作業療法士が思う 今「ある」にきづくこと

 今日はお仕事で営業。自分が今やっている子育てママに向けたイベントについてフライヤーをおいてもらおうと県の女性応援施設へ出向きました。

そこで聞かれた私の前職「作業療法士」という仕事について。「作業療法士さんて作業を使って体を治すみたいなことですよね、どうしてこの仕事をしようと思ったんですか?」作業療法士という仕事がなかなか理解されにくい職業であることはわかっていたが、まず大体おどかれるのが、精神科で働く作業療法士がいること。精神科で何をするかといわれると、またこれが患者さんと手芸をしたり、陶芸をしたり。じゃあどのように治療に結び付けていくかというと、その人の今障害にあって困っていること(ないもの)より、その人が今何ができて、何をやってみたいか(今あるもの)に焦点化すること。「ある」ものにいろんな場の要素を使って(人・もの・場所など)その人らしく生活することを支援するのだと。

そしてグループを扱った治療形態が多いこともお伝えしながら、これって今やってる仕事、コミュニティづくりと近い、むしろ同じだなと思う。

自分で説明しながら、今まで説明しづらかった自分の職業がなんだかとても腑に落ちて、「そうそう、私あるものに目を向けることを仕事でもしていたし、私自身の得意分野だったんだ」ということに気が付いた。

ストレングスファインダーをやったとき、私の上位には「最上思考」があった。その人の得意な部分や良い部分を見つけて、それを最大限に生かそうとする性質。

伝えた担当者の方には作業療法士について「これは目からうろこです」と言っていただき、作業療法士が地域や社会で価値を生むこと、作業療法士の視点と自分の「好き」「やりたい」を掛け合わすことでまたいろんな発展があるんじゃないかとワクワクしたことでした。