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それは誰のための行動なのか#33

どうも。ゆうちゃんです。
今日は成人の日ですね。自分の成人式が随分と懐かしくなってきました。
(歳を取りました)

さて、今回は初詣に行ったときに聞いた親から子への声掛けに違和感を感じましたので、そのことについて書いていきます。

初詣に行ったのは関東でもそこそこ有名な神社で、三が日は避けて行ったのですがそれでも混み合っていました。参道は列ができるほどでした。

そこで目にした光景ですが…

大泣きしていた子ども(多分3~5歳)に対して母親が「みんな見てるよ。恥ずかしいよ。」とイラっとした強めの口調で言っていました。子どもは泣き止むはずもなくその後もずっと泣いていたみたいです。(自分のお参りを済ませて帰る途中にすれ違った時も泣いていました。)

エピソード

〇親としての共感ポイント

まず思ったのは“そういう場面あるある~”ということ。幼児期の子どもは自分の感情をコントロールすることがまだまだ難しい時期。発達の段階によって差はありますが、コンディションの良い時はできるし疲れていたり空腹時はできなかったりします。そして、子どもは家であろうと出先であろうと関係なく自分の気持ちを全力投球してくる。

もしかしたら今回のように混雑している状況じゃなかったら違った対応をされていたのかもしれません。親もいつもと違う状況に焦る気持ちもあるよなと勝手に共感しました。

〇その時必要だったこと

こういう時に私ならどうするか。まず必要なのはその時の子どものコンディションがどうかということはしっかり見ておくことです。そして、何を要求しているのかということを把握します。現状把握無しには対応は困難です。

今回のケースだと、出店(でみせ)にあったからあげを食べたいと言っていたように聞こえましたが、親からするとその前に買ったもの(多分わたあめ)を食べきれてないのに別のものは買えませんみたいな感じでした。親の対応を見ていると子どもの話を聞くのではなく最初からNOを伝えちゃってました。

ここで必要なのはからあげを買ってあげることではないです。結果的にからあげを買ってあげられなくても、その結論を子どもと一緒に出していくことが必要なんですね。もちろん子どものコンディションが悪い時は大泣きするという同じ結果に至ることもありますが…それはそれです。

お祭りとか初詣とか、日常ではなかなか体験することができないこと。大人からすれば毎年行っている慣れた場所かもしれません。ですが、まだ数年しか生きていない子ども。しかも1年前とは分かる度合いが違います。それぐらい発達が早いです。そういう子から見るとワクワクが止まらないはずです。先を見通して、この先に○○があるからそれを買おうという判断は難しく、目の前に魅力的なものがあれば「これだ!」と目をキラキラさせます。
そういう子どもが楽しむことを親としては尊重してやりたいなと思います。

〇親の眼差しはどこを向いている?

冒頭のエピソードで書いた「みんな見てるよ。恥ずかしいよ。」という母親の声掛けへの違和感についてです。

結論から言うと、それはあなた(母親)が恥ずかしいと感じているだけでしょです。

子どもは恥ずかしい何て1ミリも思っていないと思います。欲求を満たしたい、分かってほしいということで頭がいっぱいです。今回の母親の行動は子どもに眼差しを向けてあげられていないと感じました。それよりも周りからどう見られるかでしたね。

大勢の人がいる場で子どもが大泣きしている状況に対して冷静に対応する余裕がなくなってしまうのは私も分かります。親(大人)は状況を理解して行動することができますから。ですが、そこで親目線で対応してしまっては結局子どもは何も満たされずに泣き続けるんですね。今回のように。

・まずは親も落ち着いて子どもとしっかり向き合う。
・子どものコンディションと今の欲求をしっかり受け止める。
・しっかり聞いて共感を示す(からあげが食べたいんだね。おいしそうだもんね。)。
・それからどうしていくかを子どもと話す。

時間がかかっても最低限はこの4つが必要だなと思います。時間がないからそんなことはできないという方…ご苦労様です。できることなら時間も親の気持ちもゆとりある時に行きたいものですね。

●まとめ

他人の行動を見てこういう時ってこうすることが大事だよな~と俯瞰してみることができ、私自身の行動を振り返ることができたエピソードでした。
この家族が普段どのような関係性なのかとか、今回の場面でどのように考えて行動されていたのかは全く分かりません。ただ、通りがかった十数秒の場面を切り取った私の主観で書かせていただいています。決してこの母親を否定しようということではないことだけはご理解ください。

今回のことを通して、私は子どもにしっかりと眼差しを向けられているかと問いかけることができました。
普段は空いている地元の神社しか行かないのですが、こうして普段と違うことをするってやっぱり色々気づきがあるもんだなと感じました。今年は未経験のことにも取り組む1年にしたいですね。

出店ってわくわくする

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また!ゆうちゃんでした。


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