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サンドウィッチの年

本日3月13日は、サンドウィッチの日らしい。
1が3で挟まれている(サンド1=サンドイッチ)のが
理由だとか。

ずっと昔から朝はラジオを聴いている。
ラジオってテレビみたいについ見入って
時間をロスすることがない。
時計がわりにもなるし、
天気も教えてくれるし、
朝ばたばたしながらもDJさんの話にうなずいたり、
お気に入りの曲を口ずさんだり。

で、ここ何年か毎朝聴いている番組には
「今日は〇〇の日」っていうコーナーがあり、
サンドウィッチの日も、DJのまちゃおが教えてくれた。

へえ、そうなんか、
サンドウィッチ食べたいなぁって
ラジオ聴きながら思ってたのに
サンドウィッチ食べないままもう夜。

で、(で!?)、今日は『サンドウィッチの年』
っていう映画の話をしたい。
高校生のときに見た映画だ。

公開時に一度見たきりで、
その時の記憶のみでストーリーを紹介すると、
パリが舞台で、10代の境遇の異なる少年ふたりが
(ひとりは裕福で、ひとりはその反対みたいな)
友情を育むが、結局は環境が違いすぎて
友情は続かなかった、みたいな話だったと思う。
そのとき、裕福ではない少年のほうが
おじいさん(血縁関係じゃ無かった記憶)に言われる
「人生はサンドウィッチみたいなもんだ。
 いろんなことが重なって。今年みたいに
 マスタードがきいてピリッと辛い年もある。
 それでも、食べなきゃいけない。涙が出ても。
 そうやって生きていくんだ」
っていうセリフがとても印象に残っている。

高校生の私は、人生ってそういうもんなんか、
ちょっとくらい苦い経験があっても、
そんなこともある、って乗り越えていけばいいのか、
って思った。

若い頃に、すごい好きだった映画は、
Before Sunriseとか、Back to the futureみたいに
何度も見直すものもあるけど
サンドイッチの年は、そういう種類の映画ではない。
もう一回見て、え、つまらない・・・
ってなりたくないというか。
ずっと自分のなかで大切な映画で
あってほしいというか。

ネットで探せば、あらすじとか
おじいさんのセリフもすぐに出てくるとは
思うけど、あえて探さずにいる。

もはや、私オリジナルのサンドイッチの年。笑

ただ、好きな映画の話題になって
この映画の話しても、
見たことある、って言う人に
会ったことがない。

好きなお笑い芸人はゆってぃ、
並みにリアルで出会うことがない人種。
(私は、ゆってぃ好きです)

私が高校生のころ、ミニシアターでは
『さよなら子どもたち』とか、
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』みたいな
ヨーロッパ映画をよく上映していた。
あと『アナザーカントリー』とか『モーリス』とか、
いまでいうBLの走りみたいな映画とか。
そういう映画に関しては、見たとか好きとか
いう話も聞くけど、『サンドウィッチの年』に
関しては、まったくない。
私のなかでだけにしか存在していないのか?

この映画について、誰かと話したいけど、
そんな話じゃねえ、で終わるのもいややな笑

死ぬまでにはもう一度見てみよう。






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