど出歩かない中、外国人観光客(主に中国系と韓国系)は精力的に歩き回って写真を撮っていました。
八幡坂のこだわりカフェ
そして観光客に人気のあるこのエリアは、おしゃれなカフェや個性的なお店も多く見られます。
私もどこかのお店に入って暖を取りたいと思ったとき、八幡坂の中腹に、1軒の素敵なカフェを見つけました。
八幡坂の途中にあるなんて、いいロケーションではないですか。
気になって入ってみると……
凍える屋外から入ってきた者にとって、なんとも暖かくホッとする場所でした。
私はさっそく、案内された席についてメニューを物色しました。
箱館元町珈琲店は、自家焙煎珈琲の店です。
メニューは、ビター、マイルド、エスプレッソ、ミルクコーヒーなど。
コーヒーにはかなりこだわりがあるようで、コーヒー豆〇グラムに対してお湯〇ccのように、濃さも何通りかから選択できます。
私はとっておきのコーヒーメニュー「八幡坂」の、豆25グラム・お湯200㏄を選びました。
コーヒーは香り高く、ほどよい濃さに仕上がっていました。
私はミルクと少量の砂糖を加えて飲みますが、ミルクを入れてもコーヒーの香ばしさは少しも失われません。
また、プラス450円でケーキを付けることができます。
私は「当店おすすめ」という、かぼちゃケーキを頼んでみました。
ところがコーヒーは先に来たのに、いつまで待ってもケーキが出てこないのです。
あとから来た人に先にケーキが出されているのを見たときにはさすがにカチンと来て、「かぼちゃケーキを頼んでいるんですがまだですか?」と尋ねたら、忘れられていたことがわかりました(汗)。
慌ててケーキを出してくれたスタッフのお姉さんは、会計の時に「せっかくご注文いただいたのに申し訳ありませんでした」と丁寧に謝ってくれました。
ふと店内を見まわすと、観光客の他に常連さんと思われる地元の人も来ていました。
八幡坂を通るいろいろな人が、このカフェに立ち寄っていくのかもしれません。
なお、写真撮影は他のお客さんを撮らなければいいですよ、とのことでした。
箱館元町珈琲館、木とコーヒーの香りに癒される、とても素敵なカフェでした。
ケーキ注文忘れの件はともかくとして(笑)、お店からは洗練された雰囲気と、上質なコーヒーで精いっぱいもてなそうとする心意気が感じられました。
コーヒーと薪ストーブで身も心も温まった私は、再び雪の元町を歩く気力を充電できたのでした。
なお、店ではコーヒー豆の販売も行っているようです。
元町散策のブレイクにおすすめのカフェです。
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