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骨法の堀辺が来た(続)19

(承前)次に長野君の手紙を紹介する。
補足説明:差出人の長野太郎氏は、東京工業大学大学院を修了された後、フジタ工業に就職され、構造計算の業務などに携わっていましたが、夭逝(ようせい)されました。

 拝啓 先生には益々ご健勝にてご活躍のこととご推察申し上げております。私も宇都宮の現場で新入社員として、現場訓練に励んでおりますのでご休心ください。

さて、会報号外の「骨法52代司家堀辺師範の誤解釈を正す」は、楽しみに拝読いたしております。私も以前先生のお宅で拝見しました『換骨拳入門』の著者吉丸貞雄氏が持ち上げていた新羅三郎源義光公伝来「換骨拳第40世宗家渡辺一夢氏」が、今度は「骨法52代司家」を名乗って『空手と武術』に再登場して来たことは、近年まれな極めて愉快な現象だと思っておりました。なお、「換骨拳第40世宗家」と箔を付けたつもりでしょうが、武道界では○世を名乗る場合は宗家を名乗りません。その理由は、○世と宗家は同じ意味だからだと思います。
そこで、私なりに気づいた考察をご報告いたします。(続)

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