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鎧を着たり、仮面を被る人たち。 もうフェイクはいらない。

うまく生きていくために
うまくいってるように見せるために。
無駄に嫌われないように。

ほんとうは頑張りたいのに
もっと必死でやりたいのに
頑張るのはダッセー、とか態度をとって、
がんばるのが嫌いなふりした、鎧を着ています。

ほんとうは辛いのに 
頑張らないと、責任とらないと、、と
がんばってしまう、鎧を着ています。

自分はいい人でいたい
人に嫌われないようにいいひとでいよう
いいひとの仮面を被っています。

うまく生きていくために
うまくいってるように見せるために。

本当の自分ではない自分を演じて、
それが自分だと思い込む。

会社でスムーズに働かなきゃいけないから

明るくてハキハキしている、社交的な人
真面目で追求度が高く、力を抜かない人
いつも笑顔で感じがよく、でしゃばらない人
誰からも信頼される、リーダー的存在な人

鎧だらけ。ほんとうはそうじゃないんだけどな・・

好きな人に 幻滅されないように

家庭的な女性に見えるように とか
結婚したら一家の大黒柱にならないと、と
男らしくしたり とか

たくさん 鎧を着て
自分じゃない仮面を被る

本当の自分はどこにいってしまったんだろうね

私はパーソナルスタイリストという仕事で、人々の似合っている服を着せてきた、というよりも
人々の鎧を脱がせ、仮面を剥ぎ取ってきたように思います。

じゃないと服が着せられない。

本当の自分 素の自分 にまずは向き合って
裸になる大切さ。
鎧は重いし、仮面は ほんとうの表情がわからないよ。

いつの間にか
鎧も仮面も、それが当たり前になって、
「私って誰なんですか?」とファッションカウンセリング中に なきながら聞かれたことがある。

幼い頃、黄色いカッパ(レインコート)が似合わない、お兄ちゃんは何だって 似合うしお勉強もできるのに、

っていわれ、雨の日にひとり取り残された。
死ぬほど頑張って頑張っていい大学にいき、いい仕事についたのに、自分はあの日から何も変わっていない。
そうつぶやいた、某広告代理店の 肩書きは立派な顧客さん。

私も、「こういうコであってほしい」という思い込みの激しい母親に
育てられ、「自分の子供なんだからこんなはずはない」という圧力に日々耐えていた。
結果「~じゃなきゃいけない」という
そのストレスで、持病の喘息が悪化したり、病弱でもあった。

ただ、いくら頑張っても、母の理想の子供のようには振舞えないことで
私は武装しても意味がないことを、割と小さい頃から悟れたことが
逆に救いになった。

そして今の職業を創りだしたんだと思う。

人の気持ちが少しはわかるというか、自分らしく生きる、素の自分を愛せるようになるためのスタートが過酷な環境だったからこそ
パーソナルが必要、ということが、身に沁みてわかっていたから。


▼生き辛さについては、以下ポストしてます^^

昨日も韓国の人気ユーチューバーさんがニセモノブランドを使っていたとかで謝罪していた。
彼女が大好きだったファンが激怒。
嘘付かれた、ひどい、という感情。

服は、フェイクを作りやすい。悲しい現実でもある。

でも私は、服の力を信じてるんだなー。
服は、自己肯定感を上げてくれるだけではなく
自分の身を守り
時に癒し、
一緒に人生を伴走してくれるもの。

そんな優しさをもったものだから。

同時に、本当の自分、を表現できる強く、頼れるものでもある。

鎧も仮面も少しずつ剥ぎ取って、素の自分で生きていく。
私の日々の仕事の、一番大切にしているところです。


ビリージョエルの、ラブソング
素顔のままで。
世界中で愛されるこの曲は、ありのままの自分を
思い出させてくれる。
_________

僕を喜ばせようとして、変わらなくていいんだよ
僕はこれまで、君にがっかりした事なんてないんだ

馴れ親しみ過ぎて
僕が飽きるだなんて、考えないで

どんな困難があろうと、君を離しはしない
僕らには ”ここまで来れた” なんて終着はない

素敵な時を過ごしてきた、これから辛い時もあるだろうけど
ありのままの君と過ごしたいんだ

最新のファッションなんて追わないで
髪の色なんて変えないで

口に出せないほどの想いを、君に抱いている
そんな風に見えないかもしれないけどね

気の利いたセリフなんて無くていい
そんな風に気負わないで

なんでも話し合える
ありのままの君でいて欲しいんだ

僕がよく知っている
昔のままの君でいて欲しい
僕が君を信じるように、君が僕を信じてくれるには
どうすればいいかな?

君を愛している、永遠に
心から誓うよ

これ以上、愛せやしないくらい
ありのままの君を愛しているよ

トップ画像は 27歳の素顔のわたし。
ある晴れた日の午後・東京。ベットに横たわる。


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