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何ごとも知らなきゃ損するから学ぼうという話(家づくりの経験から)#2

昨日の記事をさっそく読んでくださりありがとうございます。(いいね!までいただけて嬉しいです)
今後もコツコツと積み上げていきたいと思います.

今回は、私が現在住んでいる家を建てる時のことについてお伝えしていきたいと思います。



▽家づくりを何となくで考えるとこうなる(実体験)

第一子が妻のお腹の中にいたころ…
「今のアパートも手狭だしそろそろ持ち家も考えてみようか」

当時の私たちの“家を買う”時のイメージといえば、
1.とりあえず住宅展示場に行ってみる
2.建売住宅はなんか面白くない #面白いって何
3.環境とか自分たちに優しい家が良い
4.住宅ローンを借りる

こんな感じだったのですが、いかがでしょうか。結構みなさん似たような感じではないでしょうか。
そんな私たちは、何の知識もないまま最寄りの住宅展示場へ。
立派な家が建ち並ぶ光景に目を輝かせながら有名どころのハウスメーカーのモデルハウスを数件見て回りました。

夢溢れる住宅展示場(フリー素材)

「んー...なんか違う」
夫婦でそんな感覚でした。広い部屋、豪華な設備、手の届かない価格帯。自分たちが住み続けるというイメージは全く持つことができませんでした。
そして、そのあとに待っていたのは猛烈な営業電話。(アンケートに素直に書いてしまいました)
ハウスメーカーは無いなと決めました。

次の手は中古物件を購入してリノベーションをする案。リノベ物件のカタログやネットで調べていると出るわ出るわおしゃれハウス。リノベーション会社にも話を聞きに行ってみましたが、中古物件はどれも築年数が30年近く。見栄えはよくなっても、隙間風とかいろいろ大丈夫そう?みたいな直感で無しにしました。(本当に決めなくてよかったと思います。ナイス自分!)

知識がないままに動き出すと、今お伝えしたように無駄な時間を過ごすことになります。我が家はたまたま選択しなかったからよかったものの、聞こえの良い営業トークに乗せられて(キャンペーンも盛りだくさん)契約してしまうことも大いにあると思います。
共働き世帯が増えている現状。忙しい日々を過ごしていればなおのこと。
なぜ持ち家なのか(目的)ということと、事前の情報収集の大切さを目の当たりにしました。

さらに気を付けておきたいのは、相手も商売であるということをこちらも意識することだと思いました。ピンキリですが営業のプロですので、お客さんが気持ちよくなるトークは訓練されています。うまく乗せられないためにも、客側のリテラシーが問われるのです。

▽都合の悪い情報は見えにくくされている

我が家では最終的に地元工務店に家づくりを依頼しました。工務店が行っている家づくり勉強会に参加したことがきっかけで、グイグイと営業に来ない感じや他社の悪口を言って自社の好印象を取りに来る感じもなく好感が持てました。結局は営業さんとの相性でしたが。。。 #説得力のなさ

いちばんの学びは会社に都合の悪いことはわざわざ喋らず、聞かれてもはぐらかすという営業の実態があるということでした。自ら知識を得て、納得がいくまで質問したり情報を集めて決めていくことが何よりも重要なんですよね。

住宅取得当時に進められていた「長期優良住宅」や「ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)」は、建材や施工過程において環境に配慮されているか、エネルギー収支(使ったエネルギーと創ったエネルギーの差)が0になるかなどいくつかのポイントの合算が認証基準を満たしていれば認証取得可能です。
しかし、いくら認証が取れていても住み心地が良いかは全く異なる問題で、例えば構造計算がされているかとか、UA値(断熱性能を示す)やC値(家の総隙間面積を示す)といった住宅の状態を数値で見れるものについてもはぐらかされたり、そもそもやってないということがあるそうです。

↓ご参考までに。(こちらの会社で建ててはいませんが書籍やHPなど家づくりの参考にしました)

そういう知識を持って家づくりに臨めば、目の前にある情報から取捨選択ができるようになるので、かなり選択肢を絞ることができました。
そして、住宅性能以前に大切なのが「お金」の問題でした。

▽住宅購入によって壊れる人生プラン

”住宅購入=住宅ローン”というイメージが強いのですが、こちらもそれ以上の知識はなく、自分はいくらぐらい借りれるんだろうなぁという呑気な日々を過ごしておりました。(本当に学んでよかった)
住宅ローンに限らず、お金を借りる時の考え方は大きく分けて二つあります。

一つは、借りられる金額から考えること。ざっくり計算ですが年収ベースで見ることができます。

住宅展示場やハウスメーカーで最初に聞かれるのが「年収」「自己資金(頭金)」「親からの援助」です。一番最初に足元を見られるわけです。(そうとも知らずに)
最高スペックのモデルハウスを見て夢を抱き、借りられる額をMAXで借りてしまう。その先にあるのは、住宅ローン返済地獄です。生活費を削って削って…住宅ローンを数十年にもわたり返済していく人生。誰も責任を負ってはくれません。

二つ目は、月々に返せる金額から考えることです。本当にこういうことを知ることができてよかったと思っています(マネリテ低すぎです)。
そのためには家計を把握する必要がありました。我が家の固定費と変動費の計算、収入の変動、子どもの教育費の試算などを考慮してお金から見る人生プランを作りました。書き出してみると、やりくりが厳しくなりそうなタイミングなども見えてきて、頭でイメージしているだけではダメだなと身をもって体感しました。

住宅ローン返済が始まって約2年になりますが、今のところ返済に家計が圧迫されるようなこともなく過ごせています。学ぶきっかけをくれた工務店の方との出会いに感謝です。

▼コツコツとやっていくしかない

今の世の中には情報が溢れ返っています。その中から自分に必要な情報だけを選択することは相当ハードルが高いですし、そもそも自分に必要な情報って何だかよく分かりません。変化もしますし。
結局は自分が身をもって体験し、失敗し、経験から学んでいくしかないのだなと思っています。聞こえの良い話に心を動かされるのではなく(そもそも良い話が自分だけに届くなんてあり得ない)、大事故にならないくらいの失敗をしながらコツコツやっていく、まずやってみるというスタンスを私は大事にしています。

こんな私の経験が、誰か一人の選択の一助になる日がきたら嬉しいなと思っています。
無知は怖いです。感情のままに動くのは怖いです。自分の人生で大失敗しないためにも、ともに学んでいければと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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