マガジンのカバー画像

私はこんな人たちが好き!

153
大好きな作家や作品、また好きなフレーズなどをまてめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

【自費出版】少女へのプレゼントから始まった「不思議の国のアリス」

最近、アリスと島崎藤村に 関心が行ってしまう。 共通点は、自費出版!です。 アリスは、最近…

【作家】松本清張は文豪と呼びたいけど、呼べるのか問題

1960年代は、全集が様々な企画で 出版された珍しい時代。 最近読んだ本で一番、 愉快だったの…

【聖地巡り】村上春樹がいた学生寮とホテルの蛍。

『スプートニクの恋人』 『国境の南太陽の西』  『アフターダーク』   これは、村上春樹の中…

【無気力な読書】つげ義春、杉浦日向子がくれるのは現実逃避ファンタジー?

読書によって 無力、無気力を楽しみたい。 そんな時ってないですか? 普通は、読書によって …

【発作】年に一度の「ばなな読みたい」病がやってきた?

毎年、いつともなく、 でも必ずやってくる。 年に一度は、必ずやってくる。 よしもとばななさ…

【鴎外没後100年】どうしたら鴎外をもっと好きになれるだろう?

森鴎外の没後100年らしい、 今年は。 そんな鴎外の記事が 新聞やネットで出回るし、 書店にい…

【直木賞】ああ、良かった、窪美澄さんが報われた日だ。

今日の直木賞は、 窪美澄さんが取った。 良かった。 ホッとした。 2009年の鮮烈なデビュー以来、 ずっと第一線で、 作品を書いてこられた 実力の高い作家です。 女版・白石一文といいますか、 読んだらハズレはない、 非常に安定した執筆力。 でも、悪くいうと、 デビュー作みたいな鮮烈さが なくなると、 毎回ちょっとマンネリ気味に なるタイプの作家です。 ところで、作家には 生まれつき?成りゆき?の 星や運命がある気がするんです。 すごく好きで、 この若手作家はきっと 大

【村田沙耶香】「西加奈子と仲良くするな」と3回言われた

「西加奈子と仲良くするのをやめろ」 村田沙耶香のエッセイ集を 読んでいたら、いきなり こん…

【革命】学生運動の失敗と、村上春樹の台頭…

昨日、5月28日、 日本赤軍幹部・重信房子が 刑期を終えて出所してきた。 たぶん、ほとんどの…

【比較】宮部みゆきと恩田陸では、恩田さんがちょっと損をしている?

恩田陸はなぜかちょっと損を してるミステリー作家ではないか? 長いあいだ、そう感じながら …

【春樹】平成とは、村上春樹が大きくなり続けた時代だった

令和4年。 平成が幕を下ろして3年以上ですか。 早いなあ。 最近、思うんです。 そろそろ、…

【読書】ベスト30冊から見た、平成は遠くなりにけり?

「平成の30冊」(20019年3月発表) 1位「1Q84」村上春樹(村上春樹) 2位「わたしを離さな…

村上春樹を読まないなんて、人生、半分損してるよ?

村上春樹を偏見なく味わえた時代は 遠くなりにけり? 昨日、記事にも書きました 朝日新聞が選…

【待つ】向田さんは一生何かを待ちつづけた人でした?

向田邦子さんのシナリオを いくつも演出した盟友、 久世光彦(てるひこ)さんは 向田邦子さんの良き理解者でした。 最近久しぶりに 読み返して感じたことを少々 書いてみたいと思います。 久世さんの文章の文体がまた なぜか向田さんのそれに、 よく似ているのは偶然でしょうか。 ちょっと紹介させてください。 「あの人は人生のいろんなことについて、たいていは自分の方から出向いて、間違いなくきちんと選び取っていたように見えて、本当のところは、じっと辛抱しながら何かを待っていたのでは