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作文のすすめ〜自分がより自分らしくなる

毎日noteにブログを書いていることは、自己満足とも言えますが、わたしの作文力を上げてくれていると信じています。

作文で困ることというと、「書くことがない」ことではないでしょうか。
ブログもネタがないと書けないので、神経が研ぎ澄まされます。1日のうちの一瞬の感覚に白穂の矢を立てることができるようになります。

何事も熟練してくるとこだわりが出てくるのが常と心得ます。
自分の文章表現を見る目が厳しくなります。同じ言葉や表現を繰り返し使ってないか、無駄がないか。

これらのこだわりによく応えてくれるのが古典だな、と思います。
古典はミニマムな1文字ずつの組み合わせ。カタカムナの意味はわかりませんが、心地よいリズムがあり、1文字でも減らせないバランスで成り立っているように感じます。
音読によってこの極めて良質な日本語文のテンプレートをインストールしているとそれらが自然と自分の表現になってくれる。

日々感覚を鋭くして心の中から身の回りのフィジカルなものまで観察して、それらを表現する最適な日本語を探し紡ぐ。

多少なりとも何か思うことや見たことを言葉で表現することに自信を持てるようになりました。
書くことはアウトプット、心の中を吐き出すことで癒しにもなります。

書いている間は雑念もありません。一種の瞑想ともいえるかしら。

音読もそうだけどその先にある作文はわたしをよりわたしらしくしてくれる。

主宰しているミクマリ音読道場では音読をベースにした作文指導をしています。
ある程度音読した上で作文を書きやすくするメソッドで作文のストレスをなくします。
あとは音読で溜め込んだ日本語がなんとかしてくれる。

大仰な道具もいらない、日本語だけでこんなに自分を変えていくことができる。さんざんグルメを楽しんだ末にご飯とお味噌汁に立ちかえるみたいです。

「表現する喜び」を人に伝えていきたい、と急に切に感じました。

よかった、ありがとう。



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