#56 テモテ第二の紹介

動画はこちら。
https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=1001071847&srcid=share

著者

パウロがローマで書いた。

内容

ネロによる迫害で再び囚われていた。

最初に捕らわれた時は自宅軟禁だったが、今回はもっと深刻。鎖につながれて死が目前に迫っていた。

パウロはこの温かい手紙をテモテに送り、神からの贈り物を熱心に用い、神に良いと認められるように力を尽くし、若い時に抱きがちな欲望から逃れるように勧めた。

1章:あたたかい励ましの言葉を書く。テモテはエフェソスに居た。アジア州に居た何人かの兄弟は自分から離れて行った一方で、危険を冒して、自分を探しに来てくれたオネシフォロを褒める。

2章:自分(パウロ)から学んだことを忠実な人たちに教えなさい。愚かで無意味な議論を避けなさい。そうした議論は争いを産む。

※2テモテはパウロが書いた14通の手紙の最後のものだった。釈放される直前か直後にヘブライ人への手紙が書かれた。

3章:
・サタンが支配する世界に住む人々が終わりの時代にどうなるかを予告。神の聖なるみちびきによって書かれた聖書は、テモテを賢くし、救いを得られるようにする。
・神への専心をつらぬいて、キリスト・イエスに従って生きる人は迫害を受ける。

4章:
・熱心に神の言葉を広めなさいと、テモテに厳粛に言い渡す。ある人たちが真理を拒み、耳をくすぐるような作り話を信じるようになる時が来るから。
・パウロは自分の死が近いことをほのめかし、マルコを連れて、急いで自分の元に来て欲しいと頼む。

以上。

感想

なぜだか、繰り返し聞きたくなる、2テモテ3

なんとなく、2テモテ4の中の、いずれかの「主」はエホバなんじゃないかと見てみたら、1か所だけありました。また、全体の意味内容的にも、新共同訳と特に変わらないように思います。

https://www.jw.org/finder?pub=nwtsty&bible=55004000&wtlocale=J&srcid=share

新世界訳と新共同訳を見比べて、エホバの名前を浮き上がらせるように読むのがちょっと面白い気がします。最初にこれに気付いた人もワクワクしたんじゃないかと思います。ただ、ラッセルさんは、エホバの名前を浮かび上がらせたバージョンを見ることなく死んでるようですね。英語版でも、1950年出版らしいので。。

もちろん、エホバの証人の聖書(新世界訳)で見ても、「主」のままのところもあります。2テモテ4の「主」は全部、イエス・キリストを指してそうです。裁くのはキリストで、銅細工人に報復するのはエホバって、使い分けがちょっとよく分からない気もします。

裁くのは、終わりの日より後にならないといけないわけで、報復は、終わりの日より前の、銅細工人が生きてる間ってことですかね。エホバはあらゆる時間に自由に動けますが、キリストが活動するためには、時が決まってる、と、そういう違いでしょうか。。

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