「エルメス」の“バーキン”はアートに成り得るのか
「NFT」「メタバース」などの言葉をいたるところで耳にするようになりました。
Facebook社が社名を「Meta」に変更したことでさらにその言葉は身近に感じられるようになった気がしています。
みなさんは、“メタバーキンズ”をご存知ですか?
「エルメス」の“バーキン”のようなバッグをデジタル上でアレンジして制作し、NFTマーケットプレイス上で“メタバーキンズ”として販売しているそうです。
これを聞いただけでは「へぇそうなんだ!かわいいかも」なんですが、問題となっているのは販売元。
“バーキン”に似ているバッグではあるけれど、販売元は「エルメス」とはまったく関係のないメイソン・ロストチャイルドというところだそうです。
「エルメス」といえば超一流。
“バーキン”といえば誰もが憧れ欲しがり、最低価格は100万円ともいわれる最上級のバッグですよね。
そんなバッグを模倣(言い方悪いかもしれません)し、デジタル上でさまざまな“バーキン”を登場させ販売していることに対して、「エルメス」側が商標権侵害などの理由で提訴しているということです。
販売元の言い分によれば、アンディ・ウォーホルのキャンベルスープ缶を描いた作品がアートとして売られることが認められているのであれば、今回の件も同様に捉えることができるのではないか、ということです。
なるほど〜〜〜〜!
たしかにそういう見方もできるのかもしれない、と思ってしまいました。
ただ、作品を見ると、やっぱり「エルメス」と勘違いするほどに酷似はしていますし、本物の“バーキン”では実現しないような絵柄や色合いなどがあって、めちゃくちゃ可愛いんです!!
これの販売元が「エルメス」だったらなんの問題もありません(歴史やブランディングの観点からは問題かもしれませんが 笑)。
まだ判決はくだっていないので、この先どのように決着がつくのか、ドキドキワクワクしながら待ちたいと思います。
情報ソースはこちらなので、詳しく見たい方はか以下URLからどうぞ↓
https://www.wwdjapan.com/articles/1310048
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