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2023年夏、白内障手術のてんまつ(Ⅱ)

【トップ画像】白内障の手術後、数日して空を見あげると、月の輪郭がややはっきりしてきた。(韓国ドラマ「花が咲けば月を想い」より。密造酒グループの頭領を追う宮廷の官吏が一騎打ちの場面。)

手術の体験を伝えたくて

“国民病”とも言われる白内障の、その手術のてんまつを記そうと思い立ったのは、情報があふれるネット上に、意外にも患者がわの体験(とくに心理面)がないと感じたからです。
 
体にメスを入れられると思えば、不安や恐怖が誰しも募るはずで、手術とその前後のことをくわしく知ることができれば、多少なりとも払拭できるのではないか。
 
で、前回のつづきになりますが、初診から土日が明け、セカンドオピニオン役に連れ合いを伴って、眼科医院でもう一度、メモを取りながら説明を聞くことにしました。
 
そして、手術後に通院しやすいだろうと自宅近くの〇〇眼科に決め、さっそく精密検査を受けることになりました。
 
――以下が再診先の初回の精密検査から手術、術後検査、現在までの流れです。

いろいろ面倒だった手術前後の2か月間

≪手術までの検査≫
6月14日 初回精密検査(視力、眼圧、黒目細胞数ほか)
  20日 再精密検査 (      〃      )
      ☛☛高血糖(糖尿病)では手術できないと言われ血液検査
      ☛手術スケジュール(案)提示される
      ☛後日、糖尿病ではないことが判明し、手術日決定

 
7月14日 手術前検査 (視力、眼圧、黒目細胞数ほか)
      ☛単焦点レンズor多焦点レンズの選択
  18日 ☛☛術前点眼開始
       (点眼液2種~殺菌・感染抑制薬 ※1日4回点眼)

 
≪手術の日≫
7月21日 ★手術日★ (手術時間約10分間、術後に包帯装着)
      ☛☛以降、洗顔・入浴、飲酒などはおよそ1週間禁止!
 
≪手術後の検査≫
7月22日 手術後検査 (おもに傷痕検査、包帯解除)
      ☛☛術後点眼開始
      ☛術前2種+新規1種追加=炎症を抑えるステロイド剤追加
       ※1日4回点眼

  24日 手術後3日目検査 (傷痕検査のほか、視力、眼圧、黒目細胞数など――①)
  28日 手術後1週目検査 (①)※強烈な紫外線に目が十分に開けられない――②
8月4日  手術後2週目検査 (①)※出血痕跡あり ※まだ②の状態
  7日  執刀医検査    (①)※出血痕跡縮小 ※②に加え目がまだチラつく
  21日 手術後1か月検査 (①)※出血痕跡なし ※②は解消、視界ようやく安定
…………………………………………………………………………………………………
≪最終検査(?)≫
9月22日 手術後2か月検査 (※予定)

――こうやって書いてくると、比較的かんたんな手術と言われる白内障治療も、2か月ものあいだ、通院することになるのだ、とあらためて確認すると、よくしのいだと感慨深いものがあります。
(最後となるはずの<手術後2か月検査>を終えれば、つごう3か月間の通院となります)
 
まして、観測史上最多の猛暑日・真夏日を記録した2023年夏をどうにか乗り切ることができたと思うと、不思議に自信がわいてきます。
 
では、今回のハイライトシーンとも言える、手術当日の模様を、次にメモしていきたいと思います。

(つづく)


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