6年目(丸5年)のバプテスマ無効請求

2022.1.23

兵庫県川西市花屋敷会衆 佐藤禎士(ディアマンテ)
兵庫県神戸市甲南山手会衆 西村信一(ブルー3)

バプテスマ無効請求を最初に出したのが
2016年12月であり、丸5年が経過しました。

私たちは宗教の信者を辞めたいだけであるにも拘らず、「もれなく忌避」の号令を出されるような人権無視の排斥断絶制度にわざわざ従うつもりなどなかった故にバプテスマ無効請求を提出しましたが、あなた方はそれに対して反論も出来ず、あいも変わらずお得意の無視を続けています。その結果、今現在はバプテスマを受けた正式な信者としての状態で思うように活動をさせていただいています。

しかし、私たちはどこよりも信じられない宗教の信者として扱い続けられるのは極めて不快であり恥ずかしく思っていますので、改めて無効の請求をさせていただきます。


今回は特に錯誤ということをテーマにお話しさせて頂きます。


組織はバプテスマとはその人と神との間でなされた約束なので無効になど出来ない、取り消せないものだと主張しています。(ものみの塔2017年4月号「誓約することは果たせ」13節)

人間や組織ではなく、あくまでエホバとその人との関係だとしています。(「聖書が教えていること」18章15節)

しかし実際にはあなた方がバプテスマを無効とするケースはあります。
それはある人について長老団が錯誤しバプテスマを受けさせてしまった場合です。そのような場合ならばバプテスマを無効としています。

つまり組織側がバプテスマを受けさせるべきでは無かったと感じる人、実際には自分達がその人に「エホバの証人」だとは名乗って欲しくないような人にバプテスマを受けさせ、正式な信者と認めてしまったことが後に分かった場合ならば、そのバプテスマを無効に出来るというものです。(「神の羊の群れを世話してください」の本、12章 審理委員会を設けるべきかどうかの判断 62)

これはつまり「神とその人との契約」などではなく実際には自分達の宗教への「入会手続き」とみなしていることの証拠です。組織との契約に過ぎないということを表しています。だからこそ組織側が相手に不備があるにもかかわらず錯誤してバプテスマの許可を与えてしまった場合には一方的にそれを無効に出来るとしているのです。(「神の王国は支配している!」の本 2章17節)
そうした無効権は組織側だけに有って良いはずはありません。なぜなら契約とは相互の約束事だからです。

私たちの側も組織について錯誤に陥っていました。ですからバプテスマを無効に出来る権利があるはずです。

私たちの側もバプテスマを受けてから組織や長老はあなた方の謳い文句とは全くかけ離れていていることを知りました。
契約するには全く不適格な相手でした。
今回はその数例を挙げましょう。


1.長老の質

こんなにも地元長老が暴君で質が低い人ばかりと思いませんでした。
佐藤は花屋敷会衆事件で三長老について心の底からそのように感じたことは言うまでもありません。

協会の説明ですと、長老は神によって任命されたものだと主張されています。
しかしながらそのエホバから与えられたと主張している立場を正しく使うのではなく、しばしばか弱い信者を苦しめるために用いています。
会衆内では聖なる民にふさわしくない暴言無視エコ贔屓などの多くの無価値な実が見られています。(マタイ7:15-18、使徒20:29)

またそうした長老を諌める協会の文言は極めて少なく、(仮に長老があなたを傷つけても)許し従いなさいばかりです。そうした教えに従うことが知恵の道だなどと言うのは暴論です。
そうした組織の態度ゆえに長老の間違いや恫喝がレアケースではなく会衆で常態化してしまっています。(聖書はそうしたオオカミが奇跡的に取り除かれるとは説明しておらず、ただその実によって見分けるようにと勧めています。)


2.終わりのタイミング

そもそも私たちがバプテスマを受けるように勧められた当時はこんなにも終わりが来ないとは説明されていませんでした。むしろ間近に迫ったハルマゲドンを生き残るためにバプテスマという手順を踏むのはどうしても必要だとされていました。
永遠に生きるの本の説明では「1914年に産まれた人が死なないうちに終わりが来る」とされていました。しかしながら来ないどころか、2014年には、王国設立100周年などと恥も外聞もない祝いをしていました。主張がここまで変わってきているのに恥ずかしくありませんか?

こうした、エホバの日をしっかりと思いに留め先延ばしにしないという組織の勧め、煽りに翻弄され、自分の将来を考えることを許されなかった信者、特に二世は、高卒中卒パート開拓などといった苦しい生き方を余儀なくされてきました。またそうであるにも関わらず支部委員たちは東大などいわゆる一流大学卒ばかりですが、組織の勧めどおりに生きて来なかった自分たちの経歴を恥ずかしく思わないのでしょうか?それとも馬鹿正直に組織の勧めに従った信者が馬鹿だと思いますか?

今でも信者たちはコロナ禍で「まさしく終わりの日の最終部分だ」と嬉々とし沸き立っていますが、これは私たちがバプテスマを受けた時に組織が教えていたことが実現しなかったのを隠すために都合よく「先延ばし」にした結果言われているに過ぎません。これもまたしばらく経てば捨てられる主張であり、人を錯誤に陥らせる無責任なものとしか言いようがありません。


3.拝金主義組織

こんなにも寄付、お金に汚い団体だとは説明されていませんでした。
結局のところ、WTはネズミ講、ネットワークビジネスまたは不動産ビジネスのようななりふり構わない金集めの団体でした。

例えば、北海道大会ホールは信者の寄付で費用が賄われ、無賃金の労働で建設され、大規模な修繕がなされましたが、そのすぐ後、曹洞宗に売却されました。
あなた方は売るつもりである事を説明したうえで建てさせましたか?修繕の為の寄付を集めましたか?修繕の為に働かせましたか?

イエスキリストは神殿で売買していた人を義憤交じりに糾弾しましたが、あなた方はそれより遥かに糾弾されるべき存在です。何故ならあなた方のやり方は騙して神殿そのものを売却しているようなものだからです。
その行為は信者との間でなされた約束に違反したものと言えます。この組織は「大会ホールや王国会館はハルマゲドン後も崇拝の拠点として使われます」などと言って金を出させ、タダ働きで建てさせ、維持の為にも働かせていたからです。


最後に

今回はあなた方が自身で組織を紹介していた内容とは異なり、全く契約を結ぶには不適格な相手であったということ、そしてそうした実態を知らされていなかったが故に私たちは錯誤しバプテスマを受けたということを数例だけ挙げ説明した。
速やかにバプテスマの無効を発表し勝手に信者として扱うような信教の自由に反する行為を止めるように改めて要求する。

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