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この夏、35年ぶりに始めたこと。

こんにちは、じゅんぷうです。
インスタント焼きそばのソースを開封しようとする高1息子の動きがあまりに危なっかしくて、自分が高1のとき、土曜日の部活前に友だちとペヤングを食べようとしてソースをぶちまけ学食にソース借りに行った記憶がフラッシュバックしてびっくりしました!

この夏、その高1息子と一緒に弓道を始めました。
お灸の次は弓道。

じつはわたし、今の息子と同じ高1のとき弓道部に所属していたのです。ペヤングは弓道部時代のできごとです。学校に弓道場はなく、ふだんは校庭の片隅で巻藁に矢を射って練習し、土曜日などに隣の市の弓道場に行って的を射っていました。

ところが夏休みの合宿を終えて、2学期に入ったら急に萎えてしまい、退部しました。なんでだろう。35年前のちょうど今ごろ。

友だちに誘われて入った弓道部ですが(中学は誘われて剣道部…)それでも辞めてからもなんとなく体が所作、射法を覚えていて、ここ何年かでまたやりたい気持ちが高まっていたんです。韓国時代劇の見過ぎで←

9年続けたジャズダンスのサークルはコロナ禍で解散、その後始めたHIP-HOPもなかなか行けず辞めてしまいました。その間も弓道ができるところを調べ、年に1回、区のスポーツセンターで初心者教室が催されていることも知りましたが申し込みのタイミングが合わないこと2年。今年ようやく、申し込み時期に間に合ったのです。

息子とは時々、弓の話をしていました。わたしは韓国時代劇ですが、息子はMCU。弓使いのヒーロー「ホークアイ」もいるし、『シャン・チー』のケイティと弓の部隊が活躍するバトルは胸躍る見せ場でした。弓ってかっこいいよね!わたしたちも弓で世界を守ろう!!
ということで母子で始めました。

足袋または白靴下とのことで、足袋ソックス。

息子は息子で吹奏楽部の練習もありなかなかスケジュールのやりくりが大変でしたが、初回の練習からもうのめり込んでいました。

初心者弓道教室の参加者は20名。初日、全員そろった時点でわたしと息子は顔を見合わせてニヤッとしてしまいました。というのも参加者の年齢や関係性などキャラクターバランスが完璧すぎて、これであとコナンくんがいれば事件が始まっちゃうよ。次週、誰か消えてるよ?そんなミステリーな設定で始まりました。

教室は全7回。1日目はゴム弓という練習用の器具を使い、姿勢や手の内の体得。2日目はゴム弓で慣らしてから実際に弓矢を持ち、3日目ゴム弓のあと近距離から的に矢を飛ばし、徐々に距離を延ばしていって最後の6・7日目は実際の射位28メートルから射るという流れでした。

28メートル先の的。

3日目、初めて矢を飛ばす練習をしたとき、わたしも息子も初っ端から何本か的中したんです。この快感がやみつきになるんですよ。そして射るまでの内なる時間も、思い出しました。

35年ぶりでもわりとスムーズに所作を運べていたので指導者さん何人かに「経験者?」と聞かれましたが、息子はまったくの初心者なのに…やっぱりわたしたち世界を守るさだめなのでは。

練習を終えて外に出ると、この風景。

スカイツリーを見ながら「ここからあのてっぺんぐらい狙えるようじゃないと、世界守れなくない?」と話し合う母と息子。

そして全7回の教室が終了して、継続して弓道会のお試し練習に参加を始めました。

わたしたちの弓の道、始まったばかりです。

思わず『日出処の天子』を再読。

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