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トシちゃんにマシュマロ溶かされる「エル・オー・ヴイ・愛・N・G」

 家にプレーヤーはないけど「これは」というアナログを買ってしまうじゅんぷうです、こんにちは。

 先日、勤務先も出店し自分も販売に立っていた〚昭和レトロな世界展〛で、こちらのトシちゃんを連れ帰ってきました。

グリコの景品?? バッジも!

 同名映画の主題歌「エル・オー・ヴイ・愛・N・G」
 作詞:売野雅勇/作曲:小田裕一郎
 1983年11月18日リリース

 映画はたのきんシリーズではなく、トシちゃん単独主演作。この1983年8月に3球コンサートでたのきんトリオは解散して映画もたのきんシリーズは終了。1980年に歌手デビューしたトシちゃんの節目の時期だったかもしれません。
 恋愛初心者感まるだしBoyの明るくポップでいたいけなトシちゃんから、傷つき、駆け引きなんかも経験して、ちょっとキケンな香りのTOSHIへ…。
そんなキャラ変に合わせて、トシちゃんの中ではダンス意識も上がってきていて、同じ年の「シャワーな気分」あたりからそれは形になってきていると思われます。曲の振り付けとしての動きから、魅せるダンスへと。しかも「シャワーな気分」はマイケルキックもムーンウォークも組み込まれているし、衣装もかなりマイケルを意識しているのがわかります。 

 その半年後が「エル・オー・ヴイ・愛・N・G」なのですが、小学5年生だった当時のわたしに、この曲はそんなにキャッチーではなかったのです。でも今聴くとこれが超おしゃれ!

 ブラスで構成されるジャジーなイントロも、甘くメロウな歌部分も…作曲は大好きな小田裕一郎さん。
 サーカス「アメリカン・フィーリング」や聖子ちゃん「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「風は秋色」…キャッチーな頭サビと、まさにアメリカンなフィーリングの風を日本のポップスに吹かせてくれた方です。
 トシちゃんにはこれ以外に「恋=Do!」「グッドラックLOVE」も提供されています。

 女性コーラスとブラスが大人っぽく、溜めのあるゆったりとした曲調。最後に全女子が溶けたあのキラーフレーズが訪れます。

君のマシュマロ溶かしたいね
派手めのキッスでとりあえず

 映画の内容はトシちゃんが殺人事件に巻き込まれるサスペンスタッチなストーリーで、年上美女の多岐川裕美さんにひとめぼれ。年下男キャラではありつつ、この歌世界では恋愛初心者のド直球だけではないTOSHIが顔を見せつつある、そんな1983年でした。

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