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にゃんことストーブと焼き芋

今朝、起きて直ぐから対流式の石油ストーブで焼き芋を焼きました。

暖かいオレンジ色の火
やかんとさつま芋が並ぶ

家中にさつま芋の甘い香り🍠

時々トングでひっくり返り、じっくり時間をかけて焼く。

さつま芋
焼いたのはもうちょっと太い
湯気が出ていたけど
写真には映りませんでした

甘くてホクホクでとても美味しい。
焼き立てをオトンに食べさせたくて、朝食後寝ていたのを起こして食べてもらったら、満面の笑みで喜んでくれました。良かった。

昨日は風邪でダウン。
正確には、木曜日から「あれ?なんか怠い?」と思いつつ、うがい薬で何度もうがして、痛み止めを服用しバタバタしていました。

昨日の朝、起きたら喉痛いし微熱。声はドラえもん。
流石に動けない。
スーパーオトンにいろいろお願いして、ベッドで横になっていた。

ズリッズリッと音がして下を見たら、さっきまで窓辺で日向ぼっこしていた次女ちゃんが「私も一緒に寝る」と座って私を見ていた。

「ありがとうありがとう、一緒に寝てくれるのね。」
ベッドに乗せ、ちょっと私の顔をクンクンしてから横で寝ている。嬉しいし、幸せだ。

夕方、雨戸を閉めに外に出たら、冬のひんやりした空気が気持ち良く、夕焼けが美しかった。

しばらく眺めると熱で火照った体が楽になる。

この夕焼けの色が好き
ホッとする

料理だけは自分で栄養たっぷりご飯作っていました。飲み物には熱いお湯に柚子と生姜を入れて。

昨日は、ウミネコスペースに参加し、途中からゆっくりと夕飯作りを始めた。
体調がすぐれずモヤモヤしていたけれど、離れているみなさんの声を聞けて、コメントを見れて嬉しい。
私は『ドラえもんの声を披露するだけ』という、空気読めない人だったけど、とても楽しかった。

スペースを聴きながら、キッチンのテーブルにまな板を置き、丸椅子に座って野菜を切る。
ゴロゴロ野菜と豚バラのトマトスープ。
オトンが食べれる柔らかさまで煮込み、仕上げにぽちゃんとバターひとかけ。

オトン、料理だけはできません。

お風呂から出てツヤツヤお肌のオトンが「美味しいね!」とモリモリ食べ完食。そしてオトン就寝。

夕飯が終わり、食器を洗って片付けてから、次女ちゃんのお薬を持ってきてくれる予定の動物病院の看護師Aちゃんを待っていました。

オトンが寝るまで元気だった次女ちゃん。
私も横に座って挿絵の下描きの続きを描いていた。

19時過ぎ、急に次女ちゃんの様子がおかしい。

呼吸が苦しそう。鼻をヒクヒクさせて、お腹は膨らんだりしぼんだりしている。
心音も早く、時々ヒューヒューという雑音が聞こえる。

声掛けしても目をつむったまま。顔も上げない。
「もう直ぐAちゃん来るからね」
さすると苦しそうなので、祈るような気持ちで麻痺している両足にそっと触れていた。
三女ちゃんも見守る。

「玄関の鍵開けておくから」と連絡しておいたAちゃんが来た。

次女ちゃん、パッと目を開き頭を上げた!
「奇跡?!」
小学生の時から次女ちゃんを可愛がってくれてるAちゃん。
「次女ちゃん大丈夫?お薬持ってきたよ」
頭を撫でられ、とても嬉しそうにしている。

まだ鼻はヒクヒクお腹もバクバクしていたけど、お薬もちゅ〜るでスムーズに食べてくれた。
ゆっくり寝ている次女ちゃん。

とりあえずホッとして、Aちゃんがおにぎりを取り出し「食べていい?」と言う。
夕飯も食べず仕事帰りに急いで来てくれたんだ。
残っていたスープを温めて器に入れ、食べてもらった。
三杯もお代わりしてくれて「じゅんみはちゃんのご飯はいつも美味しいよね!」ちょっと泣きそうになる。
隠れていた人見知り三女ちゃんも嬉しそうに寄ってきた。

しばらくお話して、次女ちゃんの呼吸も落ち着いたので、Aちゃんが「帰るね」と玄関に向かうと、寝ていた次女ちゃんが、また顔だけ上げて見ている。

何かあって息子が帰宅した時も同じように奇跡を起こす。
やっぱり、次女ちゃん大好きな人がくると嬉しいんだな。

お仕事忙しくて疲れているだろうに、わざわざお薬を届けてくれる、笑顔がピカピカの優しいAちゃん。
家族みんなに元気をくれる。

「いつもありがとね。とても助かるし、笑顔が見れて嬉しい。」と言うと「こちらこそだよ!会えて嬉しいし、小さい頃からお世話になってるから。じゅんみはちゃんも体無理しちゃダメだよ!」

ちょっと涙ぐむ、感謝しかない。

添い寝するか迷う。
この前みたいに急変しないか不安で胸が押しつぶされそう。
「私、落ち着け」とストーブで焼き芋を焼く。
寄り添って見守る。家中に甘い香り。
小さいさつま芋だったので早く焼けた。
ハフハフしながら一口頬張ると美味しさで心が落ち着いた。

小さくて可愛くて美味しい

食べ終わると、三女ちゃんも近くで寝ているし、次女ちゃんも穏やかに寝ている。
私も横でゴロリと見守っていたらいつの間にかウトウト寝ていた。
変な体勢だったので首やあちこち痛い。
私も風邪なので、3時に起床するオトンと交代するのを待たず、1時過ぎに自室のベッドで寝ることにした。

今朝6時に起床。オトンがニコニコ「おはよう!」と言う。
ああ、次女ちゃん大丈夫だったんだ。ホッとする。
私は熱が上がっていて、ドラえもんの声も昨日よりドスがきいている。

ストーブを着け、また焼き芋を焼く。
オトンの朝食だけ用意して、キッチンの椅子に座り、牛乳をたっぷり入れた熱いカフェオレを飲む。

鳥さん応援ありがとう!
お薬もちゃんと飲むよ

陽が出てきたので雨戸を開けに外へ出た。

美しく晴れた青空に太陽の眩しい光と暖かい風。心地良い。

雨戸を開け、戻る。
網戸にしていたので、そこで次女ちゃんが気持ち良さそうに外の景色を眺めながら日向ぼっこしていた。
網戸じゃ寒いかな?と次女ちゃんの体を触ると、陽の光でポカポカ。
そのまま窓を閉めず、網戸のままにしていた。

ストーブを消したら、食器棚の上のにゃんこベッドで寝ていた三女ちゃんも日向ぼっこしに来た。

ストーブの暖かい空気は上に溜まるので、火が着いている時はそこで寝ている。

寄りかかり過ぎて壊れた
にゃんこベッド

壊れたけど、お気に入りなのでかまわず寝ている三女ちゃん。

もとはコレ

ほっぺた重かった?
ちゃんと修理しましたよ。

ストーブを消すと降りてくる。

気持ちいいね!

ちょっと外を見てから、次女ちゃんの頭を舐め始めた。
ずっと舐めている。

お姉ちゃん大丈夫?

次女ちゃん、とっても嬉しそう。

ありがとう

お礼のチューしていた。
なんて幸せな光景なんだろう。
また泣きそう。

『ストーブで焼いた焼き芋が美味しかった』

『オトンが洗濯物を畳んで片付けてくれた』

『にゃんこが日向ぼっこしながら仲良くしていた』

たったそれだけのことなのかもしれない。

けれど、私にとっては大きな幸せであり喜びなのだ。

『日常の中の何気ない小さな幸せ。』

それが、どれだけありがたいことか。

私は双極性障害です。ADHDのような症状もあります。
体も、癌やお腹の手術をしたので、同年代の人達と同じ様には過ごせません。

いつも自分に自信がない。

余計なことやっちゃった?
余計なこと言っちゃった?
また失敗しちゃった。
上手く体が動かなくて予定通りにいかず、もどかしい。

反省ばかりしているのにまた失敗する。

そんな中で、ちょっとした嬉しいこと、小さな幸せがあることで

私は私でいいんだ。
「こんな私は嫌」
ではなくて
「これが私なんだ」
と受け入れられる。

不快な気持ちにさせてしまった時、直ぐには気付かず後から気付く。物凄く落ち込む。

けれど、何かしら喜んでもらえた時は物凄く嬉しい。

『日常の中の何気ない小さな幸せ』

嬉しいことと嫌なことってだいたい同時に起こる。

だから、小さな幸せを見逃さないように、大切にしていたい。

私も家族もみんなも笑顔でいれたらいいな。

『にゃんことストーブと焼き芋』

今日も、小さな幸せみつけたよ!


・・・


私のベッドで寝ている三女ちゃん
ポカポカ気持ち良さそう

ちょっと横になろうと思ったら三女ちゃんが寝ていた。
ああ、なんて可愛いのだろう。

ストーブ調理用?
アルミホイル

ちょうどアルミホイルが終わってしまったら「またストーブで焼き芋焼いてね」と、さっきオトンが買ってきてくれた。
ストーブで、パンやミカンも焼けるし、焼きおにぎりもいいねー♪おでんも煮込めるね!なんて笑いながら話せた。

ご飯もパクパク!

次女ちゃんが12/1に呼吸困難になったかなり前から、自然のままで好きなように過ごさせたいと、酸素ルームを使わないことにした。
呼吸困難になった時も酸素ルームを使わなかった。
無理しなくていいよ。みんな側にいるよ。只々撫でて見守った。
命は助かったけど、両足麻痺してしまった時は、私のせいだと責めた。後悔ばかり。
けれど、それでもまた次女ちゃんは優しくしてくれる。みんなに笑顔をくれる。
生きたかったのかもしれない。
本当のところはわからないけれど。


いろんないろんないろんなことがある。


失敗ばかりの私、
にゃんこのような愛らしさで、ストーブのような暖かさで、焼き芋のような美味しさで、嬉しい!楽しい!と心と体が喜ぶ。

よくわからない例えになってしまいましたが、
みんなにいろんな幸せをもらえること。


感謝の気持ちを忘れずにいたい。



去年か一昨年の
三毛猫三姉妹
三女ちゃんが
家の娘になった頃の
三毛猫三姉妹



じゅんみは


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