たかが100年ちょっと前の出来事だというのに
たくさんの日本人がブラジルに移住した時のことを
私はほとんど知らない。

1908年にはじめて労働移民を乗せた船が到着したこと、過酷な環境の中での人間関係。
この本を読むまでは知らなかったことばかりだ。

ブラジルには日系の方が多いということは知っていても同年代でその経緯まで知っている人は少ない。

「ブラジル」「日系」を語る前に
ひとつの家族の物語として読んでおくといい。