離婚後の決意

このままウダウダしてたら
気付いたらおばあちゃんになっちゃうかもしれない。
それは嫌だ。じゃあどうする？

よし！32歳までに子どもを産もう！

そんな決意から、親しい人からそうでもない人まで
あらゆる人にそんな話をしていた。

それを絶対叶えたいとかそんな想いは全然なくて
ただなんとなくそうしていた。

自由を謳歌

母の死と離婚と怒涛すぎた2012年も終わり
悲しみが癒えることはなかったけど
誰にも何にも気にしなくていい生活にのびのびしていた。

派遣社員だったので定時に仕事を上がり、そのまま銀座や渋谷などに直行して呑み会(呑めないのに)やセミナーに参加して終電で帰る。

そんな毎日を送っていた30歳目前。

おかげでいろんな人と知り合うことができたし
人を見る目、みたいなものも養われた。

どうにしても、私は人に恵まれているなぁと感じることがたくさんあった。

20代はお金に追われて

彼氏とお金に振り回される生活をしていたハタチ過ぎ。

自分のためじゃなく、彼氏にお金を貸すために借金(消費者金融系の)をして、予定通り返済されずに自分が苦しくなる。

手取り20万もいかない、しがない販売員だったのにね。

毎月お給料日を目指して働いて、お給料日当日にその月の支払いを全部終わらせて、また翌月のお給料日を目指す。

そんな返済に追われる日々を2〜3年して。
よく昼間の販売員の仕事でやりくりしたなって自分でも思うし、仲良い友達にも言われていた。

でもその彼とは結局別れて
別の人と同棲をはじめて結婚して離婚して。


「なんでわかってくれないの！」

っていつも不満溜め込んで悲劇のヒロインまっしぐらだった20代。


今考えるとだいぶ痛くこじらせた女だったなって思う。

秘密の妊婦

そんなこんなで、30代に突入。
大好物のセミナー行ったり、交流会に行ったり。

知り合いに誘われて会いに行ったらMLM(マルチ)の勧誘だったりとかもあったし、私もやっていた時期もあった。

ただ、あれ系のビジネスは全く否定はしないけど自分には合わないと気づいてからは、誘われることも不思議と減ったので、一般的なビジネス系のセミナーや交流会に参加していた。


そんな日々の中、妊娠が発覚。

いろいろ一山二山、三山くらいあったんだけど、それだけで1日語れちゃう程なので割愛して(聞きたい方は直接聞いてね！)


煮え切らない相手の態度にイラつきながら
それでも待ったなしでお腹はどんどん大きくなり
ありがたくも赤ちゃんはスクスク成長していき

もういいや、と諦めて結婚しないまま出産することに。


おかげでずいぶん長いこと、妊婦であることを隠しながらの生活となった。

幸いなのか、お腹が目立つ頃には寒くなっていたのでメンズの大きめのパーカーを着て、常にポッケに手を入れていたら、まぁバレないこと。

もともとのふくよかさも相まって
「またちょっと太ったのね」
くらいにしか思われていなかった。

それで臨月まで乗り切った。私すごい。(自分で自分を褒めたいと思う)

続く▶︎▶︎ 第2話　娘の誕生　結婚を願い忘れちゃった②

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