見出し画像

仮想現実[VR]には、ご用心。

 私たち人類は、何者かによって、おそらく労働要員=奴隷として人工的に開発された知的生命体……。

 ……であるとすると、私たちの意識には"覚醒=悟り"を妨害するプログラミングが仕込まれているだろう。つまり、使う側としては、奴隷など覚醒しないほうがいいに決まっている。

 人間が、仏教で言う輪廻転生を繰り返し、なかなか解脱できないのは、そういった妨害プログラムの効果なのだと想われる。シッダルタやイエスは、早くから妨害プログラムを破ることのできた、人類の先達だ。だから崇敬されている。

 ここにおいて、人類が体感している現実の全体が、我々人類を開発した何者かによってプログラミングされた『仮想現実=VR』であると唱える人がいる。

 面白い発想だし、理解しやすい。
 しかし私は、あえてその論を採りたくない。

 現在、超支配勢力は、でき得る限り精密なVRを開発し、人類に施そうとしている。

 メタバースも有名だが、要注意なのはニューラリンク社(イーロン・マスク氏が出資)による革新的技術である。小さなマイクロチップをヒトの脳に埋め込む技術によって、脳と外部コンピュータを一体化させようとしている。VRにゴーグルが要らなくなるということだ。

 この技術が成功すると、要するにヒトの意識の制御と支配が、断然可能となる。
 いわゆるムーンショット計画に準拠する技術開発なのである。

 ムーンショットとは、ヒトの意識を"自然なる現実世界と見紛うほど超精密なVR"に閉じ込め、アバターとして活動させ、その活動を現実世界で稼働するマシンやロボットに反映させようとする計画で、要するに、人類削減後の世界で産業を維持するために練られた作戦だ。ムーンショットというからには、いずれ月の開発を、この計画をメインに進めるつもりなのかも知れない。

 と、こういうことなので、私は、人類が体感している現実の全体が、我々人類を開発した何者かによってプログラミングされた『仮想現実=VR』であるとする捉え方を、敢えてしたくない。この現実世界がVRであるなら、他のVRで生きるのも悪くなかろうとの安直な発想が生まれ、流行することが、超支配勢力の狙いだと感じるからだ。

 この狙いに乗せられると、人類はますます"覚醒=悟り"から遠ざかることにもなりかねない。
 思うことが何でも叶う、本物の現実に優るとも劣らない超精密なVRなら、「オレ、そっちのほうがええわ」と、あっさりと誘導されてしまう恐れがある。申すまでもなく、煩悩=我欲を直接刺激する魅力に満ち溢れているのだから。

 私たちが三次元の存在であるから、現実世界は今、このように有って、こう見えている。

 私たちの意識が次元上昇すれば、現実世界は、想像を絶する巨大変化を遂げるに違いない。

 私には、超支配勢力がアレンジする見え透いたVRなどより、大宇宙の理によって営まれる自然な巨大遷移のほうが、比較にならないほどスリリングで愉快極まりないものであろうとの確信がある。

***