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一人旅へ day3

人生と向き合う一人旅、三日目。

昨日はよく泣いたお陰で
よく眠れました(^o^)
子ども頃もよく泣きながら寝ちゃったな。

そう。
昨日読んだ本で、
私はアダルトチルドレンだということが判明し、
過去の生きづらさの謎が
ダダーとオセロゲームのように反転していくような納得と気づきを得ました。

*****

今日も同じ図書館に行って、
もう少し軽めの心理系の本を物色。

「お母さん、年末、実家に帰らなければだめですか?」
心屋仁之助著 廣済堂出版

主人公の30代の女の子が、
「あなたにピアノを習わせてあげられなくて申し訳ない」と一方的に嘆くお母さんに問いかける。

p.83〜

あのさ、お母さん。私、一度でも、お母さんに『ピアノをやりたい』って言ったことある?

はーーーーっ(ㆁωㆁ*)!!!

音大まで行かせてもらってなんですが、
私もこれを自分からは両親に言ってないわ!

今まで親にまともに褒められたことがない中学生の私。たまたまエレクトーンが少し上手だったことから

「音楽の道に行きなさいよ、ねぇ、そうしなさいよ、音大に行かせてあげるから。防音室も作ってあげるから。」

と、母ににじり寄られた記憶はある。

音楽は嫌いじゃないけれど、
私には実はもう一つ試してみたい道があったのだ。

(この瞬間、「ここは人生の分岐点だ。しっかり言葉にしないと」という意識があったのを覚えている)

「私、美術も少し勉強してみたいんだけ…」
言いかけた途中で、
「そんなのお金にならん!あんた絵だってそんなに上手くないでしょ」

ハエたたきよりも素早く、パチンッとその気持ちは叩き落とされたのだったのだった。

今までまともに褒められたことのない中学生の女子に、初めて親から褒められたことを突っぱねる意志の強さなど持てるのだろうか。

私は初めて褒められた嬉しさでいっぱいだった。
母は私に音楽をやってほしいんだな。
母の期待に応えたい。その想いだけだった。

ただ、音楽の道に進むには遅いタイミング。とにかく急げ!!それから、険しいレッスンの道がはじまった。

練習練習。テレビが見たい。ダメダメ練習。
ピシャリと閉められたドアの向こうでは、
家族が歌番組を見て笑っていた。
私は一人だった。

*****

そんな記憶がありありと蘇った一文だった。

あなたはどう思うの?
あなたはどうしたいの?

あの時、母とそんな話がしたかった。

*****

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お昼ごはんをすっ飛ばして本をよみ続けた後は、お宿近くのレトロ定食屋さんへ。おばあちゃん家に来たみたいでした(^o^)

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