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世界50か国訪ねた私の何度でも行きたくなるくらい好きな国

今日は久しぶりに海外の話をします。

私はこれまでの人生、多くの国と地域を訪れる機会に恵まれてきました。

コロナ以降は旅行のペースもダウンしたものの、これまでの生涯で50ヶ国を訪れることができました。

どの国もそれぞれ個性と良さがあり、行って良かったと思える国ばかりなのですが、その中でも何度でも行きたくなる「押し」が出てきます。

今回は私が訪ねて来た国の中で、特に好きでたまらない国をピックアップしてみました。

それらの国と、それぞれの魅力について語りたいと思います。

それらの国への旅行を考えている人の参考になればと思います。



アイルランド

ヨーロッパ北部、グレートブリテン島の隣に浮かぶ島国アイルランド。
ケルト文化が息づく神秘的な国です。

アイルランドを初めて訪れたとき、その奥深い魅力と愛らしさに一目惚れしてしまいました。

アイルランドと言えば、広大な自然とケルト遺跡が有名ですが、街もとてもかわいくて魅力的です。

世界遺産の遺跡・ニューグレンジ
コネマラ地方の森の中にて
妖精が住んでいそうなかわいい小屋があった
田舎の方へ行くと、よく羊の放牧を見かける
湖の畔のカイルモア修道院
アイルランドの旅といえば、かわいらしいB&Bを探して泊まり歩くのが楽しい


アイルランドの多くの街はこじんまりとまとまっていて、旅行者にとっても散策しやすいです。

古い石造りの家や、写真映えするカラフルな建物が並び、まるで箱庭のよう。

アイルランド南部の港町キンセール
ここはカラフルな町並みで有名
アイルランドで最もかわいい村に選ばれた「アデア」
アイルランド最西端ディングル半島の港町ディングル
小さいがカラフルでかわいい町だった

そして街角のパブからは、リズミカルなアイリッシュ音楽の演奏が聴こえてきて……

そんなアイルランドの中でも特にお気に入りの街は、レンスター州の中世都市キルケニーです。

キルケニー
キルケニー
キルケニー
キルケニー
キルケニーの象徴・キルケニー城
かわいい観光列車
黒と黄はキルケニーカラー
キルケニーの名所の一つ「聖カニス大聖堂」
キルケニーの名物パブ「キテラーズ・イン」の中
14世紀の、アリス・キテラーという女性の住居を改装したパブ
キルケニーではよく猫を見かける
マザーグースの「キルケニーキャット」の伝説にちなみ、ハーリング(ゲーリックスポーツの一種)のローカルチームのマスコットが猫となっている
それについては、また別機会に詳しく書きたい(笑)


キルケニーは美しく整備された街ながら、中世の香りが色濃く息づいていて、何度でも訪ねてみたくなる街です。

アクセスは、首都ダブリンからバスで2時間程です。

ドイツ

私の中でドイツは、ヨーロッパ・オブ・ヨーロッパという印象です。
ザ・ヨーロッパって感じのものが揃っています。

お伽の国のような木組みの家、古城、城壁の街、かわいらしいプレッツェル、ビールの国ですがワインも名産品が多い。

ドイツの3大美城の一つ「エルツ城」
ロマンチック街道の城壁の街・ネルトリンゲンを俯瞰したところ
ドイツの木組みの家
丸い胴体の瓶がかわいいドイツ・フランケンワイン


旅しやすいのもドイツのいいところ。

鉄道やバス等、交通網が充実している
治安が良い
英語がよく通じる
宿泊施設の数とカテゴリーが豊富

という感じに。

ドイツの中でも私が大好きな町は、ロマンチック街道のローテンブルクです。
ベタですけど(笑)

ローテンブルクのマルクト広場
ローテンブルクは「中世の宝石箱」と言われるとおり、どこを切り取っても美しく絵になる
ローテンブルクで最も美しいと言われるスポット「プレーンライン」
ショーウィンドウに飾られているのは、ローテンブルク銘菓「シュネーバル」
油で揚げた硬い生地に、砂糖やチョコレートがコーティングされている


ローテンブルクでは、町を囲んでいる城壁を歩くことができます。
城壁から見渡す町は、その角度によっていろいろな表情を見せてくれます。

マルクト広場には市庁舎や聖ヤコブ教会といった中世の建築物が堂々と建ち、観光客を出迎えています。

町の見所の一つに「中世犯罪博物館」があり、中世時代の拷問具が展示されています。

このように、ローテンブルクは歩くだけでたちまち中世の世界に誘われてしまいます。

現代の旅人を魅了して止まない町です。

ちなみにロマンチック街道の終焉を彩る、ドイツ観光の目玉ノイシュバンシュタイン城は、できれば季節を変えて訪れるといいです。

私は夏と冬に訪れましたが、夏の新緑と冬の雪景色では全く違う顔が見られました。

夏の緑の中のノイシュバンシュタイン城の遠景
冬のノイシュバンシュタイン城
秋の紅葉の季節に行ってもいいかもしれない

サンマリノ共和国

ヨーロッパには小国、いわゆる都市国家がいくつか存在しますが、その一つがサンマリノ共和国です。

イタリアのアドリア海沿岸、山岳部に位置する世界5番目に小さい国で、世界最古の共和国と言われています。

アクセスは、アドリア海沿いの街リミニから直行バスが出ています。
所要時間50分くらいです。

バスは、ティターノ山山頂のサンマリノ市に到着します。

ティターノ山から見下ろす景色の素晴らしいこと。
まるで天界から地上界を見下ろしている気分です。

ティターノ山からの眺め

そしてサンマリノ旧市街は、まるで絵本の世界のよう。

初めてこの地を訪れたとき、この世にこんなに美しくファンタスティックな街があったのかと感動しました(笑)

サンマリノ市の中心・リベルタ広場
山の上に造られた街なので、坂や階段が多い
サンマリノの象徴は、国旗にもなっている旧市街を見下ろすように建つ3つの塔
こちらは第一の塔グアイタ
第二の塔チェスタ
第三の塔モンターレ
石の城壁を登っていくのが、RPGのラスボスの城っぽくていい(笑)
クリスマス時期には石畳の路地でクリスマスマーケットも開催される

サンマリノの人気土産は、コインや切手です。
特に絵柄の美しいサンマリノの切手は、いい記念の品になるでしょう。

そしてサンマリノでお買い物していると、意外にも物価が安いことに気がつくはずです。

それもそのはず、サンマリノはタックスフリーなのです。

コンビニで売られていたお土産用のチョコレート
値段もわりと良心的

旧市街には、おしゃれで個性的なショップが並んでいます。

ぜひゆっくり物色して、お気に入りを見つけたいものです。

細い路地の間に入ると、おしゃれなショップが見つかる

なお、観光案内所では、有料でパスポートに入国スタンプを押してもらうことができます。

サンマリノを訪れた記念にぜひ。

サンマリノ入国スタンプ


マルタ共和国

やはり外せないのはここ、地中海の島国マルタです。

Note でも、過去何度かマルタに関する記事を書いてきました。

マルタには留学経験があるため、第2の故郷的な感覚で、思い入れが強いのです(笑)

マルタは淡路島の3分の2程度の小さな国土面積ながら、その中にはギュッと魅力が詰まっています。

先史時代の巨大遺跡、城壁に囲まれた中世都市、紺碧の地中海が臨めるビーチ、おいしい郷土料理、フレンドリーな人々...…

枚挙に暇がありません。

首都バレッタの城壁とグランドハーバー
お気に入りの街・古都ムディーナのメインゲート
セントジュリアンのスピノーラ湾
「奇跡の教会」と呼ばれるモスタ・ロチュンダ
姉妹島ゴゾ・ビクトリアの中心に聳えるチタデル
マルタのご馳走・ウサギ料理

そしてなんと言っても、世界屈指の猫天国!

私の大好きなゴゾ島・シャーラの村で逢った猫


マルタの主な猫スポットについては、下記の記事にまとめました。

そんなマルタには何度も訪れていますが、まだまだ私の知らない場所があります。

そして季節ごとに、たくさんのローカルイベントが行われています。

中世祭、春のカーニバル、芸術祭、国際花火大会、クリスマスイベントとクリスマスマーケットなど……

小さいのに、何度でも行きたくなる奥の深い国です。

マルタには体の自由が利く限り、死ぬまでに何回でも訪れるでしょう(笑)


以上、現時点で思い付く、何度でも行きたくなる国を挙げてみました。

本当はもっと挙げようと思えば出てきてしまうのですが、きりがないのでこのくらいにしておきます(笑)

若いころはとにかく知らない国に行ってみたい、未知の国を訪れ新鮮な驚きを味わいたいと思っていましたが、最近は歳のせいか、気に入った国に再訪し、より深く知りたいと思うようになりました。

これらの国の魅力が少しでも伝われば幸いです。

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