見出し画像

ギターピッキングの世界(生物学や物理学の深遠な世界を理解するためには、高度な抽象的数学が必要です。)

🔳キレイな音を出すためのピッキングについて、詳しく説明します。右手の使い方が非常に重要であり、特にフローティングと呼ばれるフォームがおすすめです。フローティングでは、右手首をどこにも固定せずに弾くことで、自由な動きを実現します。この方法で練習することにより、ギターソロやリズムギターの演奏がスムーズになり、音色が豊かに広がります。

一方で、右手をブリッジに固定し、ピックを強く握って弦に引っかけるように弾く方法もよく見られますが、これはピッキングのノイズが大きくなり、音が細くなるためおすすめできません。特に高音弦では、ピックと弦の角度がきつくなり、ノイズが大きくなります。

理想的なピッキングは、ノイズが小さく、音が良く響き、ダイナミックレンジが広いものです。これを実現するためには、弦に対して平行にピックが当たるようにし、弦を押し切るのではなく、はじくように弾くことが重要です。この方法で、弦の振動が自然に伝わり、豊かな音色が得られます。

また、ピックの持ち方も大切です。あまり強く握らず、指から簡単に落ちるほど軽く持つことで、弾く力が適度になり、音がクリアになります。ピックを強く握ることで、無駄な力が入り、音が悪くなることがあります。

要するに、キレイな音を出すためのピッキングは、右手の自由な動きと適切なピックの持ち方、そして弦との角度が重要です。フローティングフォームを実践し、練習を積み重ねることで、美しい音色を楽しむことができるでしょう。

一部のギタリストは、右手をブリッジに固定して弾くことにより、ピッキングのノイズが少なくなったり、弾きやすくなることを指摘しています。しかし、フローティングと呼ばれる右手を特定の場所に固定しない弾き方をするギタリストも大勢います。

🔳フローティングの利点の一つは、単音とコードを混ぜた演奏がしやすくなることです。固定している場合、右手を移動させなければならないため、スムーズな演奏が難しくなることがあります。しかし、フローティングの場合、ピックを持っていない指での指弾きを混ぜたり、コードでも単音でもあまりフォームを変えなくて済むため、ジャズやカントリーのテクニックなども取り入れやすくなります。

また、ギターの種類を持ち替えた際にも弾きやすくなることがフローティングの利点の一つです。ギターのブリッジは形状やボディ内での配置がさまざまですから、固定しているとギターの種類を持ち替えた時に、極端に弾きづらくなることがあります。例えば、レス・ポール・タイプのギターで右手をブリッジに固定していると、ストラト・タイプに持ち替えた時には右手の位置がボディ・エンド側にかなり動くことになり、肩が上がってしまって弾きづらく感じる人が多いようです。
フローティングにしていると、ストラトでもレス・ポールでもアコギでも、右手への違和感はかなり緩和されます。

さらに、フローティングの場合、音色を右手だけで調整しながら弾くことができます。ネック寄りで弾くと甘い音、ブリッジ寄りで弾くと低音が少ないブライトな音になるため、アンプのセッティングなどを変えなくても、音色を使い分けることができるようになります。

※フローティングは、完全に弦から浮かせるわけではなく、特定の場所に固定しないことを指します。

🔳ピッキングを矯正するための具体的な練習方法を紹介します。まず、エレキギターで練習する際には、必ずアンプを使用し、良い音にすることが重要です。そのため、音量を少し上げて、トレブルを上げ、トーンも全開に設定すると、ピッキングの練習に適した音色になります。

練習方法としては、まず3弦の開放弦をダウンピッキングで連続して弾いてみることから始めます。
この簡単な練習でも、親指の位置や指の角度、ピックの当たる角度などに気をつかわなければならないことがわかるでしょう。
次に、4弦の5フレットを人差し指で押さえて弾き、中指で6フレット、薬指で7フレット、小指で8フレットを押さえて弾き、ポジションを移動して同じように上がっていく練習を行います。
この時、小指から人差し指に下がっていくときに、注意してピッキングのノイズが出ないようにしましょう。
このノイズが出る原因は、力を抜いて押技を解除する際に、手が中央に寄って他の指にくっつこうとして、弦の表面を擦ってしまうからです。そのため、力を抜きながらも指を開いて、指板から垂直に持ち上げるように意識することが必要です。

🔳このような練習を繰り返すことで、意識的にピッキングを矯正することができます。
ただし、長年続けてきた悪い癖を改善するためには時間がかかる場合があります。そのため、早めに練習を始めることが重要です。また、この練習ばかりに時間を費やす必要はありません。日々の練習の中で、丁寧に弾くような習慣をつけることで、どんな時でも綺麗な音で弾くことができるようになります。
意識的にある程度続けていると自然にできるようになります。

プロとして活動している人でも、リバーブなどのエフェクターをオフにすると、ピッキングや運指のノイズが目立って音が汚いことは珍しくありません。ですから、丁寧に練習をすることで、より綺麗な音でギターを弾くことができるようになります。

🔳ここまで読んで、練習にこれほど丁寧に取り組んでいたら、実際の演奏では無理ではないかと感じる方もいるでしょう。しかし、このような練習を一定期間行うことで、自然と正しいピッキングや運指が身に付き、演奏時に無意識にできるようになります。
悪い癖が長期間続いているほど、矯正には時間がかかりますが、早い段階で練習を始めることが望ましいです。この練習に長時間を費やす必要はありません。たとえば、1日5分程度の練習でも効果があります。プロのギタリストでも、エフェクターをオフにすると、ピッキングや運指のノイズが目立って音が汚れることが珍しくありません。そのため、プロ並みの魅力的な音色でギターを弾くことは、意外と難しくないと言えます。
丁寧な練習を習慣化することで、どんな時でも美しい音でギターを弾くことができるようになります。ゆっくりとした動作で自分の弱点を認識し、良い音でギターが弾けるようになれば、ギターをより楽しむことができるでしょう。他のエクササイズを行う際も、同様に丁寧な練習を心がければ、綺麗な音で演奏できる技術が向上すること間違いありません。練習を続けることで、自分のギター演奏が大幅に向上し、より深い楽しみを見つけることができるでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?