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オペラが音楽史に入るのにミュージカルが音楽史に入らない理由【ChatGPTに質問】

今回は音楽史について個人的に問題に感じている疑問点をChatGPTにぶつけてみました。


Q. ミュージカルは通常音楽史で触れられませんが、何故ですか?オペラは音楽史で触れられるのに。

A. 確かに、ミュージカルは通常、音楽史の範囲には含まれません。それは、ミュージカルが純粋な音楽作品だけではなく、演劇やダンスと密接に関連するためです。つまり、ミュージカルは音楽に焦点を当てた作品ではありますが、音楽以外の要素も同じくらい重要であるため、音楽史に取り上げられることは比較的少ないと言えます。

また、オペラとミュージカルの違いにも関係があります。オペラは、通常は歌詞が外国語で歌われ、楽器と歌声によって音楽が主に表現されます。一方、ミュージカルは、歌詞が英語で歌われ、ダンスやセリフと一緒に物語を伝えるための音楽が使用されます。そのため、オペラは音楽性によって評価されることが多く、音楽史に取り上げられることが多いのに対し、ミュージカルは音楽以外の要素も重要であるため、音楽史に取り上げられることが比較的少ないのかもしれません。

Q. オペラも物語を表現しているし、ミュージカルも音楽性によって評価されてもいいでしょう。おかしくないですか?

A. 確かに、オペラも物語を表現しているし、ミュージカルも音楽性によって評価されることがあります。また、ミュージカルの音楽は独自の魅力を持ち、オリジナル・キャスト・アルバムや映画のサウンドトラックが音楽史において重要な位置を占めることもあります。

ただし、一般的に音楽史の範囲に含まれる音楽作品は、純粋に音楽に焦点を当てた作品であることが多いです。例えば、交響曲や協奏曲、オペラ、宗教音楽などは、主に音楽性によって評価され、音楽史に取り上げられます。

一方、ミュージカルは、音楽以外の要素も同じくらい重要であるため、音楽史に取り上げられることは比較的少ないと言えます。しかし、ミュージカルの音楽も、その時代の音楽のトレンドやスタイルを反映しており、音楽史を理解する上で重要な情報源となることがあります。

んー。屁理屈ですね。

でも実際、20世紀にヨーロッパのブルジョワ階級的価値観を保持したい芸術音楽論壇は、このような論理でミュージカルや映画音楽を「非・クラシック音楽」として差別し、「クラシック芸術」を保護してきたのでしょう。

ミュージカルや映画音楽が正式な「クラシック音楽史」に入らないのなら、我々は単に「音楽史」を知りたいとき、クラシック史のみならずさらに広い視点の「メタ音楽史」的視野を持って捉えるべきだと思うのです。

しかし、「ポピュラー音楽史」を追うと、今度は「ロック史」を始点とした物語で語られてしまいます。そうなると、ポピュラー音楽リスナーにとって「ミュージカルや映画音楽」は直感的に「前史」 「興味の範囲外」となってしまい、そのような音楽は「クラシックの範疇」という誤認をする人が大多数なのではないでしょうか。

これが、当noteで幾度となく主張してきた、「音楽ジャンルの分断」です。

ChatGPTではやはり、その常識的な「分断された視点」を克服することは、現状難しいですね。

その視点の克服を目標に今まで記してきた、「クラシックからポピュラーまで」を接続させた試みを、再度是非お読みいただければ非常に嬉しいです。


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