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大人が五感を使って元気でいれば

一軒家みたいなウッディな階段を上がったところ「ここがトイレです」、少し先のドアをノックして開けて「こちらです」。

ここは地元にあるイタリアンレストラン、個室といっても本物の個室。誰かの家みたい!もうメンバーはそろっていました。またもやびりになってしまった(;'∀')
昨日は息子が小学校時代に入っていたソフトバレーボールクラブのママ友との飲み会。4人が集まりました。

男子のママ3人、女子のママ1人。子どもたちは全員地元の中学校に進学しバレーボール部に入りました。昨日は男子は新人戦でした。まだ一年生なので主役は2年生ですが、わたし以外の男子のママ二人は応援に行ったそうで、一回戦負けしたことを心から悔しがっていて、子どもたちに何が足りないかなど熱く語っていました。
わたし以外は上にお子さんがいて、その兄姉たちもバレーボール部です。バレーボールとはどんなスポーツでどんな資質や能力が必要で、などをわかっています。敗戦してしまった二年生は技術のこともさることながら、メンタル強化が先決のようです。ここぞというときにきっちり決めたり、追い込まれたときに崩れてしまわない気持ちの強さ、こういうことは普段の練習で疲れ果てたときにもう少し続けるなどで補えるんだよね~などとママたちが話すのを「なるほど~」と聞きながら、自分の中学高校時代の部活を思い出しました。わたしはテニス部でした。ポイポイと縦横無尽に球出しをする先生に翻弄され罵倒されながら「はい、終わり、次」となったときに「もう一本お願いします」と言わないとやる気のなさを怒られたものでした。あんなの横暴だ、今の時代に合わないと思い出すたび思いますが、自分たちのしぶとさや心の強さができた過程でああいう経験が大きく貢献していたのかもしれません。

ママたちの話はスポーツ観戦の話に移りました。最近バレーボールの試合がテレビで報じられているそうで、選手たちに胸が熱くなる、かっこいいよねと盛り上がりました。
「わたしあまり好きじゃないんだよね、観戦するの」とひとりのママが言うと、もう一人同調する人が。
「自分がやるのが好きなんだよね。」

そう答えたふたり、ひとりはバレーボール、もうひとりはテニスを楽しんでいるそうです。もう子どもも大きい大人で、会社に行っても20代の若者だらけで明らかにお局様、周りの人に注意したり時にはしかったりが当たりまえ、なのに、そのスポーツの場ではガチの年上おばさまがたくさんいて、しょっちゅう怒られ怖いとか。試合の時は特にそう、敵よりも味方がこわい。負けると「あの時あなたのあのプレイが」となるそうです。
「この歳になって人に怒られるってないじゃん、怒ることはあってもさ、本当に怖いの」
確かにそうかも~。スポーツってそういうやり取りが自然にあって、本気であればあるほど生の感情がぶつかり合って結果を生んでいくものなんだな。

子どもを教育する立場の大人が何かを学び続ける、習い続けていることってやはり大事だなと思いました。自分も何か指導を受ける立場でいると子どもにあれもこれもベストパフォーマンスで結果を出せとか無理難題を押し付けないバランス感覚を持てる。実を持って子どもに接することができる。

そして何よりも元気でいられる。
子どもが立派に育って旅立った後も楽しく生きられる。

自分の今まで付き合ってきた友達とは違うタイプ、ママ友のくくりの中でも元気で頑張っている素敵な人たち。
わたしの活動や個性も認めてくれる人たちでもあります。

わたしも何かスポーツしようかな、ちらりと思った夜でした。



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