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子どもに教える喜び〜親子は最強

月に2度ほど土曜の朝、吉祥寺にあるブイネット教育相談事務所に行って子どもたちに音読とサイコロ暗算、作文を教えています。

9時からの音読に間に合わせるため、7時40分に家を出ます。

昨日も無事に時間前につき、ブイネット講師の神的存在の大澤先生と生徒を待ちました。
時間前に来たのは女子生徒2名、わたしが担当している生徒さんたち。徐々に男子2名も来て4人で音読道場。
皆声がよく出ています。読むたびに上手になります。昨日は隣のブースに受験間際で個人指導を受けている生徒がいたので、大鏡のすらすら読みに徹しました。出席率の良い生徒は顕著に上手です。しばらくお休みしていた子も何度も読まされて一度一度に集中し、1回目と3回目は見違えるほど変わりました。継続の大切さが生徒にもよくわかる指導をする大澤先生。

担当している女子はだいぶ私に慣れて色々話してくれるようになりました。お母さんも音読の成果が見えていることを嬉しそうに話してくれます。
「クラス行事の司会をまわりからの推薦で任せられることが増えたんです」と嬉しそう。わたしも喜び、まんざらでもない様子の女子。
彼女は音読が本当に上手になりました。今では自信がうかがえます。
サイコロ暗算でもかつては時間がかかっていた繰上り繰り下がりが非常に早く計算できるようになり、毎度わたしを驚かせています。聞いたらお母さんも買い物のときにお釣りを計算してもらったり、歩きながら計算ゲームをしたりしてくれているそう。何をするにも日常に勝るものはなく、どっかり机の前に取り組む時間がなくても工夫次第でなりたい自分になれると親子で実践、アドバイスをすぐに実践してくれるお母さんと生徒に感謝です。

音読サイコロのあとは、作文道場。
参加希望した男子1人女子1人でスタート。
大澤先生が選んできた絵本を2冊読みました。
2人とも内容にのめり込み、途中で先生が止めて何か言葉を挟むと怒ります。

韓国のお話を聞いている子どもたち

昨日は韓国と中国の民話でした。韓国の民話は今回2冊目でしたが「どうして猫が中で犬が外にいるようになったか」「どうしてひらめはあんな顔なのか」などいずれも説明的で「なるほどね〜」の感想が優勢、中国のものはシンデレラの原型とも言われている「銀のうでわ」で目的のためになら手段を選ばない継母親子の凄まじさにみんな言葉が出ない様子でした。

絵本の後はメモを作って作文を書きます。
男の子は2年生ですが、もう音読テキストを何周もしていて作文の素地が十分にできている子。ここ数ヶ月から作文道場に必ず参加するようになり、メモも作文も考え込むことなく書けるようになりました。
まだ2年生なので知らない漢字が多いけれど、書けそうなのは漢字を教え書かせてその方がカッコよく見えることを確かめてもらいます。

もう1人は前述の女子とは違うわたしの担当している女子生徒。まだ作文を始めて数度目ですが、メモをとって作文にしていきます。メモがあればそれらを繋げて肉付けして作文になりますが、毎度わたしが感動するのは、メモにはない名文が原稿用紙に現れること。メモは割と普通でも、子どもにしか考えられまいと思うような自由な発想を書き込むのです。
わたしも毎日ブログを書いて文章力を磨いているけど、発想においては子どもには到底かないません。

作文道場の子たちのお母さんがたは楽しくお子さんの作文を読むそうです。
「学校で書いてくるのとは違って面白い」
いろんなお母さんが言います。

音読・サイコロ暗算・作文。
人生をオモロく生きていくための三種の神器。

これを親が一緒に揃えてあげるということの尊さを感じた土曜日でした。


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