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noteって楽しい♪そしてありがとう!

キッチンの壁に貼った絵を見て「ちょっと、壁にnoteの絵、貼り過ぎなんだけど?」と息子に低い声で言われた。
「あ、ごめんごめん、なんかトップ画面の絵を描くの楽しくなっちゃって、記念に貼ってる。」「ま、この絵は上手いけどね。」と、「おばあちゃんの味」の絵を指差した息子。

(「おばあちゃんの味」より。)

「でもさ、全部の絵がみんな笑顔で怖い。」と痛いダメ出し。なんだよー、笑っててもいいじゃんかー。心の中で言い返した。(笑顔じゃない絵も描き始めました。)

私も息子も子供の頃から絵を描くのが好きだ。

私はちゃんと絵を習っていない。ひたすら大好きな漫画を真似て描いていた。体が弱く、小学生のある時期は休み時間に外で遊ぶことや体育の授業の参加も禁止されていたので、休み時間に図書室で何冊も何冊も絵本や美術の本を見ていた。(そこで読書に勤しんでいれば物凄く勉強ができる人になっていたのかも…、友達と外で遊べない私にとっては最高に楽しい時間だったのです。)

(使い切ってチビえんぴつになった、今はもう販売されていない60色の色えんぴつと、現在の相棒8色penco。)

息子が子供の頃に、大量のお絵かき帳と、私の宝物であった60色の色鉛筆を渡した。絵を描く人にしたかったのではなく、単純にシングルマザーで忙しくて一緒に遊んであげられる時間が少なかったのと、おもちゃを買ってあげる余裕がなかった。でも楽しそうに描いていた。
どんなに忙しくて疲れていても必ず2冊寝る前に絵本を読み聞かせしていたので絵に興味を持ったようだ。

(大切に残してある絵本達。ご近所さんからいただいたり、100冊以上ある。息子の机の上は絵の具の跡だらけ。)

そして高校、大学とも美術系へと進み、私が病気で仕事がドクターストップとなり、代わりに就職し我が家の大黒柱となった今も、時間があれば美術作品をコツコツ制作している。
そんな息子がnoteを教えてくれた。noteを読むだけだった私に、自分も書いてみたら?と勧めてくれた。
noteを書き始めて半年。

noteのトップ画面。始めは写真にしてたけど、「眠れぬ夜」で息子に描いてもらってから、「あら、いいじゃない!私も描こう。」と「父と自転車」から自分で描き始めた。久しぶりに絵を描くのも楽しい。

(「眠れぬ夜」息子画。3分くらいで描いてた。)

(「父と自転車」私画。1時間以上かかった。)

最初は鉛筆描きからペン描きに。8色の色えんぴつで色塗りする。

(自分の写真を見てイラスト風に描いた。)

(プリンターでスキャンした絵。)

息子が文章を「パソコンで書けば?」と教えてくれて、絵はスキャンしてパソコンに取り込み、スマホの画面でチェックするという技を覚えた!頭の中にドラクエの音が「♪チャチャチャ チャンチャンチャーン♪」と鳴り響き、レベル2くらいに上がった。(最高レベルが100として。)

最近はトップ画面の絵はスマホ撮影に戻しました。その時々のnoteの内容に合わせて絵の雰囲気も変える方がなんとなくしっくりするな、と思って。

(「夜空を見上げて」より。)

私のnoteを見てくれている旧友から、「なんか急に絵が良くなってない?」と言われた。やったー!嬉っしいなぁ!文章も「学生時代から知っているはずなのに、今までにこんなことがあったのかと、初めて知ることも多くていいね!」と。その友人は多忙の中で読んでくれて、褒め上手で新たな展開へのアドバイスまでしてくれる。文章に全く自信のない私にとって、それも嬉しい。なかなか会えない旧友とも私のnoteを通じて交流できるなんて夢のようだ。

絵は学校の授業中、Campusノートに落書きしている気分で描いている。
文章も同じくCampusノートに走り書きや、日記を書くような気分で。

(「海の思い出」写真を見ながら描いた絵。)

私のnoteにちょいちょい登場している息子は、「満身ソーイング」に書いたように、私にnoteへの投稿を勧めてくれた。

「“満身ソーイング"がいいんじゃない?」と息子。

「“満身創痍の中、こんな物作ってます”って作った物の写真載せて。思ったことやあったことを書く。」
「お!イイねぇ。でも、そのネーミングだと尊敬してる縫い物作家さんに名前が似てるから申し訳ないなぁ。」
息子はちょっと考え「じゃあ、“四面楚母ちゃん"」
「ハハハっ面白いね!」
パーっと心が明るくなった。

(「満身ソーイング」より。)

だが、一度も私のnoteの文章は読んだことがない。
「読む?」と言っても「いや、じゅんみはさんが歳をとって寿命で亡くなったら見るよ。こんなこと考えてたんだなーって。」と言って、機械的なことのアドバイスはしてくれるけど、頑なに読まない。なので私は、しめしめ!と好き勝手に息子を登場させている。ごめん息子。

この前、父方のおじいちゃんにポロッと「俺はあと何年お母さんの面倒見ないといけないんだろう。」と漏らしたらしい。きっと心の奥の本音だろう。
「家族ってのはな、順番に支えるんだよ。」と、おじいちゃんが優しく笑ったんだよと息子が言っていた。お母さんは俺の歳の頃からずっと一家を支えていたしね。と言う。

(削除した「包み込む手」より)

いつの間にかコタツの上に置きっぱなしだった畳んだ洗濯物が片付けられていて、キレイにナプキンが敷かれ、その上にケーキ用のお皿が並んでいる。素早い息子だ。いつも脱いだ服がそのまま抜け殻のように置いてある人と同一人物だとは思えん。

(「Happy Birthday♪ToMe」より)

3種類目を巻き終わり、ふと後ろを振り返ると、疲れ切っているはずなのに、置きっぱなしにしていた洗濯物を畳んでいる息子の背中が見えた。横には、キレイに畳まれた洗濯物達が積み上げられている。

(「ある日の夜ふかし」より)

息子は仕事でグッタリ疲れて帰宅した時に私がダラッとゆるゆる家事をしていてもそっと手伝ってくれたりする。「今日、noteに投稿したんだよ!」と報告すると、良いとも悪いとも言わずに「そうなんだ。」とニコッとする。

さらに、私の周りにいる人達や昔私の周りにいた人達も勝手に登場させている。ごめんなさい。

「チビで童顔だったんだよね」に出てくる、ウッカリ酔った私にチューされてしまう天使のように可愛い女友達(ラブちゃん)は「ラブレター」などに何度も登場しているが喜んでくれている。

氷のように冷たくなった私の手を、彼女の小さな温かい手が握り、包み込んでくれた。「どうしてこんなに冷たいのー?」キラキラと輝くまん丸の目で、私の手と顔を交互に見て心配している。
「待ってたよ!」天使みたいにかわいくて明るくて優しい彼女が、立ち上がってハグしてくれた。クルッと柔らかくカールした、彼女の栗色の長い髪から甘い香りがする。

(削除した「包み込む手」より)

ラブちゃん、忙しいのに疲れてるのにありがとう。こんなに自信が無い私のことを褒めてくれてありがとう。
(中略)
あなたがいてくれるから私は私を好きでいられます。ラブちゃん大好き!

(「ラブレター」より。ラブちゃんと私。本物のラブちゃんはもっともっと可愛い。)

笑っていても、怒っていても、辛くて悲しんで泣いていても、どんな時もありのままのじゅんみはが好きだよ。
大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言わなくていい。平気な顔して、無理に笑わなくていい。辛いときは思い切り泣いていいんだよ。一人で抱えないで。
言葉に出していいの、自分を苦しめないで。
いつか笑える日がくる。
どんな時も、自分のことを愛してあげて。と、大好きなお友達が言ってくれた。
とても嬉しかった。

(削除した「わたしはわたしを愛したい」より)

「私なんて産まれてこなければよかった。生きている意味がない。」と号泣した時に彼女が言ってくれた言葉だった。そんな彼女の言葉を忘れないように何度もnoteに書いている。

「お母ちゃんの味」に出てくる、厳格な兄にも猛烈に緊張しつつ敬語でメールで報告した。「わたしのスーパーヒーロー!」で祖母のことを書きましたと。「懐かしくもあり、また深く読ませていただきました。(中略)書くことに頑張り過ぎないようにね。」とお返事が。父の介護日記を集めた初めてのマガジン「娘訪問介護日記」を作った時も兄にメールし、「楽しく読みました。お父さんの笑顔をありがとうございます!!」とお返事が来て泣いた。兄にはずっと迷惑ばかりかけている。忙しくてなかなか話したり会う機会のない兄に、元気にしている私を知って欲しかったのかもしれない。

そのうち楽しくなってきて、高校生の兄の弁当に焼き海苔をハサミでひよこ型などに切り、ごはんの上に乗せ、タコさんウインナーを作ったり、星型のポテトフライなど、今で言うキャラ弁の様な可愛らしいお弁当を作っていた。
兄は「いつもありがとう!」と残さず食べてくれたが、数年後に兄の友達に「お兄さんはカワイイお弁当で同級生にからかわれていたんだよ。でも、何も言わず全部食べていた。妹さんが作っていたんだね。」と言われた。

(「お母ちゃんの味」より)

(兄にも見てもらったマガジン。)

みんな優しい。ありがとう。

いくつか削除してしまったnoteもある。どうしても書きたくて書いたのに、辛かった思い出をありのままに吐き出して、読み返すたびに号泣してしまい、衝動的に削除してしまった。でも、書いたことで気持ちの整理ができた。私は気分の波が激しくなる時があり、削除して後から「やってしまった…。」と反省する。好きなnoteではあるので、また違う形で書けたらいいなと思っている。

息子にnoteを教えてもらい、吉本ばななさんや岸田奈美さんのnoteを読み始めた。具合が悪くて寝込んでいた私は、岸田奈美さんの「キナリ読書フェス」に参加して初めて自分のnoteを書いた。沢山の人たちと同じ時間に読書して、思いや感じた言葉を文章にするのがとても楽しかった。

「満身ソーイング」を投稿した数日後、夜中眠れなかった日にマスダヒロシさんのnoteを読み、その中で紹介されていた山羊メイルさんのnoteをいくつも読みスキをした。
すると山羊メイルさんが満身ソーイングにコメントをくださった。感想と、また書いてくださいね!という言葉がとても嬉しくて、自分でもまた書いてみたい!と思うことができた。noteとTwitterの連携も教えてくださり、そこからいろんな方のnoteを知ることができ、世界が広がった。
心に響く素晴らしいnoteを書かれていて沢山賞にも選ばれている山羊メイルさんに背中を押していただいたことで勇気が出て、その頃どん底だった私に生きる楽しみが増えた。山羊メイルさんのnoteはどれもステキで笑ったり、手に汗握ったり、感動したり。その中でも一番好きなのは、初めて読んだ「noteに転がり込んで転がって/2020」です。

noteを始めるキッカケや、投稿し始めて変わっていく様子、何より奥様が最初にスキしてくれるくだりがとても心に響きました。

noteに転がり込んで転がって/2020|山羊メイル @yagicowcow #note #noteでよかったこと https://note.com/yagicowcow/n/n2119216ce352


noteに文章を書く、絵を描くことで自分のアウトプットができる。心の声を口に出すのが苦手な私は、暗い声も明るい声も、文章にして書くことでスッキリする。
子どもの頃は文章を書くことが泣くほど苦手だったのに人生半分過ぎた今、書くのがとても楽しい。
でも語彙力がないし、文章は下手だし、感嘆詞ばかりで、文法とか構成とか全くわからず溢れ出した心の声と頭に思いついたことをそのまま書いている。ホントに私なんぞがnoteに投稿して良いものか?と毎回ドキドキ、ヒヤヒヤしている。

そんな私のnoteにスキがつくと、ワォ!!!と飛び上がる。嬉しくて屋根の上くらいまで飛べそうな気持ちになる。コメントなんていただいた時には、かなりの確率で感動して嬉し泣きしている。(直ぐ泣く。)

そして、何より嬉しいことは、沢山の人たちのnoteを読むことができて、コミュニケーションが下手な私だけど、ステキなnoteを書いている方たちとほんの少しずつ交流ができたり、フォローしてくださる方ができたこと。更に、この方のnoteステキだな!と思ってスキやフォローした方が、私のnoteを見てフォローしてくださると飛び上がるプラス、スキップになり、また嬉し泣き。
Twitterで紹介してくださったり、マガジンに追加してくださった時は「生きてて良かった。」と本気で思った。
泣くことで心のモヤモヤやガチガチに固まった感情が溶かされ、穏やかな気持ちになる。他の方たちのnoteに感動して勢いでコメントした時は、後から大丈夫かな?と心配になることもあるが、お返事のコメントにまた感動する。

とにかく楽しい。自分でnoteを書くのも、他の方たちのnoteを読むのも。

最近は下書きばかりしている。このnoteも下書きの中から書き足している。
体調の良い時にゆっくりマイペースに続けていきたい。満身ソーイングも続けていきたいし、いつか絵を描いているところを動画にして載せたいとか、文章や絵に合わせて、大好きな歌を歌って音声も載せたいとも思っている。挑戦したいことも盛り沢山。

自身の乳がんの体験記や、子宮摘出と子宮筋腫の手術の話なども下書き中だ。体験記のnoteだけは読んでくださる方たちにどうしても伝えたいメッセージがある。だからとても時間がかかるし、思い出しながら書いているので、泣いたり笑ったりして進むのが遅い。いつ実現するのか分からない、下書きのままかもしれないけれど、考えている時間も楽しい。

感染症予防で、なかなか会いたい人に会えないし、体調によっては家に一人でこもっていることが多い私。病気を乗り越え生き延びたはずなのに、生きていることが辛い日々だった。
noteに出会えて良かった。沢山の人たちのnoteを読めて、自分も書けて、読んでくださった方たちからスキやコメント、感想をいただき、実生活の支えてくれている周りの人たちとの交流のキッカケにもなつている。
心と体の弱い私に楽しみや感動、目標が沢山できた。

今まで、自分の心の声のアウトプットと思って書いていたnoteも「読んでくださった人に何かを感じてもらえたら、思いを伝えたい。」と思うようになった。

今は、いつも楽しみにしている素敵な人たちのnoteが沢山あります。
・沖山りこさん(デイサービスのお話、外国の旅行記、おやつ作り、いつも楽しみ。私のnoteもスキとコメントくださり、物凄く嬉しい。)
・モンローさん(感情豊かで共感したり、グッと心を掴まれる。私のnoteへのスキとコメントの言葉も楽しみ。)
・みずたまさん(絵がとにかく素敵!!添えられている説明文も!)
・小牧幸助さん(毎日信じられないくらい胸を打つショートショート。どうしてあんなに素晴らしいお話を毎日考えられるのだろう?)
・はるかぜるりいさん(写真がその風景にいるような気持ちにさせてくれる。言葉も温かい。)
・ぼんやりRADIOさん(奥様への愛情がほとばしっている!ラブレターに高確率で泣く。)
・野やぎさん(もう、どのnoteもステキ!上手い言葉が見つからない。)
・エムコさん(爆笑、爆笑、爆笑の後に涙が。)
・穂音さん(どのnoteも引き込まれて心が温まる。スキした時のワンちゃんの写真も楽しみ。)
・逆佐亭裕らくさん(ホントに面白過ぎて笑って笑って笑って涙が出る。外出時に一度コーヒー吹き出した。ご家族のお話も笑いの中に物凄い感動があり、引き込まれる。)
・kaoruさん(奥様との優しい時間に胸打たれる。)
・takoさん(JKお弁当♪愛情タップリで美味しそう!!学生時代、自分でお弁当を作っていた私はtakoさんの娘になりたい。私が息子に作ってるお弁当が手抜き過ぎて愕然とする。)
・かえるさん(とにかくツボです!)
・碧月はるさん(静かな涙が流れ、自分の心の奥を見つめることができます。)
・Kさん(美しいものを美しいと、ご自身の感情を素直に表現される。)
今、パッと思いつくだけでもこんなにあり、その他にも沢山、沢山の方たちのnoteを楽しみにしていてそれだけでnote書けそう。ここには書ききれないです。みなさんありがとうございます。

noteを教えてくれて書くことを勧めてくれた息子、noteを書く楽しさに気付かせてくださった山羊メイルさんを含め、
みなさんにありがとうございます!
と、伝えたいです。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。

・・・

いつもトップ画面の絵を描くのに使っているノートとペン達。それを使って描いている私の写真をこのnoteのトップ画面にしてみました。

・・・

とてつもなく長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。

私は、このnoteに出てきたみなさん、読んでくださったみなさんに深く感謝しております。


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noteでよかったこと

子どもに教えられたこと

読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。