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継続してこそ…

息子が天真体道に入会して、昨日は二回目の稽古でした。
学校から帰り、一時間以上時間があったのに、時間通りに支度をしない息子をせかして、駅まで年甲斐もなく心臓が破れんばかりのダッシュをしましたが、息子はついてこれず、ぎりぎりの到着となりました。

空手着を身に付け、木刀携えての稽古。
昨日は体験のときに何度か一緒になった小学二年生のH君もいました。彼も入会し、金曜日に雑司ヶ谷道場に参加し、月曜の三鷹にも行きたいというお孫さんのリクエストを聞き入れての参加だそうです。おばあちゃんとわたしはすでにLINEでも繋がっているので、再会を喜び合い、稽古を見るプラスアルファの楽しい時間となりました。

息子は行きがけに母にガミガミネチネチ言われたせいか、三鷹まで無言でしたが、曾禰田先生に空手着の帯の結び方を教わり、稽古が始まったらとても楽しそうでした。先生に追いかけられきゃあきゃあ言いながら大興奮で逃げています。ああよかった。つかまっては床にゴロンゴロン転がされていました。昨日は爬虫類の動きを真似するというお題で、蛇のように床に「気を付け」の姿勢で寝て、身体をくねらせて動こうとしたり、カエルのように膝を開いてしゃがんでぴょんぴょん跳んだり、エリマキトカゲのように股を開いて走ったり。

わたしは写真や動画を撮ったりしてほほえましく見ていましたが、隣にいたH君のおばあちゃんが、
「ぼぼくん、変わりましたね。体の使い方が上手になっている」
と言いました。ええ!そうかなあ、そういわれてみてまじまじと見てもよくわからないのだけど、その方はご自分でも色々されています。運動しないでなんぼの生活をしているわたしよりはるかに研ぎ澄まされているのだから、ありがたくそのコメントを信じることにしました。

自分と違う人に息子を見てもらうと、思いもしないことを言ってもらえたりします。天真体道ではそれが顕著で、先生曰く、うちの子は腰高で袴が似合う体形とのこと、骨盤がしっかり張っていると袴を履いたときにキマるそうです。
息子は稽古中、剣の扱いでH君が左右を間違えるとそっと「逆だよ」と教えたり、先輩が来て審査を受けるのを見学するとき、H君に座布団を渡してあげたり、お兄ちゃんの一面を見せていましたが、稽古が終わるなり、H君が「ぼぼくん、前に比べて体がしなやかになっている、転がされても前は今日みたいにできなかった」とおばあちゃん同様の感想をくれました。お兄ちゃんと弟完全逆転です(^_^;)

週一回1時間の稽古、しかも始めたばかり、こんな評価をもらえるとは意外でした。たまに手本を示してくれる先輩もとても立派に見えますが、もともとは普通の子供だった可能性大です。

しゅりさんと開いているミクマリ音読道場でも、コンスタントに音読レッスンを繰り返していくことで、着実に変わっていくことができる。

息子のこれからがますます楽しみになりました。心身の骨子を作る武道、音読、そして哲学。
もう中学生になった息子、関わり合えるラストチャンス。



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