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スープの達人だ!〜母から譲り受けた精神

「音読×発酵」を金曜日に開催し、その準備で今週前半は緊張していましたが、もうひとつ大きなことがあります。日曜日に奥多摩の古民家でミクマリ音読道場による「麹料理バイキング」をすることになっています。

音読の仕事をしているつもりですが、発酵を絡めたイベントを月一でするようになったら好評をいただき、その活動を見守ってくれている音読道場本拠地ブイネット教育相談事務所の大澤先生からお声がかかり、今回の運びとなりました。
毎月第4日曜日に奥多摩にある古民家で焚き火の会が行われており、そこで大澤先生が有機野菜や鹿や猪を使った料理を振る舞っています。その料理を今回しゅりさんとわたしで担当します。15人分の食事を用意。

昨日は最後の買い物に行って食材などを買いに行きました。家では前の晩から発酵器がフル稼働。

帰り道の考えごと。
お料理がよくできるわけでもないのに、人を招いて振る舞うのが好き、「音読×発酵」も始めた。参加者の方々は喜んでくださり中にはリピートしてくれる人も。シンプルな料理でも素材や手のかけ方で満足してもらうことができる。ようし、おにぎりに合うスープに関してはプロ意識を持って取り組もう。主役は調理人ではなくて素材、臆するべからず。

日本語音読指導者になるなんて思いもしなかったし、日本語音読指導者になった時も発酵を絡めることになる上に手料理を提供することになるなんて思いもしませんでした。

誰か来ると嬉々として台所で料理していた母。
帰省中に義実家の祖母が倒れたと聞きすぐに向かうことになった時、母が食べられるものをタッパーに詰めて持たせてくれ、そういうの嫌がるタイプの義実家の人々に渡したら、病院で時間が遅く食べに行くこともできず、とても喜んでくれました。10年近くたった今も「あの時じゅんちゃんのお母さんのお弁当がなぁ美味しくてなぁ」と義両親が時々言います。
今実家で茶道を教えている母は相変わらずお稽古の前にお昼ご飯を振る舞っているようです。

意識もしていなかったけど、今の自分を観察すると「お腹を空かせた客を帰すな」という母の教えを実践する運びになったようです。

言葉の探究、発酵で遊び、スープ作りに精を出す。
スープなら日常的に練習できる。
昆布講座に半年通ったのもこのためだったのかもしれません。

ようし、わたしはスープ作りの達人だ!
さとうみつろうさん風にあえて未来形を使わずに。

よかった、ありがとう。

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