並木順子

1996年にWEBマガジン「お花大好き」を創刊して以来、インターネット園芸大事典( h…

並木順子

1996年にWEBマガジン「お花大好き」を創刊して以来、インターネット園芸大事典( https://www.jiten8.com/flower/ )や著作権フリーのお花の写真、ガーデニングの裏技などでコンテンツを発信続けています。

マガジン

  • 山野草栽培の裏技

    山野草栽培の裏技について解説しています。

  • 花木栽培の裏技

    バラ以外の花木の栽培や剪定などの裏技を解説しています。

  • 球根栽培の裏技

    球根の植え付け方法や作落ちしないための管理法など球根栽培の裏技を解説しています。

  • 果樹栽培の裏技

    果樹栽培の基本と裏技をご紹介していきます。

  • ツルバラ栽培の裏技

    ツルバラ栽培の基本から裏技まで解説しています。

最近の記事

  • 固定された記事

10年ぶりに電子書籍を出版しました!

10年ぶりに電子書籍を出版しました! 下のバナーをクリックしてください。 Kindle Unlimited(読み放題プラン)で読むことができます。 今回は読者様からのご質問の多いバラ栽培について「バラの魔法:自宅の庭をプロの技で美しく彩る ―バラ好きのための31の裏技―」と題して書籍を出版することにいたしました。 「一年で大輪バラへのスピードアップ!」や「秋バラの花数を増やす方法」、「クリスマスにバラを咲かせる方法」など、目に鱗の31の裏技を掲載させていただきました。 バ

    • フレンチローズを楽しもう

      世界最初のハイブリッドティーローズが1867年に作出された「ラ・フランス」であることからもわかるように、フランスこそバラ育種の本場です。 それで、日本では最近までフランス以外で育種されたバラに対してイングリッシュローズなどという名前が付けられてきました。 ところが最近になって、デルバールなどのフランスのナーセリーが日本に進出してきたことから、フランス流の優雅で気品があって高貴な雰囲気をもった現代のバラがフレンチローズと呼ばれるようになってきました。 フレンチローズの特徴

      有料
      0〜
      割引あり
      • 鉢植えのバラの花つきを良くするための春の管理

        春の到来は、鉢植えのバラの成長と花つきを良くするために重要な時期です。 春の管理を適切に行うことで、バラが健康に育ち、豊かな花を咲かせる準備が整います。 以下では、鉢植えのバラの花つきを良くするための春の管理について詳しく説明します。 春の鉢バラの置き場所日当たりの良い場所を選ぶ バラは日光を必要とする植物であり、日当たりの良い場所を選ぶことが重要です。 日当たりが不十分だと、バラの成長が抑制され花つきも悪くなります。 バラを置く場所は、毎日6時間以上の直射日光を

        有料
        0〜
        割引あり
        • シェードガーデンにエビネ! 成功のポイントと裏技を伝授

          本来エビネは日本の野山の林の中の日陰に自生しているラン科の植物で、庭木の下や建物の陰など春のシェードガーデンの主役にすることができます。 ただし、山野草になるので、栽培管理にはそれなりの注意が必要です。 ここでは一般的なエビネ栽培法とともに、シェードガーデンでエビネを栽培するに当たっての成功のポイントと裏技を伝授しましょう。 エビネって、どんな植物?エビネ属はラン科の一員ですが多くの洋ランとは違って地中の球茎に養分を蓄えます。 この球茎がエビに似ているので海老根と呼ば

          有料
          0〜
          割引あり
        • 固定された記事

        10年ぶりに電子書籍を出版しました!

        マガジン

        • 山野草栽培の裏技
          4本
        • 花木栽培の裏技
          5本
        • 球根栽培の裏技
          5本
        • 果樹栽培の裏技
          4本
        • ツルバラ栽培の裏技
          2本

        記事

          ヒラドツツジ:庭に彩りを添える新たな選択肢

          平戸は戦国時代から南蛮人の渡来地でした。 それで沖縄や台湾、中国本土などのツツジが持ち込まれ、それらと平戸にあった寺社の日本のツツジが自然交雑して現在のヒラドツツジの原型が出来上がったと考えられています。 江戸時代の和漢三才図会に既にヒラドツツジの名前が記載されています。 九州の平戸が原産地だったことからもわかるようにヒラドツツジはやや耐寒性に欠ける面があります。 しかし、直径10cmを超える大輪花であり、冬でも常緑の葉を維持できることから、ツツジの中でも非常に人気が

          有料
          0〜
          割引あり

          ヒラドツツジ:庭に彩りを添える新たな選択肢

          花も実も! 中国ドラマの定番 山査子(サンザシ)

          サンザシは中国原産のバラ科の落葉果樹で18世紀に薬用として渡来したという説が有力です。 漢字で書くと山査子ですが、漢方では化食養脾湯の成分で、肉類や脂っこいものの消化を助けます。 サンザシの実はクエン酸が多く、小さくてすっぱいリンゴのような感じで、夏場の疲労回復に良いと言われています。 また、血流を促進する効果があり、高血圧や月経不順にも用いられるようです。 ただ胃酸の分泌を促進するので胃潰瘍などの方はご注意ください。 サンザシの実は中国ではりんご飴のようにして屋台

          有料
          0〜
          割引あり

          花も実も! 中国ドラマの定番 山査子(サンザシ)

          春咲き球根を来年も咲かせる4つの秘訣

          スイセンやチューリップなどの春咲き球根は買った年はきれいな花が咲くのですが、翌年の春には全く花が咲かなかったり、花が小さくなったりとトラブルになりがちです。 特に都会で日当たりが悪かったりするとうまくいかないことが多いようです。 このような現象を作落ちといいますが、作落ちさせずに来年も同じような花を咲かせる秘訣についてお話ししましょう。

          有料
          0〜
          割引あり

          春咲き球根を来年も咲かせる4つの秘訣

          ジャムもできる古典的な紅葉植物

           古典的な紅葉植物として知られているナツハゼですが、実はブルーベリーの仲間です。果実は小さく生食には向きませんが、房状に実がなるのでジャムや果実酒にできます。  もちろん紅葉も見事ですよね。日本の広い範囲に自生している植物なので、暑さ寒さに強く育てやすいのもいいですよね。  和風、洋風どちらのお庭にも1本ほしい植物です。 ナツハゼの育て方 ナツハゼは3月が10月上旬に植え付けるのがいいでしょう。  自生地は林縁部で傾斜地を好みます。ほかのツツジの仲間と同じく根が浅いの

          ジャムもできる古典的な紅葉植物

          可愛らしいイベリス

           ヨーロッパのイベリア半島原産の植物が多いことからイベリス属と呼ばれているグループの園芸品種群をイベリスと呼んでいます。  宿根イベリスは白いびらに小さな黄色の点がついているかわいらしい花をたくさん咲かせてくれます。常緑性の宿根草ですが暑さは苦手のようです。  一年草タイプのイベリスもあり種子や苗が売られています。こちらは白以外にもピンクやブルーの花色もあります。  最近、ピンクからホワイトに色変わりする宿根イベリスも売られていますね。 宿根イベリスの育て方 春にガー

          可愛らしいイベリス

          人気再燃する福寿草

           旧正月の頃に咲くことから福寿草というおめでたい名前がついているのですが、最近はその花の愛らしさからか人気が再燃しているようです。  品種改良は江戸時代から続いていて黄色以外にも紅色や緑色の花の品種もあります。  福寿草は意外に育てやすいことから山野草栽培の入門として適しています。皆さんも早春一番に咲く福寿草を育ててみませんか。 福寿草 品種案内 お正月の寄せ植えによく使われるのが黄色の福寿梅です。千重咲きの寿という品種もあります。北海道で見つかったミチノクフクジュソウの

          人気再燃する福寿草

          冬の室内鉢花は2つに分けて対応しよう

           冬は屋外の花壇などでは花がなくなるので、室内に鉢花を飾ることが多いですよね。実は冬の鉢花には大きく分けて2種類あって、室温が低めの方が花が長く咲くものと、逆に室温が高めの方が長く花を楽しめるものがあります。  ここでは冬の鉢花を2つに分けて解説します。 室温が低めの方がいいもの シクラメンやプリムラ、シャコバサボテン、エリカやカランコエなどは室温が高めだと早く花が落ちたり、葉や蕾が傷んだりしやすくなります。これらの鉢花は人間が少し寒く感じるくらいの方が調子がいいようです

          冬の室内鉢花は2つに分けて対応しよう

          チューリップ 水やりトラブル

           花壇に植えたチューリップや水栽培のチューリップは水やりでトラブルことはあまりないのですが、鉢植えやプランターに植えたチューリップは意外に水やりでトラブルすることがあります。  ここではチューリップの水やりのトラブルについて解説いたします。 水やり不足 鉢植えのチューリップで一番多いのが水やりの不足です。鉢植えやプランターなどはベランダや家のまわりなどに置かれることが多く、花壇と違って風向きによっては雨が当たらないことも多いのです。  冬だから頻繁に水やりしなくても大丈

          チューリップ 水やりトラブル

          5つの冬越しトラブル対策

           園芸植物、特に鉢花類にとって一番大変なのが夏越し、その次にトラブルことの多いのが冬越しですね。  ここでは5つの冬越しトラブル対策についてお伝えいたします。 低温対策 寒いから冬なわけで、暖かい地域が原産地の植物にとっては低い温度は大敵です。特にバンダやコチョウランなどの高温性の洋ランは要注意です。室内に取り込んでいても夜に暖房を止めると室温はどんどん下がっていきます。夜もエアコンなどで加温するか、室内用のワーディアンケース内に入れて加温するなどの対策が必要です。ただし

          5つの冬越しトラブル対策

          オキシペタラム

           オキシペタラムはブルースターとも呼ばれ、青い星型の小花をたくさん咲かせてくれる宿根草です。  暑さに強いので温暖化が著しい日本では夏に使いたい植物ですね。半耐寒性ですが暖地では簡単な霜よけをすれば屋外で越冬可能です。  八重咲きのオキシペタラムはよく切り花としてお花屋さんで見かけます。白やピンクの花色の品種もありますよね。 オキシペタラムの育て方 初夏から夏にかけて花付き苗が出回るので、鉢や花壇に植え付けるといいでしょう。用土は市販の草花用培養土で大丈夫ですが、根を傷

          オキシペタラム

          アサガオの種まき

           子供の時にアサガオの種まきをした人も多いのではないでしょうか。  アサガオは種も大きく発芽率も高いために特に問題はないようですが、意外に発芽が揃わず苦労されている方もおられるようです。  最近はアサガオなどを使って日よけにして冷房を控えめにするグリーンエコもブームになっています。この場合は真夏にそれなりの高さにまで仕立てる必要があります。  そこでここでは、改めてアサガオの種まきについて解説します。 種まきの時期 アサガオは本来は暖かい土地の植物なので寒の戻りがある

          アサガオの種まき

          甘い香りのスイートバイオレット

           スイートバイオレット(ニオイスミレ)はスミレ属の香りのハーブです。  ギリシャの昔から栽培されており、特にアテネの人たちはスイートバイオレットの香りに魅了されていたようです。  現代のパンジーにもスイートバイオレットの血が流れているようですが、スイートバイオレットの香りの強さには負けますよね。  エディブルフラワーとしても利用されますが、種や根茎には神経毒が含まれているので、花をいただく場合も少な目にした方がいいでしょう。  耐寒性の弱い八重咲きニオイスミレは別種に

          甘い香りのスイートバイオレット