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虹プロジェクトとか言うエレパレをどう観る!?


最近の悩み事は平仮名の「あ」が上手く書けないことです。最初に習う文字としては難しすぎませんかね。「し」とか「へ」から始まるべきじゃないか?でも日本人が最初に書けるようになる単語は「あい」なんです。素敵ですね。
ということで本日は2020年以降の映像コンテンツについて自分なりに思うことをまとめておきます。

-ハイコンテクスト化する作品と味覚を失った人間-

 Netflixなどの配信プラットフォームの台頭はハイコンテクストな作品(文脈の理解が前提となり受け取り側のリテラシーが必要なモノ)の強度、クオリティーを一層高めている。
その一方、反動としてインスタントな作品(既存のプロットでリテラシーを必要とせず誰でも楽しめるモノ)がWORK疲れした大衆を飲み込んでいる。この2つは対極でありながら程よいバランスで共存していたと思うが、互いに進化を続けたこと+コロナウイルスによる社会の変化により完全に別々の世界として住人たちで住み分けされた気がする。
 カップ麺しか食べてない人が職人の寿司を食べても本当の美味しさを分からないし、高級食品しか食べてない人はカップ麺を食べない。これと同じ現象がポップカルチャーにも起こっているんじゃないか?カルチャーにおける格差社会が誕生しているんじゃないか?ずっとあった事なんだろうけど、最近はより強くそう感じる。
 インスタントな作品ばっか観てるとハイコンテクストな作品の良さを理解できなくなる。ハイコンテクストな作品ばっか観てるとインスタントな作品を毛嫌いする。こういった味覚のバグが生まれてくる。インスタントな作品は大衆的な作りになっていて社会の共通言語となり、流行としての消費をされてしまうことから、作品としての賞味期限は早い。しかし資本は増加して、大量に次から次へと作られていく。
一方でハイコンテクストな作品は高度な作り込みでアートとして消費されることから、賞味期限はない。しかし予算が大きく、消費者が限定的なので生産性は悪い。環境問題と同じで一人一人の消費の仕方を変えていくことでしかこの構造は変わらないだろう。コンビニコーヒーばっか飲んでないでたまにはちゃんとしたコーヒー飲もう。ってことが言いたいし、コンビニコーヒーはめちゃくちゃ美味い!ってことも言いたい。
 なんでこんなこと思ったかって言うのも、僕が1番好きなテレビドラマシリーズ「マインドハンター」https://youtu.be/UTxD4NOIkXkが予算と視聴数の関係から打ち切りにならざる負えないといったニュースを見たからだ。撮影と編集がこんなに最高な映像作品他にないのに、ほとんどの友達は見てなくて、梨泰院クラス、愛の不時着、鬼滅の刃で盛り上がってるのを見て、せつなくなってしまった。僕は好きなものに壁はないので、どちらの作品も素晴らしいと思うが、鬼滅の刃で盛り上がってる人にマインドハンターはお勧めできないし、マインドハンター好きな人に梨泰院クラスを勧められない。
 

-メシアはクイーンズ・ギャンビット-

 ここまで対立してる二つの世界だが、稀に全員が良いと思えるハイコンテクストな作品が生まれる。こういった作品に触れることが味覚の補正になる。不思議と高所得でも低所得でも有色人種でも白人でも好きになってしまう作品は生まれてくる。昨年のその代表が「クイーンズ・ギャンビット」https://youtu.be/EC5EqT70Cgg

 是非観ていない人には観て欲しい。これを通してマインドハンターを楽しく観れる目を作って欲しいですね。上から目線ですいません。。
自分の好きな作品を守るためには沢山の人に好きになってもらう必要があるので、まずは数少ない友達から味覚を変えて行きたいのです、、
パラサイトやジョーカーなどの大ヒットした映画の見え方も変わると思います。

-虹プロジェクトを消費することは環境破壊-

 ここまでダラダラと偉そうに綴ってきたけど、僕はカップ麺とコンビニコーヒーが大好きなんです。一生それでも良いと思ってしまうこともある。けれども結局身体に悪いし胃もたれするし、消費することで世界は少しずつ汚くなってしまうんです。
そんなこと考えながら虹プロジェクトを観ていたのは僕だけなんじゃないかな 笑
 虹プロジェクトがどういった意図で作られたモノか考察すると、JYP事務所の日本における顧客増加が大きいと思う。プロットはTWICEにおけるsixteenと同じだが、朝の情報番組で流す事で今までオーディションドキュメンタリーを見たことがなかった人達を取込もうとしたんだろう。韓国ではあたりまえに流行ってる文化だけど、日本ではあそこまで大きい資本が投入された密着のオーディション番組は流行ってなかった。番組内の課題曲や自由曲もほぼ全てがJYP所属のグループの曲でプロモーションを感じざるおえない。K-popファンとしては彼女達の踊るBLACKPINKやMAMAMOOを観たかった。。そこで、前提となる世界で活躍できるアイドルグループを作るといった番組のテーマより裏の創作者の意図が気になってしまう。
 そんな中で10代のキラキラ輝く女の子達が本気で人生賭けて番組に参加している。彼女達はオクジャhttps://youtu.be/ZRdcINw9viw
のように飼育されて大人によってお金のために使い回される、そして消費者によって食い尽くされる。こんな残酷な構造が出来上がっているのだ。インスタントな作品の中に投入された煌めく彼女達は売り手と消費者によってカップ麺のように消費されてしまうのだ、、
ただ、番組観てる時は「カップ麺ウメ〜〜」って感じで等身大で青春してる彼女達に終始涙してました 笑

簡単に消費してしまうことが世界を悪くしてしまうと思いながら結局消費してしまうんです。
だって世界はもとから狂っているのだから

〜あとがき〜
うん。niziuの良さを伝えたくて書き始めたんだけど、謎な文章になってしまった。格差問題や環境問題の構造がカルチャーにもあるなって思ったんです。でも結局そんなん考えないで君が純粋に面白いと思うものを摂取すればいいよ。
ちなみにもし僕がJ.Y.Parkだったらリマ、ニナ、リオ、マヤの4人組にしたかったな〜。
飽きるまで毎週なにかしら更新と、10曲のプレイリストを作ろうと思います。ディグル事に疲れた人のために、良い作品を沢山紹介できれば良いと思ってます。

https://music.apple.com/jp/playlist/a-week-1/pl.u-NpXmm27T42b0g7







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