Modular Synth No.1 [始めたときの話]

モジュラーシンセが巷では流行ってきていると聞いて、自分自身が始めた時の話を書いていこうと思います。

まず初めに重要なのは初期投資です。
PCのソフト上で行う場合を除いてお金は必要となってきます。(そしてこれからも必要となってきます)
もし無料で触ってみたい人はVCV Rackで始めると良いと思います。

https://vcvrack.com

私の場合は3ヶ月間振り込まれなかった給料が一度に入ったので、お金がありすぎると錯覚してしまい勢いで購入しました。
その時の経験をもとに、買っていくと良い順番などを書いていきたいと思います。

まず最初にモジュラーシンセにも種類がいくつかあり、それぞれ機能が違うものを購入していって合体させるものと、ある程度の機能が一つの箱に収まっているセミモジュラーシンセというものがあります。

セミモジュラーでも種類によってはパッチングで中のモジュールの順番を変えることができるので、機械に配線がずらりと並んでいるようなカッコイイ状態を作ることができます。


さて完全に別れているタイプの場合は自作PCを作るかの如く、ケースと電源から揃えていかないといけません。
正直ケースがかなり高額なものが多いので、ここで迷う人も多い気がします。

TIPTOP AUDIO Mantis Blue
https://amzn.to/3J54dgp
¥60,361

ARTURIA RackBrute 6U
https://amzn.to/3hLpIGM
¥41,504

Behringer EURORACK 104
https://amzn.to/3sPKWtD
¥9,020


上記のように
・ケースのみ
・電源付きケース
のような場合もあったりしますが、どちらにせよここでお金をかけすぎてしまうと本題のモジュラーシンセを買う時の資金がなくなってしまいます。
毎月地道にモジュールを買い足していくようなことができる忍耐力がある人は良いケースを買いましょう。


色々ケースを探しているとモジュールが2つ付いてきて、電源内蔵、MIDI to CVも付いて、ケーブルも少々。。の色々沢山入ったセットが売っていたので、そちらをメインに欲しいモジュールを足していくのが予算的にも丁度良いと思いました。
それが以下のキットですが、海外通販サイトなので購入時にちょっとした困難がありました。
その話はとりあえず置いておきますが、こちらが内容的にもかなりお得なセットなのは間違いありません。

https://www.sweetwater.com/store/detail/NiftyBundle--cre8-audio-niftybundle-eurorack-case-with-modules-and-cables


必要な機能のものは全て個別で揃えないといけないので、通常であれば

・ケース
・電源
・MIDI to CV
・モジュール 1(オシレーター2機+LFO内蔵)
・モジュール 2(シーケンサー)
・ケーブル

こちらのものを買わなければいけないのを一気に、かつ格安で購入できます。

しかしこのキットを購入してもただ音が出続けるだけです。音を出すセッティングをしたら音は止まらずになり続け、ノブを回してピッチや音の質感を変えるくらいしかできません。(これだけで楽しむのに充分な価値はありますが)
音を聴こうにもオーディオミキサーがなければ丁度良い音量で楽しむことさえできません。
そこでプラスして購入した方が良いものを以下に記していきます。


・シーケンサー (KORG SQ-1) https://amzn.to/378RXNH
ピッチとタイミングを作り出せれる
・ローパスゲート (LPG) 例:https://amzn.to/3vKQNlD
音を良い感じに切ってくれる
・ヘッドフォンジャック付きミキサー (VCA) 例:https://amzn.to/3HO4Glm
耳で聞こえる音量に調整できる


これがあればポコポコ自動で音を出して真夜中でも音を聞くことができます。
接続順としては

オシレーター (ピッチを操作するCVをシーケンサーから送る)

ローパスゲート (音の開け閉めを作るGateをシーケンサーから送る)

ミキサー

なので個別に買っておくと良いものを全て分けて書いてみます。

・ケース
・電源
・オシレーター (二つあると更に嬉しい!)
・シーケンサー
・ローパスゲート
・ミキサーモジュール
・ケーブル

一度買ってしまうとモジュールが増えていくことに抵抗がなくなっていき、すぐにケースが足りなくなるのは目に見えていますが、このように楽しく音を作る流れの一例を知っておくと始めるときの敷居は低くなるんじゃないでしょうか。

現状かなり安く始める購入代金の例を作ってみました。

ケース / Behringer 104HP
¥9,020
https://amzn.to/3INWzqd

電源 / Behringer CP1A
¥16,871
https://amzn.to/3sLEeob

オシレーター / Behringer OSCILLATOR MODULE 1004
¥13,860
https://amzn.to/3HO6lHC

シーケンサー / KORG SQ-1
https://amzn.to/378RXNH
¥9,758

ローパスゲート / Doepfer A-101-2
https://amzn.to/3vKQNlD
¥15,290

ミキサー / Behringer SYSTEM100シリーズ 305
https://amzn.to/3HO4Glm
¥13,860

ケーブル / 12本パック - モノモジュラーパッチケーブル - TS 3.5mm 1/8インチ [30cm ]
¥11,525
https://amzn.to/3sPd9AQ

合計¥90,184

Amazonでこの値段ということは、中古や他の専門サイトならもう少し安くなりまね。
LPGも電源を使わないパッシブタイプなら¥3,000くらいであったりします。
大体10万くらいの予算を準備してモジュラーライフを始めましょう。


ーーーーモジュラーシンセを始めて思ったことーーーー

・モジュラーを繋ぐケーブルについて
何本あっても困らないけど、結構高いんですね。。
ちなみに同じ色に揃える人もいればカラフルにする人もいるみたいです。
自分は断然カラフルごちゃごちゃ派。
ケースが大きい人は30cmや60cmの長さを多めに揃えた方が良いと思います。

・中古モジュラーシンセ市場
メルカリとかみていると入れ替わりの激しさ+価格の高さにびっくりしました。
中古でも値下がりしにくい性質があるからだと思います。あと大抵同じ人が沢山出してくれてるのでフォローしておくと楽しい。

・モジュールの安定性
かなり狭い市場かつ大量生産品ではないので、不具合割と多い気がします。
なので安心できるところで買った方が故障時の保証含めて良い結果を生む気がします。
環境にもよりますが、ピッチが不安定だったり、独立しているはずの出力に違うノブが干渉してくるのは愛嬌なのか、不具合なのか仕様なのか、さてどれでしょうか。。

・Behringerは正義

・知識の仕入れ先
これはとても面白いので長いですが見た方が良いです。このフェスに出ている人は全員要チェックです。
https://vimeo.com/ondemand/amcjmodularfes
Twitterもモジュラーシンセに限らない内容が多いですが、色々繋がってくる内容なのでシンセが好きなら面白いと思います。
https://twitter.com/AMCJ_Official

・現在の知識での書き殴りなので、自己責任でお願いします!


更に楽しくするために自分が追加で買ったものなどをまとめたNo.2の記事を製作中です!

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