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言語化

おはようございます。

貴方の街のスター
片山順貴です。

現在はこちらの公演に向けての稽古中です!

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さて、昨日は3日連続の稽古の3日目でした。
稽古内容ですが、

バーピージャンプ200回。

壁画?


まぁ、ただ痛ぶるために跳ばされたのではなく、

どうしても頭で芝居をしてしまうので、考えられないくらいに心拍数を上げてからシーン行ってみよう!!ってことですね。

今日のキーワードは、

フルパワー!フルボイス!フルテンション!!


こんな脳に酸素が行ってない状態でちゃんと台詞が出るのか、なんて悩む余裕もなく、
シーンスタート✨


結論から言いますと、「いい感じ」でした。

じゃあ何が「いい感じ」だったのかを言語化するのが僕の責務です。

まず、休む間もなく、セリフが始まります。僕はこれに応酬しなくてはならないのですが、
心拍数が上がってるので捻り出されるのは必然とフルボイス。

その中でも何故か、返せる。相手のセリフを聞いて割と適切に返せる。

多分、無駄が無くなったんだと思いますね。
いや、息切れとか咳とか足プルプルしたり無駄自体はめちゃくちゃあるんですけど、

頭で考えて自分の演技を相手にかけよう。
としてた邪念
逆に考えないようにしよう。
という邪念
無意識に出てくる固定されてしまった自分の演技。

これらの無駄は勝手に洗練されてる感じがありました。


舞台上ではアドレナリンが勝手にいっぱいでます。高揚感があります。今日ノってるな、みたいなこともしばしばあります。

だからこれを稽古でも常に出しとかないとダメなんですね。

それを感情とか感覚とか色んな言葉で呼ぶんだと思ってます。

舞台上に近い感覚が出せれば出せるほど、その中で会話が出来ればどんどん新しいものが生まれる。
それが、稽古
それが、芝居

なのか、、!?

まだ掴みきれてないんですけど、そんな感覚を「楽しい」と思う自分がいるのは間違いありません。


極限状態の稽古、

テンションをぐわっとあげて相手に訴えかけたあとに、落胆するシーン。

そこまで割としっかり立ててたのに、急に膝が笑ってガクッとなる。

たまたまと言われればそうかもなんですが、アドレナリンの分泌量を心が勝手にコントロールした。そんな感じがありました。

そのシーンでそんなに息が上がってるのも膝がガクガクなのもどう考えても自然じゃないんですけど、
如何せん言葉と動きは合うもんだから面白い。

あと、間。

聞いても脳に酸素回んないからか普通に息がつまってるのかわかんないけど、
間がとれる。
「こいつは何を言ってるんだ。俺はこんなに疲れてるのに」と本気で心で感じとった。

そして出来てるとこと出来てないところがあるが細かい動きや自分がやるべきことが発覚していく。

やるべき事というのはそのキャラの立場、やりたいことの優先度、沸点から導き出される台詞の外の動き、反応ということにします。

まぁ間も含めて「台詞の外」が全てと言っても過言ではありませんね。

相手の台詞の時や行間、これらが今まではやってるつもりでも止まってた、やってても嘘ついてた。って感じます。

今回はシーン的にも心拍数の上昇を割とそのまま落とし込んでも不自然ではない感じだったので、相手の台詞の時にも、もう早く言ってくれ!!とかそういう焦りとか地団駄とかがモロに反映されたのですが、
じゃあこれが例えば、なんでもない知らない人と会話する日常のシーンだったら?
母親のお葬式だったら?

これをどう落とし込むのかを考えるのが既に楽しいです。

とは、言えこのバーピーもステロイドのようなものです。
一時的にハイを作り出してますし。
これに頼らず自分をコントロールしたいです。

コントロールするって言うとまた、頭使ってカッコつけてるみたいになっちゃうんでそこがまた難しいですね。

言語化ってタイトルなのに全然言語化できませんね。何せ必死だったもんで。
こっからは紙のノートに書きます。

そして岡山大学の春公演も無事、千秋楽が幕を下ろしました。
その裏でバーピーを跳んでいた部員がいることを皆さん覚えておいてください。

大学としては皆様にお会いできるのは次回は夏公演でしょうか。

大学の稽古にもバーピー……
もう少し考えましょう。

長くなりました。

それでは、
ごきげんよう。

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