今回の投稿から、2024年のやりたいことリストチャレンジ、始動です！

年末年始の休暇最終日、最後までみっちり遊びきってやろうということで、昨年末から気になっていた展示「みちのくいとしい仏たち」を見に行ってきました。

会場は、東京駅に隣接する東京ステーションギャラリー。
それなら、早めに家を出て東京駅周辺で朝ごはんでも食べちゃおうかしらと、欲張りセットで休日を満喫してきました。

今回行ったお店は、八重洲地下街にあるBubby's。
ハンバーガーやマカロニチーズなど、アメリカの伝統料理が食べられるレストランです。

そして私が注文したのがこちら！

バビーズグリドルスペシャル〜〜！！

スクランブルエッグ×ソーセージ×ジャガイモのソテー×カリカリベーコン×パンケーキというゴージャスな一皿です。

メープルシロップひたひたのパンケーキとしょっぱいベーコンの組み合わせ、一度食べてみたかったんですよねぇ〜。

少食な私がこんなわんぱくなブランチ食べ切れるか！？とやや不安でしたが、しっかりお腹を空かせて臨んだので余裕の完食でした。

以前、ある美術展を見に行った時に超空腹状態で入場してしまい、鑑賞中に「お腹空いた…。」という雑念に囚われ続けたことがあったんですよね。
なので、その時の反省を生かして、鑑賞前にはお腹を満たしておく、というのを心がけるようにしています。

お店のある八重洲側から、反対の丸の内側まで歩いたらちょうどいい腹ごなし。
良好なコンディションで東京ステーションギャラリーに到着です。

今回の展示では、北東北にある小さな村々のお堂や神棚に祀られた、地元の大工・木地師製の木像（＝民間仏）が展示されているのですが、もうこのメインビジュアルがいいですよね。
電車内の広告を見た瞬間に、行きたい！と強く惹かれる魅力がありました。

どどーんと存在感のある、絶妙な頭身バランスの愛くるしいお姿。
岩手県八幡平市の神社で祀られている、《山神像》とのことです。

展示されている木像は、荒っぽい作りながらも、作者の個性が強く打ち出されているのが印象的でした。
また、どの神様・仏様も、威厳があるというよりは、キュートでユーモラスな佇まい。崇め奉るよりも、そばで見守っていて欲しいような風貌です。

それではここで、私のお気に入りの木像をご紹介！

まずは、ポーズが特徴的な《尼藍婆像》と《毘藍婆像》。
（こちらのページから見られます↓）

腕をクロスさせた上でさらにダブルピース。
厳しい顔つきなのに、まるでギャルのようなポーズを繰り出していて思わず微笑んでしまいます。

私は仏像に詳しいわけではないので、どういう意味が込められているのかは分からないのですが…。詳しい方いたらぜひ解説してください。

二体目は、《不動明王二童子立像》。
不動明王は、人の心の迷いを取り除き邪な心を断つために勇ましい出で立ちをしているそうなのですが、この木像は丸みを帯びていてとってもエレガント！
腰のひねりもいい味を出しています。

顔力（目力的な感じで）は強めで、頼りがいのあるオーラを感じます。
護摩焚きによって黒く煤けているところもかっこいい！

そして三体目は、《六観音立像》。
これまでのものは「素朴でかわいい」という印象だったのですが、こちらの六観音は、シンプルに拝みたくなるような厳かさがあります。

他の木像同様、ものすごく精緻な作りというわけではないのですが、質素ながらも六体それぞれに違いがあり、見比べるのが楽しい。

私、「ベースは一緒だけどディティールが違う」ものにとても魅力を感じる人間で、その代表がPerfumeの衣装なんですね。（伝わらないと思いますがイメージだけは言っておきます。）

よって、この六観音には、Perfumeみを感じました。

《不動明王二童子立像》と《六観音立像》はホームページにも掲載されていたので、どんなお姿がぜひ見てみてください♡

（↓公式ホームページは埋め込みできなかったので美術展ナビのリンク）

今回の展示、色々な木像を見られるのももちろん楽しいのですが、それに加えて解説がポップで面白い！

セクションのテーマも「ブイブイいわせる」とか「やさしくしかって」とかおふざけ要素があり、企画した方の偏愛を感じます。

2月12日まで開催されているということなので、近隣にお住まいの方、ぜひ優しい微笑みの神様仏様に癒されに行ってくださいませ〜。

そして、今回はモーニング+美術鑑賞という合わせ技の記事になったのですが、なかなか楽しかったです。
美術館行った後にランチ、でも全然いいのですが、モーニング食べた後に美術館、の方がさらに豊かな休日を過ごしている感じがします！（個人的に）

ひとまず、「最低2ヶ月に一回美術館へ展示を見に行く」が今年の目標なので、来月以降も継続できるよう、アンテナを張って美術展情報をキャッチしていきたいと思います。

おしまい。