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2024年3月27日の夢

 私の一家は魔法一家だった。全員魔法が使えた…はずだった。
 ところが私以外、力が落ちていた。魔力を維持する食料をあまり摂ってないからだった。

 ある日、我が家のホウキを取り出した。そう、それは空飛ぶ魔法のホウキだった。家族は誰も乗れなくなっていた。

 私はホウキを跨いだ。軽く空を飛びたいと願うだけでふわりと浮き上がった。私は近所を一周した。
周りは平屋の民家や空き地が多いので自由に飛べた。

 それを見ていた人達がいた。魔法のホウキを欲しがり、私の家にやって来た。
 私は他の家族にホウキを跨がらせて『ホウキで空なんて飛べませんよ。ははは』と答えて煙に巻いた。
案の定、家族は飛べなかった。

 ホウキを欲しがる人は腑に落ちないという顔をしながら私のもとを去っていった。

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