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「少年クロニクル」を全人類に布教したい


したい。


サカオタで映画ファンのオタクがエクストリリースからGENERATIONSにハマった過程はこちらをご覧ください。

あんなに推しが決まらないと喚いていたのも今は懐かしい(たかが3ヶ月前ですが)。

あれから楽曲レビューしたり聖地巡礼したり楽しくファン活しています。

沼の底が見えねえ(真顔)



さて今回はですね、エクストの記事でも触れていた長年のお付き合いのフォロワーさん(ランペfam)に快く貸していただいた「PRINCE OF LEGEND」と「貴族降臨」「貴族誕生」の円盤を返却するにあたり、何かお返しができないかと持ちかけたところ「今やジェネに関してはそちらの方が詳しいと思うのでどこから手をつければいいかnoteにまとめて教えて欲しい」と言われたので、真正面から布教記事を書いてみようと思い立った所存です。

いや最高な品々を貸してくれた挙句に「好きなだけ好きなもの語っていいよ」とか聖人君子すぎない? 最高か?

ということで愛を込めてこの記事を書いています。「初心者が沼った過程」を描いているので、できれば他ジャンルのフォロワーにも読んで欲しいですし、新曲もリリースされたし、今週末地上波でパフォーマンスするしで触れる機会が結構あるので、この機にぜひ知って欲しい!です!!!


GENERATIONSというグループの魅力はもう語り尽くせないというか記事一本でどうにかなるような類のものではないんですけど、ひとまず「気になってる」という人にどこから布教するのがいいか考えたところ、まあ「1分入魂」とか「GENERATIONS高校TV」とかでバラエティ面を打ち出してもいいんですが、敢えてやはりここは大事な本業の素晴らしさからお伝えした方がよかろうと。

あれから自分もいろんなライブ盤を集めて視聴しまして、10年分の軌跡を辿るという意味では初期も初ドームツアーも全てものすごくいいんですが、やはり「少年クロニクル」の持つコンセプト、アートワーク、テーマ性、楽曲のよさ、パフォーマンスの質の高さが随一というか、これはやっぱり後世に残る作品なんじゃないかなと思った次第。


エクストは「ライブ体感アプリ」なんですが(厳密には音ゲーじゃないんすよ! 音ゲーだけど)、その最も初期に解禁(体験)できるGENEのライブとして「少年クロニクル」を設定した開発運営さんは非常に慧眼。かなり気になると思います。何あの奇抜なデザインと衣装は? ド定番曲の「AGEHA」を1曲目のプレイ楽曲として持ってくるのはまあ自然かなと思いますが、2曲目に持ってくる解禁曲が「A New Chronicle」なのもすごい。お陰でしばらくこの曲がライブで定番のグループ紹介曲なのかなって思ってました。ツアーのテーマ曲でオープニング曲なんですね。


エクストからLDH(とジェネ)にハマったって言ったらいろんな人に驚かれる(あと「なんで?」って言われる)んですが、きっかけは多分曲が好きっていうのと、エクストで小出しにされるライブ映像をフルで見たくて居ても立ってもいられなくなったというのが正しいです。だってエクストって全楽曲が1分半くらいに編集されてて全部見れないじゃないですか。曲の全貌もわからないしパフォーマンスも編集されちゃってんの。メッチャ気になりますよ! しかもある程度進めるまで譜面なしでライブ映像だけの再生ってできない仕様になってて(ミッションを進めると解禁できる。でもスコアと判定で決まるのでかなりやり込まないと初心者には難しい)、見たけりゃ買えって事だな……と認知が早かったオタク、即ポチりました。なので「少年クロニクル」は自分の原点にして現時点での頂点です。ここから全部始まっているので。

余談ですが今ジェネはWONDER SQUAREというツアー中で6月に3公演ほど控えてるので、その販促? テンション喚起?笑 としてこの「少年クロニクル」のライブ映像がYouTubeの公式チャンネルから配信されています。ワンクリックで見れるのでぜひ見てみてください。ワンクリック詐欺じゃない。


でそろそろ「少年クロニクル」の話をするんですが、このツアーのコンセプトってまじでこの時期にしかできないテーマ設定だなと思う。

私は何回か言ってるんですがジェネのメンバーとバチバチの同世代なので、彼らの抱えるノスタルジーに既視感があった。オープニング映像の郷愁がメッチャ「平成」で死にかけた。狂ったようにゲームボーイアドバンスやってたし、日本の子どもならではのやりとりの下らなさも覚えがあったし、あとなんか女の子の着てる服もその時代の小学生っぽさがあった。出てこなかったけどどんな文具品使ってるか容易に想像ついたよ! でも冷静に考えるとこの時代ってたかが15年前とかそんなもんなんですよね。だって彼ら自身がこの頃って20代半ばじゃないですか。真ん中の亜嵐くんが26歳の年。成人はしてるけど全然一人前には程遠いみたいな、そういう青さが彼ら自身にまだまだ色濃く残っているので、過去を相対化して極度に美化する居心地の悪さがなくてすごく好きだと思った。

我々の子ども時代って言われるほどいいものじゃなくて、小学校に上がって間もないくらいに同時多発テロがあったり、いちばん多感な時期に日本のあり方を根底から揺るがすような災害が立て続けにあったりして、「子どもの頃が無条件に今より良かった、過去に戻りたい」と無邪気に思うほど幸福な時代ではなかったように思う。というか、どうやって甘やかされて生きても、世界の方が安定しないというのをずっと目の当たりにし続けた世代だと思っている。それはもうその時代に生まれて生きてしまっているので仕方ないことなのだけど、そういう意味もあって懐古が単純な美化に終始しない表現に真摯さを感じる傾向にある。


概念化された「過去」を題材として引用しながらものすごく「今」を見せている姿。「少年クロニクル」の持つコンセプトってそういうことじゃないかなと思う。それはもちろん観客の個人的な記憶に訴えかけるアプローチをとっているんだけど、同時に個人(彼ら)の今を浮き彫りにする舞台装置でもある。

過去は過去でしかないので、今を輝かせたら御の字というか、過去をどう取り扱うか(取り扱うことができるか)はその人にかかっているんだけど、当たり前のことだけど彼らの歴史が垣間見れた演出は引き込まれるに十二分だった。子供の頃の夢をモノローグに登場するシーン、神演出だと思う。堂々たる足取りにアートワークとの調和。ガンガン期待値高められたところにぶっ飛んでくる「A New Chronicle」。死ぬわ。


最近マネージャーブログの方で少年クロニクルの好きな楽曲なんですかみたいなアンケートがあったので飛びつくように「G-ENERGY」と送ってしまったんですが、2曲目がそれでした。しかも曲に入る前にパフォーマーソロが挟まれてまして、ここのダンサーとしての個性が浮き彫りになる感じ、堪りませんね。ジェネは性質がバラバラって占いでも言われてましたが、見事なまでに方向性がいろんな方を向いているからこそ、化学反応的に新しいものが生じてるのかな〜などと思いました。バーを模したセットも良い。少年とはなんだったのか笑

(ちゃんとダンスパートから入れてくれてる。わかり手)


他に好きな楽曲を個別に挙げると結構キリがないんですが、片寄さんの主演映画「きみと、波にのれたら」「午前0時、キスしにきてよ」の主題歌2作のパフォーマンスはドチャクソ良くて、この演出しかも当時出演した地上波の番組でもやってたんですね。最高か? ダンサーさんたちの表情も可愛くて最高ですよ。

最後の傘のシーンでちょっとフライングしてキスする亜嵐さんが見どころです。



あとこういう楽曲もあるの……!? と衝撃を受けたのでこっちも共有しとくね。ソウルっぽいのとかR&Bとかは私の血肉です。


公式で上がってるって最高だな〜〜〜!!!

DJ ALANは今や世界レベルなんですが、2019年11月のナゴヤドームをクラブにしたのは白濱亜嵐とDJ KOOくらいのもんでしょうよ!

メンバー全員の絆を可視化? 物質化? されたようで、ライブも終盤に差し掛かってこんなどエモい展開持ってくる? 念入りにファンを狂わせようとしていることはとってもよくわかった。歌詞がまためちゃくちゃいいんだよな。7人で完成形っていう矜恃と愛を感じる。


やばい動画を貼る手が止まりません。

中でもやっぱりこのライブというかツアーというか、象徴するのがこの一曲じゃないかと思う。

楽曲そのものもMVももちろん大好きなんだけど、選んで聴けと言われたらこのアレンジを選ぶわってくらいパフォーマンスが良い。

今もまたクロニクル(年代記)の一端で、自分が歩んできた道のりの末に今があるという楽曲のコンセプトもさることながら、その言葉をこんな7人の全開の笑顔で言われたらブッ刺さる他ないんですよね。

過去は笑顔ばっかりじゃないし、順風満帆でもないし、諦めたものもあったり、想像を絶するような経験もあったかもしれない、人の人生は他人が踏み入って良い領域では決してないんだけど、今この瞬間いい生き方をしてるんだなっていうのが全開で伝わってくるので。

勇気もらえるし、同じ時代に生きてることを誇りに思う。そう思わせるだけの眩しさがあってすごい良かった。この7人の笑顔で手を振る様子から全てが伝わってくる。じゃあもう、こっからリアタイで追っかけるしかないよね、という結論に至る。


時代は歴史で、大きな歴史とひとの歴史があって、それらが噛み合わさって人生になっていくものだけど、別にプライベートなところまで踏み込むつもりはなくとも、その人がその人としてそこに存在している限りはパーソナルな部分ってある程度滲み出てくると思うんですよね。それは意図するしないにかかわらず、生身の人間であれば多かれ少なかれ。

そうした生身の部分をエンターテイメントに、表現の中に落とし込んでくるのには技量が必要だし、表現し切るだけのある種シビアな目線も要求されると思うんだけど、その種の相対化をこの段階でこんな高いレベルでやってのけるこの人たちってすごいなと純粋に思いましたし、今度のツアーではどういう表現をしてきてくれるんだろうと期待は高まるばかりです。

少年の自分の延長の上に今の自分があることを恥じない、堂々とした立ち姿には何度も言いますが非常に刺激をもらえます。自分は全然近いことやってませんが、せめて表現を惜しまない生き方をしようと勇気をもらうばかりです。


色々言葉を尽くしましたが、あえて端的にいうなら、この円盤見たらすごく「彼らのことを好きになる」と思います。

かっこいいのもそうだし可愛いのもそうなんだけど、なんだかこのパフォーマンスをすごく応援したくなります。

表層的な色気とか技量とかはあくまで応援する一要素に過ぎない。それらも当然あるんだけど、もっと根底的に、もっと重層的に、携わる全てに幸あれと願わずにいられなくなりました。

という話でした。

4文で終わる話を長々としてすまんかった。




少年クロニクルだけじゃなくて公式から結構最近のライブ映像が上がってるんでこの辺もぜひ。

DJ ALANがぶっ飛ばしてる。


You&Iに毎回泣きそうになる。




さてさて6月は青森、三重、神戸の3公演を残しておりますが、一般発売まだ公演によってはチケットあるらしい。私も仕事が休みだったら遠征すんだけどな……

とりあえず奇跡的に当たったファイナル神戸に向けて仕上がりは上々です。3ヶ月の予習を披露する機会ですよ(?)

ちょっと夏はドラマ視聴が忙しくなりそうなんですが、夏以降のジェネの予定がリリースされるのを楽しみにしています。とりあえず今は狂ったように「新しい世界」聴いてます。どんな新しい世界を見せてくれるのか。


いつもお付き合いくださってありがとうございます!

そして全てのきっかけのフォロワーさんに改めて心からの感謝を。

販促は基本


頂いたサポートは映画、文学、芸能、またはそれに類する業界に正規の手法で支払います。より良い未来を、クリエイターの幸福を、未だ見ぬ素敵な作品を祈って。