見出し画像

特殊詐欺の人から電話がかかってきた

ある日、非通知設定から着信が。
いつもは出ないのだけれど
続けてもう一度着信があったので
「学校関係の何かかな?」とうっかり出てしまいました。

すると、「警視庁の者です。」と名乗る男性からでした。
聞けば、私のカードがマネロンに悪用された可能性があり
捜査の対象者になっているとのこと。

3つの脅し

  • 私のクレジットは身分証を用いて作ったため
    不正使用であっても私自身が起訴・拘留される可能性がある

  • 今後、私名義の資産が凍結される可能性がある

  • 新たにクレジット等を作れなくなる可能性がある

これが「ドア・イン・ザ・フェイステクニック」だ!

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックとは、
本命の要求を通すために、まず過大な要求を提示し、
相手に断られたら小さな(本命の)要求を出す方法。
人間心理を利用した交渉テクニックの1つ。

一般に人間には、借りができると、そのままでは気持ちが悪いため、
お返しをしなくてはならないと考える傾向がある(返報性の心理)。
ドアインザフェイスはこれを交渉に応用したものだ。

グロービス経営大学院のHPより

前段3つの脅しを畳みかけて「大阪府警まで来てください」と仰る。
東京在住であることを向こうは知っている為、
簡単には大阪に行けないことが分かっている上で、
こういうことを言ってくるんですね。

「行けません」と言うと、次の要望を言ってきました。
それは「このまま大阪府警に転送するので
電話で捜査協力をしてほしい」ということ。

事件番号やら、捜査は他言無用の為一人の環境かなど伝えてきます。

大阪府警役に転送か?の前に…

さて、転送するぞというところになって
「今お電話を頂いている方の所属とお名前を教えてください」
とお願いしてみました。

「警視庁2課の〇〇です」と回答されたものの、
その後保留になって切れてしまいました。

この段階で、絶対に詐欺だとは確信が持てていませんでした。
どっちだろう…という感じ。

実際の警察官と電話することに…

そして、実際大阪府に確認→警視庁へ電話してみよ→
と捜査2課の方とお話することに!ドキドキ。

すると、今月とても流行っている(病気⁉)詐欺ですとのこと。
「余計な電話をして仕事増やしてすみませんでした」と言ったところ
「全然大丈夫ですよ」ととても丁寧に色々教えてくださいました。

・警察からは非通知で電話をかけることはない。
・大抵、警察関係の電話番号は110が末尾につくが、
最近はその番号を敢えて使ってくる詐欺もいる為
110が付いているから安心とも言えない。などなど。

今回改めて、絶対にひっからないということは無いなと。
たまたまターゲットになっていないだけで
いつでもひっかかる可能性があるから
心しておかねば…と思ったのでした。
そして、警察への連絡(管轄の警察署など含め)
は躊躇わずにして良いということ。
以上!週明けに起きたビックリ出来事でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?