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雪の函館元町と八幡坂のこだわりカフェ

函館山の手前からベイエリアを見渡せる八幡坂。

八幡坂から港にかけての眺めは大変フォトジェニックで、この坂を中心とした元町エリアは、観光客に人気の異国情緒溢れる街並みです。

今日は八幡坂にある、ほっと一息つくのに最適な和みカフェを紹介します。

元町教会群を散策した際の休憩にもピッタリです。



雪の元町教会群

私が元町エリアへ散歩に行った日は、朝から雪が降り続き、気温は昼間から−7℃と、一段と冷え込みの厳しい日でした。

遠くの港も、雪に霞んでしまっています。

それでも雪の中の元町教会群は幻想的でした。

地元の人がほとんど出歩かない中、外国人観光客(主に中国系と韓国系)は精力的に歩き回って写真を撮っていました。

元町はレトロな街並みでいい雰囲気
遠くの海が雪煙で霞んでいる
八幡坂
ちょっとだけ雪が止んで、港の景色が見えた瞬間
函館ハリストス教会も雪に埋もれていた
カトリック本町教会は、内装までヨーロッパの教会そのものだったが、残念ながら中は撮影禁止だった
教会群の中にぽつんとお寺もあったりする(笑)


八幡坂のこだわりカフェ

そして観光客に人気のあるこのエリアは、おしゃれなカフェや個性的なお店も多く見られます。

私もどこかのお店に入って暖を取りたいと思ったとき、八幡坂の中腹に、1軒の素敵なカフェを見つけました。

八幡坂の途中にコーヒー屋さんの案内を見つけた
店の名は箱館元町珈琲店
北海道函館市元町31−11

八幡坂の途中にあるなんて、いいロケーションではないですか。

気になって入ってみると……

そこは木のぬくもりに溢れた、落ち着いた空間だった
店内には薪ストーブが赤々と燃えていた
ストーブの前にすわっているだけで眠くなってしまう……


凍える屋外から入ってきた者にとって、なんとも暖かくホッとする場所でした。

私はさっそく、案内された席についてメニューを物色しました。

箱館元町珈琲店は、自家焙煎珈琲の店です。

メニューは、ビター、マイルド、エスプレッソ、ミルクコーヒーなど。

コーヒーにはかなりこだわりがあるようで、コーヒー豆〇グラムに対してお湯〇ccのように、濃さも何通りかから選択できます。

私はとっておきのコーヒーメニュー「八幡坂」の、豆25グラム・お湯200㏄を選びました。

注文したコーヒーは「八幡坂」
コーヒーカップもおしゃれ

コーヒーは香り高く、ほどよい濃さに仕上がっていました。
私はミルクと少量の砂糖を加えて飲みますが、ミルクを入れてもコーヒーの香ばしさは少しも失われません。

また、プラス450円でケーキを付けることができます。

私は「当店おすすめ」という、かぼちゃケーキを頼んでみました。

ところがコーヒーは先に来たのに、いつまで待ってもケーキが出てこないのです。

あとから来た人に先にケーキが出されているのを見たときにはさすがにカチンと来て、「かぼちゃケーキを頼んでいるんですがまだですか?」と尋ねたら、忘れられていたことがわかりました(汗)。

慌ててケーキを出してくれたスタッフのお姉さんは、会計の時に「せっかくご注文いただいたのに申し訳ありませんでした」と丁寧に謝ってくれました。

当店おすすめというかぼちゃケーキ
ナチュラルで素朴な味がした
注文を忘れられていたことはご愛敬(笑)


ふと店内を見まわすと、観光客の他に常連さんと思われる地元の人も来ていました。

八幡坂を通るいろいろな人が、このカフェに立ち寄っていくのかもしれません。

なお、写真撮影は他のお客さんを撮らなければいいですよ、とのことでした。

カウンターからも、なんとなくオーナーのこだわりが感じられる


箱館元町珈琲館、木とコーヒーの香りに癒される、とても素敵なカフェでした。

ケーキ注文忘れの件はともかくとして(笑)、お店からは洗練された雰囲気と、上質なコーヒーで精いっぱいもてなそうとする心意気が感じられました。

コーヒーと薪ストーブで身も心も温まった私は、再び雪の元町を歩く気力を充電できたのでした。

なお、店ではコーヒー豆の販売も行っているようです。

元町散策のブレイクにおすすめのカフェです。

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