こんばんは。ハルさんです。
記念すべき1冊目ということでなにを紹介するか迷ったのですが、私の好きな漫画ランキング堂々の1位であり、この趣味に目覚めたきっかけにもなったであろうこの漫画を紹介したいと思います。

基本情報

• タイトル　：乙嫁語り

• 作者　　　：森薫

• 巻数　　　：既刊14巻（2022年10月20日現在）

• ジャンル　：時代漫画

紹介

19世紀頃の中央アジア周辺地域を舞台に厳しい自然の中に生きる人々の文化や生活を描いた時代漫画です。
時代漫画とはいえキャラクターがよく立っていて、ただその時代の国の文化が分かるというだけではなく、一つの物語として高い完成度を誇っていると思います。
中でも「乙嫁」という言葉がキーワードになっていて、公式ではこれを「美しいお嫁さん」と定義しており、各地域での結婚や生き方の価値観、風習などが描かれています。
同じアジアという地域ですが、自分が住んでいる日本とは違ったこんな世界もあるのか…！と思いを馳せながら読みたい作品です。

おすすめポイント

なんといっても絵の描き込みが凄まじく、非常に綺麗な作画は画集を読んでいるかの様です。
作中には民族衣装や鮮やかな刺繍など複雑な模様がたくさん出てきますが、ひとつひとつ丁寧な描き込みは何度読み返しても圧巻の一言です！
他にも豊かな自然の背景、たくさんの動物、料理の描写など、上げればキリがありませんが要するに目が楽しい！
漫画とはストーリーを追いかけるだけではなくて、絵を読むという楽しみ方もあるんだなと気付かせてくれたところが特におすすめするポイントです。
また、あとがきに見られる緻密な時代考証も脱帽です。とにかく1冊に含まれる情報量がとてつもなく多くて、これが刺さる人には至高の時間を過ごすことが出来る1冊だと強くおすすめさせていただきたいです。

最後に

かなりハードルを上げてしまいまった気もしますが…
本作は現在14巻まで出ておりますが、一部オムニバス形式となっていますので気になる方は試しに1巻だけ読んで見るという風でも問題なく楽しめると思います。
ストーリーを追いかけるもよし、綺麗な絵を楽しむもよし、中央アジアの文化を学ぶもよし、いろんな楽しみ方が出来る乙嫁語りを知る人が増えることを切に願っております。

まだまだ語り足りない部分も多くありますが、また次の機会でお会いしましょう。
好きな漫画を語ろう　その001【乙嫁語り】でした。