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11月の月間表彰(選手 / 監督 / ゴール):: WSL Watch #022

"WSL Watch #10"でまとめた10月に続いて、今シーズンのWSLの11月の月間表彰が選手(Player of the Month)と監督(Manager of the Month)とゴール(Goal of the Month)の3部門で発表されてたんで、ちょっと遅くなっちゃったけど。

月間最優秀選手:ローレン・ジェイムズ(チェルシー)

月間最優秀選手は3試合に出場して7節のリヴァプール戦ではハットトリック+1アシスト、レスター・シティ戦でも2ゴールを記録したチェルシーのイングランド代表FWのローレン・ジェイムズ(Lauren James)。1試合欠場したけど3試合で5得点1アシストなんで、文句なしの大活躍だったかな。今のWSLを語るときに絶対に欠かすことができないスター選手で、恵まれたフィジカルと卓越したスキルを併せ持ってて、キープ力と突破力抜群のドリブルも魅力なんだけど、特筆すべきはキックなのかな、やっぱり。全然強く蹴ってるように見えないのに強烈なボールが飛んでくるシュートとクロスはちょっと規格外って感じ。

この表彰とは直接関係はないと思うけど、ローレン・ジェイムズはこの期間に行われたUEFAウィメンズ・チャンピオンズリーグのパリFC戦でもアシストを記録、今月頭の代表ウィークのUEFAネイションズ・リーグのオランダ戦で2アシスト、スコットランド戦では2ゴール1アシストを記録してて、ちょっと手がつけられない状態だったりする。あと、有名な話だけど実兄はチェルシーのメンズ・チームで活躍してるイングランド代表SBのリース・ジェイムズ(Reece James)だったりして、リース・ジェイムズはちょいちょい妹の試合を観に来て(て、その姿が中継映像で抜かれて)たりもする。今のサッカー界で最強の兄妹かも。

ちなみに、ノミネートされてたのは以下の6人。けっこう渋い選手も選ばれてる。

月間最優秀監督:ヨナス・エイデヴァル(アーセナル)

月間最優秀監督はアーセナルのヨナス・エイデヴァル(Jonas Eidevall)監督。4戦4勝で順位を7位から2位まで上げてるんで、わりと順当な選出なのかな。

ちなみに、ノミネートは以下の4人。"WSL Watch #017"でも触れたけど、チーム力を考えると4試合2勝1分1敗って好調だったリヴァプールのマット・ビアード(Matt Beard)でも良かったかも? とも思ったり。

月間最優秀ゴール:レイチェル・デイリー(アストン・ヴィラ)

月間最優秀ゴールは第7節のウェスト・ハム・ユナイテッド戦で生まれたアストン・ヴィラのイングランド代表FWのレイチェル・デイリー(Rachel Daly)の豪快なボレー・シュート。昨シーズンの得点王にも輝いたリーグ屈指の点取り屋なんだけど、ビルドアップへの関与だったり、左右のスペースでの起点作りだったり、味方選手のためのアシストだったり、さらには前線からの精力的なプレッシングまでこなしつつ、ボックス近辺では足でも頭でも点が取れるスーパーな選手。個人的には、9番タイプのストライカーでありながらその枠には収まりきらない全方位的な活躍がバイエルン・ミュンヘンのメンズ・チームのイングランド代表FWのハリー・ケイン(Harry Kane)とか鹿島アントラーズの鈴木優磨、抜群の身体能力と確かなスキルを活かした野性味すら感じさせるワイルド且つアクロバティックなプレイがウルグアイ代表FWのエディソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)みたいだな...なんて思ってたりして。

ちなみに、ノミネートは以下の通り。11月はちょっとテクニカルなシュートが多かったかな?

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