万引は殺人?作家・井上ひさしは薪割りで許された?
大好きな作家、井上ひさしが、
『ふふふ』(講談社文庫)という
エッセイ集で、
小学時代、田舎で英和辞典を
書店で万引きした経験を書いてる。
大作家が、きちんとした媒体で、
本の万引きを白状する、
というのは実に勇気がいったでしょう。
そして、また、
そこの書店のおばさんがいい。
ひさし少年は、ある日、
衝動的に、英和辞典をセーターの
下にいれてしまう。
店を出る前、店主のおばさんに
呼び止められ、バレてしまう。
おじさんは警察を呼ぼうとするが、
おばさんは、警察は